見出し画像

地中海"コスタ ブランカ"の眺め -Castillo de Santa Bárbara-

とある年の8月、ガッツリ猛暑日だった…

スペイン南東、バレンシア州地中海沿いの海岸線"コスタ ブランカ"Costa Blancaに面する港湾都市"アリカンテ"Alicanteでの一泊旅行。
当時暮らしていたバレンシアの街から距離にして150kmほど南の街、アリカンテは夏のバカンス時期に国内外の観光客が訪れ、ゆっくりと時間を過ごすリゾート地という感じ。

アリカンテを訪れた理由は同居人がイギリスに一ヶ月間英語留学に行くことになり、そのフライトが"アリカンテ エルチェ空港"Aeropuerto de Alicante-Elche Miguel Hernándezだった。

同居人曰く…
可愛いアタイを見送るためにアリカンテまで来なければならない!! 折角の機会なので前乗りして二人でアリカンテを楽しもう~!!と…半ば強制的に(笑)

高速列車で約2時間弱ほど、アリカンテへ…

-Estación Valencia-Joaquín Sorolla-
バレンシア出身画家 ホアキン ソローリャさんの名前の付いた高速列車専用の駅


サンタ バルバラ城 -Castillo de Santa Bárbara-

先ずは、アリカンテの街や美しいコスタ ブランカ、ビーチなどの景色を一望出来るアリカンテ観光では外せないスポット"サンタ バルバラ城"Castillo de Santa Bárbaraへ。
そのお城はかつて要塞で海沿いのベナカンティル山の上に建っている。

高速列車で到着後、駅からバスでベナカンティル山北側のポイントまで移動、そこから約15分ほど坂道を歩けばお城に辿り着く。

通路の書かれた看板map

訪れた後に知ったのだけど、ベナカンティル山の南側、ビーチ側にお城に上がれる専用エレベーターがあると…
山の下にトンネル通路が作られており奥にあるエレベーターで上がる仕組みらしい。往復有料…歩けば無料…知ってたら乗ってたけどな(笑)

お城見えてるけど道はくねくね
街の北側の景色、丸いのは闘牛場
公園とレストランの看板
三角の建物はマンション?
城壁まで来てヘアピンカーブを進む
入口到着
大砲があった… 元は要塞やからな
-Costa Blanca-
水平線が光る朝に〜♫
見えたのは地中海 コスタ ブランカの水平線…

そしてこの後、超偶然… 見出し画像の写真が撮れる。


素人版 ナショナル ジオグラフィック -Amateur National Geographic-

お城に到着後、下の方ではあったけれど海や街の景色もあちこち見えたので写真を撮っていたら海鳥が居た…カモメ…

おっさん、何勝手に撮ってんねん

黄色い脚で背中が黒く、嘴の下が赤い…
後日、何カモメだろうと"南ヨーロッパ 、スペイン、カモメ"で検索してみたら"ヨーロッパセグロカモメ" 学名はLarus argentatusという名が出てきた。ニシヨーロッパセグロカモメもおるとか…ややこしい(笑)

調べるほど書き手により生息場所が違ったり、日本語検索だと日本で観測されたカモメ記事が多かった…そうなるよね。亜種が多く区別も難しいと…

次にスペイン語Gaviota Argéntea europeaで調べたら脚がピンク色の画像ばかりが出て来たのでPatas amarillas黄色い脚を書き足し検索してみたら…
La gaviota patiamarillaがヒット、学名はLarus michahellis
英名はYellow-legged gull 、日本名は"キアシセグロカモメ" …

見たままか…そのままか(笑)

こういう場合、やはり学名判断か…Larus argentatusセグロカモメLarus michahellisキアシセグロカモメ
ただのセグロじゃ無いし…"キアシセグロカモメ"となるかと。

カモメはカモメ〜♫
わいは渡り鳥…ヨーロッパでキアシセグロカモメやらせてもろてます

この後、飛んだりする瞬間が撮れるかとカメラを向けていた…
その時!! 突然上を向き"アーッ"って鳴いたので、慌てて連射した!!!…ら…

素人版 俺だけのナショナル ジオグラフィック〜〜〜!!
連写した瞬間、上から別のカモメが飛来して来たのよぉ
びっくりしたわ、焦ったわ(笑)
その2 見出画像の写真
ファサって着地…
その後、飛来したカモメの表情は"スン"…
ペタペタと近づくも…
愛想無しの"スン"…
そして、そのまま飛び去って行った…
何アイツ… フォロワーか?

