enfoque / 革小物職人

エンフォケ/enfoqueといいます。主にヨーロッパ産の革を使い、手裁ち、手縫いで革小物などを製作するヒトです。 普段の製作風景や数年暮らしたスペインで見た風景なども綴っています。 https://www.tallerenfoque.com

enfoque / 革小物職人

エンフォケ/enfoqueといいます。主にヨーロッパ産の革を使い、手裁ち、手縫いで革小物などを製作するヒトです。 普段の製作風景や数年暮らしたスペインで見た風景なども綴っています。 https://www.tallerenfoque.com

マガジン

  • スペイン バレンシア -Valencia-

    過去、日本の生活をリセットし、スペイン バレンシアにて長期語学留学、数年暮らしたバレンシアの街での暮らしやお祭りを風景写真と共に書いたまとめ

  • 革手縫い製作風景

    モノづくりや考えなど、普段の製作風景写真と共に書き綴ったまとめ

  • アンダルシア -Andalucía-

    スペイン アンダルシア地方のいくつかの街を旅した記録、それぞれの街の風景写真と共に書いたまとめ

  • 革手縫い道具&材料

    革手縫いの際に使用する、わたしの道具や材料革、手縫い糸などのマテリアルを写真と共に書き綴ったまとめ

  • マドリード -Madrid-

    スペイン マドリードの旅、街歩き、郷土料理のことをマドリードの風景写真と共に書いたまとめ

最近の記事

  • 固定された記事

少しの創造力と遊び心 -Bag charm-

製品かといえば、そういうわけでもない… オブジェ、サンプルか…  カタチを考えたり、革の質や癖、仕上げの精度など細部に気を使い作っていると、脳も身体も疲れが溜まってくる。 それは、ただの加齢よる…もの? あまり深く考えず、ちょっと遊び心を持って作るような… 真剣に楽しく作れるモノ… 何かあらへんか。 マイクロバッグと呼ばれる物があるが、それよりも小さいサイズでバッグにアクセサリー感覚で着ける"革製のバッグチャーム"。 2~3年前に、あっちこっちのブランドがファッションア

    • 地中海 "コスタ ブランカ"のビーチ -Playa del Postiguet-

      スペイン南東部の地中海に沿った海岸線"コスタ ブランカ"に面する湾岸都市"アリカンテ"での一泊旅行の続きであるが… おまけ画像で終わる気だった"ビーチ編" も入れて書くことにした。 残暑が続き、関西はず〜っと真夏日… ビーチなどの"猛暑美?"画像が続きますので、"快適な温度のお部屋"にてお読みすることをお勧めします…(笑) 一応補足"コスタ ブランカ"、日本語訳なら"白い海岸"…そのままやで。 アリカンテ県、北のデニアから南のピラール デ ラ オラダダまでの約200km

      • 地中海"コスタ ブランカ"の眺め -Castillo de Santa Bárbara-

        とある年の8月、ガッツリ猛暑日だった… スペイン南東、バレンシア州地中海沿いの海岸線"コスタ ブランカ"に面する港湾都市"アリカンテ"での一泊旅行。 当時暮らしていたバレンシアの街から距離にして150kmほど南の街、アリカンテは夏のバカンス時期に国内外の観光客が訪れ、ゆっくりと時間を過ごすリゾート地という感じ。 アリカンテを訪れた理由は同居人がイギリスに一ヶ月間英語留学に行くことになり、そのフライトが"アリカンテ エルチェ空港"だった。 同居人曰く… 可愛いアタイを見送

        • 夏の思い出 "オルチャタ" -Horchata-

          夏が来ると思い出す… スペイン バレンシア発祥の飲み物"オルチャタ" 、バレンシア語のスペルはOrxata、発音的には"オルチャータ"な感じだった。 スペインではポピュラーでマドリードやバルセロナでも気軽に飲めた記憶。 基本、甘めの飲み物なので大好きというわけではなかったけれど… 春ぐらいからだったかな〜… ビルヘン広場やレイナ広場にオルチャタの屋台が出ていたりした。 とある真夏の暑い日… in バレンシア 同居人:オルチャタ飲みたい…アルボラヤへ連れて行って。 わい

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        少しの創造力と遊び心 -Bag charm-

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        • スペイン バレンシア -Valencia-
          10本
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          17本
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        記事

          ただただシンプルに... -Bag charm & Glasses case-

          新たに何かを作る時、どんなにシンプルなパターンでも必ず図面を描く。 各パーツの直線、曲線デザインなどのパターン、寸法、縫い代、金具位置、革の厚みや細かな指示etc…の設計図面。 今回は超シンプルなパターン、図面でバランス、パーツ位置を確認するぐらいやし"ササッと図面描いて型紙切るでぇ〜"って思ってたのに… シンプル過ぎ? アレ付けたらどうなる? カタチは? こんぐらい? いや邪魔か? などと右往左往した後、最後は元の超シンプルデザインへ戻った。 "アンタ何やってたんって感

          ただただシンプルに... -Bag charm & Glasses case-

          大切な本を包むブックカバー -Leather book jacket-

          あるnoterさんの勧めもあって"ブックカバー"を作ることにした。 わたしのフォロワーの方なら何となくわかっていると思うが…(笑) お忙しい人なので、あるタフなnoterさんと…言うことで。 ただ最近、わたしはそれほど本を読んではいない。 本では無いが、ここ"note"では色々なnoterさんのところへお邪魔しては文字をたらふく読ませてもらったりして来た。 最近あまりお邪魔出来ていなく…さーせん。 過去は多少なり小説など寝不足になりつつ読んだりしたが、残している本というか

          大切な本を包むブックカバー -Leather book jacket-

          革の物撮り -natural light photography-

          手縫い革小物職人おじさんの"物撮り"は自然光。今の所… カメラやレンズの機能を引き出せる程の知識や技術は無く、物撮りに関しては、たまにネットでちびっと勉強するぐらいの素人である。 ミラーレス一眼カメラを使っているが、お高いボディのカメラやレンズではない。今よりいいモノを持ったとしても上手に撮れるかはわからない。 カメラ、レンズ沼にハマれるほどのお小遣いは無い… 勉強不足の実力不足、プラス残高不足。不測ならぬ不足の事態… プロの物撮りなら、基本外部の光は完全にシャットア

          革の物撮り -natural light photography-

          春祭りと街のアイコン -Feria Andaluza y el icono de Valencia-

          温暖な地中海性気候、春でも陽射しが強い街。 お肌を大事にしておられるなら、日焼け止めお忘れなきよう… (笑) 地中海西部、パエリアの発祥の地で知られるスペイン"バレンシア"の街で見た"Feria Andaluza de Valencia"という春祭りのお話の続き。 今回は、お祭りのプログラム後半を少しと、会場に並ぶ"Caseta"と呼ばれる祭り小屋の様子など。 着飾った騎手たちと馬 -Caballistas- Sevillaへ旅行したことはあるがお祭り時期ではない。

          春祭りと街のアイコン -Feria Andaluza y el icono de Valencia-

          春祭り -Feria andaluza en Valencia-

          桜の花が散り、葉桜となる4月の終わり頃… 以前、暮らしていたバレンシアで4月末から5月初旬の約10日間ほど開催されていた"Feria Andaluza de Valencia"というお祭りのお話。スペインには、桜の木なんてなかったけどね…  何でアンダルシア?と思ったが、バレンシア地域の アンダルシア文化団体連盟(FECACV)という団体が主催するお祭りだった。 他の地方と連携し、国内文化を紹介したりするみたいなものかと。 このお祭りはまぁまぁ長く続いていて、2024年

          春祭り -Feria andaluza en Valencia-

          咲き始めの桜と世界遺産のお城

          つい先日、4月頭のお城周辺の桜は、ほぼ蕾、2分咲き&早咲きは5分咲きぐらいという情報だった。 満開予想時にはちょっと行けない… 週末満開予想前後は雨予報となっていたので、咲き始めと曇り空であったが、お出掛けついでにお城へ行ってきた。 (後に、雨予報の日々が曇りや晴れに変わるんやけどね…) お城は世界遺産の姫路城、"あぁ知ってる、行ったことある"って方も多いと思うので、軽い呟き程度と咲き始めの桜やお城周辺の風景写真を並べております。スル〜っとスクロールしながら、ゆる~く見ても