カメラ素人に相応しい、ちょいボケで撮れた瞬間…
最初で最後の"素人版 俺だけのナショナル ジオグラフィック"…(完)


サンタ バルバラ城からの眺め -Vista desde Castillo-

カメラ素人おじさん興奮冷めやらぬ状態のまま、続いてお城の上へ進む。
このお城は入場料無料、登って来た入口にはインフォメーションも見当たらずmap無しでとりあえず上へ向かった。

進むほどに街や海の絶景をさらに楽しめ、あちこちに鉄製の人形オブジェなども配置されていて要塞だった雰囲気も楽しめる。
日によってイベントなども開催している案内もあった。

中世のお城って感じ
サボテン…
カモメはお城のあちこちに居た
日向ぼっこでウトウトかよ… 奥は方は修道士?修道女?
-Ruinas de la Ermita de Santa Bárbara-
俗世を離れた小さな修道院跡?の遺跡
先へ進む
進んだ瞬間止まる(笑)
セイヨウニンジンボクらしい…知らんけど
上から下
鉄製の人形オブジェ
やり投げ代表…
誰?
狙われてた…
違う方向の下側
ガールズによる素材検査を受けてた
東側にも岩山
Costa Blanca & Playa del Postiguet
南側、地中海 コスタ ブランカ
手前はポスティゲ ビーチ、ホテル、ヨットにボートにタンカー… 圧巻だった
ズーム…
見張り台上にカモメ
ただただ景色に見惚れて…撮る
ビーチ西側のマリーナ
アリカンテ港と街の西側
かなり広範囲の景色を見ることができた
景色にうっとりしていたカップル…を含め撮る
これ井戸? 166mの山に井戸は無いだろう…
何か物資を上に運ぶためのものだったんじゃないかと考察した思い出…
ここにもスナイパー
違う方向など…

¡¡El paisaje estupendo, magnífico!!壮大な素晴らしい風景!!
暑かったけれど海風も吹いていた… 広大なパノラマに見惚れつつ移動。


アートと陶器 -Cerámica y Arte-

お城にはちょっとした小さな博物館のような施設がいくつかあった。
この山で発見された陶器や使用されていたモノ、青銅器時代やローマ時代の古いモノ、その他昔のアリカンテの写真も展示されていた。

他にも施設があったがこの時は入れなかった場所もあったような?

小さなものにアートは宿る? という感じか
陶器の欠片が壁一面に貼り付け飾られていたその一部
時代によって分けれらて展示されていた
こんな感じ
また別の部屋…あまり記憶がない
スペイン語説明が知らん言葉ばかりだったのだろう(笑)
紋章
昔のアリカンテと人々の写真
その2
その3
城を後にすることに
なんとなく花…
  カモメ飛んでるよ、他にも数羽いるよ

中世の頃、アラブ勢力からカスティーリャ王国 アルフォンソ王子が奪還した城、その日がサンタ バルバラの祝日だったことが城の名前の由来との事。


おまけ

この後、違うルートから南側へ下山し"ポスティゲ ビーチ"Playa del Postiguetへ。
ビーチは家族連れも多く、かなりたくさんの人が訪れていた。
ビーチ&ビーチサイド、マリーナ方面なども少々散歩したが、かなり雰囲気がよかった印象を持っている。ただ、めっちゃ暑くて焦げた(笑)

おまけの海岸線

続きのビーチ編を書けなくは無い…しかし日本の夏2024 マジ酷暑…
ノロノロ台風10号に振り回されたり、現在9月初旬も絶賛真夏日継続中… 
太陽が燦々と降り注ぐビーチはどなたも見たくないと想像するのでおまけ画像で終わりにしておきます。

素敵な景色を見られるサンタ バルバラ城がアリカンテのランドマークと言われるのは皆様に伝わっただろうか…

ではまた¡Hasta luego!

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