          咲き始めの桜と世界遺産のお城

          定石を踏むか、踏まないか... -Card case-

          まだSNSなど全く存在していなかった、わたしが若僧だった頃… 夜の社交場などで、たまたま出会う大人たちから名刺を戴く事もあった。 営業部長、美容師、グラフィックデザイナー、代表取締役社長!?などなど、その肩書きを見て、憧れたり、驚いたり。。。 良いこと、悪いことも教わったり、一つの営業ツールであることも分かってはいたが、"名刺が語る"… そんな格好いい大人たちに憧れることもあった。 一般的なシンプルな名刺から、数色使いのカラフルな名刺、デザインされた名刺、ひと目で職業が

          定石を踏むか、踏まないか... -Card case-

          マテリアルとツールと遊び心のミルフィーユ -Fragment Case-

          服や鞄、小物で"ファスナー"、"ジッパー"、という呼び方をするが、ズボンと言う場合には"チャック"がしっくりくる。昭和生まれの男やさかい… "チャック"… という言葉は、いつ何処からいらしたのか? 今更、気になってその語源を調べてみた。 先ず最初、アメリカの発明家が靴紐を結ぶ不便さから"ファスナー"の開発を始め、後に軍服に使用され量産されて広まり… その後、アメリカの他社が"シューッ"という擬音のZipから"ジッパー"と名付け販売して… またその後、昭和初期に広島尾

          マテリアルとツールと遊び心のミルフィーユ -Fragment Case-

          スペイン グラナダ 中心街とアルバイシン地区 -Centro y El Albaicín-

          スペイン アンダルシア州のいくつかの街を周る旅、遂に最終回… 前回、前々回の記事で訪れた"アルハンブラ宮殿"を後にグラナダの中心街へ移動する。 そろそろお昼時、どこかで飯食いたい… ゴメレス坂を歩いて下り、ヌエバ広場の南側に出た角地の老舗バル。 定番の摘み系が多い感じだったが、多少なり煮込み料理などもあったので、このバルでサクッと食べることに。 昼時のカウンター席は常連客の特等席という感じで、2Fのテーブル席へ。 Pisto casero、ピスト又はピスト マンチェゴ

          スペイン グラナダ 中心街とアルバイシン地区 -Centro y El Albaicín-

          スペイン アルハンブラ宮殿 -Palacios Nazaríes-

          スペイン アンダルシア州のいくつかの街を周る旅、前回のアルハンブラ宮殿"ヘネラリーフェ"から次へと移動… "ナスル朝宮殿"へと進みたいところだが、わたしと同居人のナスル朝宮殿の入場時間は、旅の数週間前、事前に公式サイトでチケット購入した段階で入場時間を選択している。 ナスル朝宮殿は人数制限があり、入場時間を決定しておく必要がある。 (特にハイシーズンなど、ナスル朝宮殿の当日チケットはすぐに完売することも多いので、事前購入しておく事がベストかと。) まだ時間に余裕があった

          スペイン アルハンブラ宮殿 -Palacios Nazaríes-

          スペイン アルハンブラ宮殿 -Palacio del Generalife-

          今までいくつか書いて来た"アンダルシア州のいくつかの街を周る旅"、実際最初に訪れた街は、このGranadaからだった。チラホラ書いていたけど… 昔懐かしゲーム盤の"スタートへ戻る" … そんな感じで。。。(笑) 新緑の季節、5月初旬、深夜0時発… 当時住んでいたスペイン、バレンシアの街からALSAの長距離高速バスにて、揺られ、揺られて、約8時間半… グラナダ到着。 高速列車でも行けるが、まずバレンシア→マドリード→コルドバ→グラナダ。マドリードとコルドバで乗り換えとなり、

          スペイン アルハンブラ宮殿 -Palacio del Generalife-

          心を揺り動かすモノ作り -artisan-

          モノ作りの世界での職業における呼称、作家さん、クリエイターさん… そういう呼称で呼ばれることもある。自分としては作家さんとは思っていなく、クリエイターさんは、よそ行きの呼び方に感じる… occupational identityの認識、わたしは何者か…となると、革を材料に手縫いでモノを仕立てる"職人"がしっくりくる。 いちいち反応せずに挨拶程度の言葉として流しておけばいいのに。 面倒な革小物職人…と思う。w 普通の職人に分類願います どこの国にもいらっしゃる職人さん、

          心を揺り動かすモノ作り -artisan-