チーム1人目のFlutterエンジニアとして活躍する片田が見る開発組織の実態とは
弊社では「エネルギーの未来をつくる」というMission実現の一つの手段としてEV*充電インフラの整備に力を入れています。
そして、EV充電サービス事業で培われたデータやノウハウを活かし、APIやアプリを提供する「エネチェンジクラウドEV」というプロダクトの開発・提供もしています。
今回は、そんな「エネチェンジクラウドEV」の開発を担うエネルギークラウド事業部 EVユニットでEVアプリ開発に携わる片田さんにインタビューを行いました。
EVユニットにおいて、正社員としては1人目のモバイルアプリエンジニアとして入社され、開発はもちろん、マネジメントや組織づくりなど幅広く活躍されている片田さんのやりがいや想いをお伺いしましたのでぜひ最後までご覧ください!
*EV:Electric Vehicle(電気自動車)の略
プロフィール:片田 優太
医療機器メーカーで営業を3年ほど経験後、友人からの勧めで始めたプログラミングを仕事にしたいと思い退職。スクールで学習後、受託開発企業に就職しエンジニアへ。様々な案件に携わり技術の幅を広げたのち、Flutterを極めたいと思いENECHANGE株式会社へジョイン。
エネルギークラウド事業部 EVユニットの1人目Flutterエンジニアとして設計・開発、マネジメント、顧客折衝等マルチに活躍中。
チャレンジできる領域の大きさに惹かれチームで1人目のFlutterエンジニアとして入社
ーー営業からエンジニアへキャリアチェンジしたのはなぜでしょうか?
片田:初めて本格的にプログラミングに触れたのは、エンジニアとして活躍していた友人からの勧めでRuby on Railsの学習を始めた時です。
自分が作ったものが思い通りに動くことが面白く、また元々得意なロジカルシンキングを活かせる仕事として、向いているのではないかと思い本格的にエンジニアへのキャリアチェンジを目指しました。
未経験から受託開発の会社に入社した後は、いろいろな技術を使って案件に携わってきました。やがて1つの技術を極めてみたいと思うようになり、Flutterエンジニアを目指して再度転職活動を行い、入社したのがENECHANGEです。
ーーなぜ極める技術としてFlutterを選んだのですか?
片田:Flutterは、自分がエンジニアとして活躍していくために戦略的に選んだところがあります。
Flutterが注目され始めたのは最近です。
以前からメジャーな技術は、自分よりすごい人がすでにたくさんいるので、比較的新しい技術で勝負をした方がエンジニア歴の浅い私が活躍できる可能性が高いと考えました。
Flutterは実際にやってみるととても面白くて、モバイルアプリはもちろん、WebやMac OSのアプリなどなんでも作れて、習得する価値が高いと思うので、Flutterを選んで正解だったと思っています!
ーーFlutterエンジニアを目指す中で次の挑戦の場としてENECHANGEを選んだ理由を教えてください
片田:私は当時大きく3つの軸で会社を探していました。
Flutterを使ってプロダクト開発ができること、1つのプロダクトと長く付き合ってプロダクトのグロースに携われること、そして他のメンバーと切磋琢磨できる環境があることです。
ENECHANGEのことはスカウトをもらって知りましたが、面談を重ねるにつれて、担当してくれた面接官たちと「一緒に働きたい」と思うようになりました。
またENECHANGEが取り組む「エネルギー」の事業領域は市場が大きく、将来性もあると考え、社会に大きなインパクトを与える仕事ができるのではないかと思い入社を決めました。
ーー片田さんはEVユニットでは1人目のFlutterエンジニアですが、そのことに不安はありませんでしたか?
片田:もちろんありました。これまでEVユニットのモバイルアプリ開発は業務委託の方にお任せしていたのですが、入社したら彼らのマネジメントも担う必要があると事前に聞いていました。私は前職でマネジメントの経験はほぼなかったので、不安でした。
しかし組織づくりにもチャレンジしてみたいという思いは元々あったので、入社してすぐマネジメントに携われることはチャンスだと捉えて挑戦することを決めました。
また1人だと技術的な成長がしづらいのではないか、という懸念もありましたが、
そこについては「EV充電サービス事業部」という別の事業部にいるFlutterエンジニアと交流できると聞いていたので一部安心材料にはなりました。
ーー実際に1人Flutterエンジニアとして働いてみて、抱いていた不安は解消できましたか?
片田:そうですね。エネルギークラウド事業部のプロダクトや組織には未整備なところも多いのでそれを作り上げるところに携われるのはやりがいにもなっています。
また技術面では、事前に聞いていた通り、EV充電サービス事業部のFlutterエンジニアとは勉強会等でコミュニケーションを取っていて、情報共有や成長ができている実感があります。
また全社ではLTなどを行うTechTalkが定期開催されるなど、Flutter以外のエンジニアとも関わる機会はあり、勉強になっています。
トライアンドエラーを繰り返しながらユーザーの利便性向上に取り組む
ーー現在どのような業務に取り組んでいるか教えてください
片田:今は大きなクライアントのEVアプリの新規開発、運用保守の業務が8割くらいです。
他にも2社のアプリを運用保守させていただいているので、残りの2割はそちらに取り組んでいます。
新規開発は全てFlutterで行っていますが、2割の運用保守はSwift、Kotlinを利用している部分もあります。私はSwift、Kotlinの経験はあまりないので日々勉強しながらやらせてもらっています。
ー大きく割合を占めているEVアプリ開発について、どんなプロジェクトに取り組んできましたか?
片田:以前イベント登壇して話させてもらったものだと地図上のピンのクラスタリングの改善*があります。
(*詳細は下記発表資料をご覧ください。)
今注力しているのはプラットフォームとして様々な形態のEV充電器に対応するための改善です。異なる充電ネットワークやプロバイダー間でEV充電器を便利に利用できるようにすることで、ユーザーの利便性の向上を目指しています。
これに向けて技術的な統合が必要ですが、EV領域は新興市場であるため規格が整っておらず、今まさに作っている最中です。
トライアンドエラーを繰り返し、アジャイルで開発を進めています。
ーー開発以外の業務もされているのでしょうか?
片田:はい、先ほど話した業務委託の方のマネジメントや、お客様との折衝も担っています。また現在はユニット2人目のFlutterエンジニアを採用するべく採用活動にも携わっています。
お客様とのやりとりでは、見積もりなどの対応もしていて、ビジネス的な観点が鍛えられると感じています。
難しいと感じることももちろんあるのですが、ゆくゆくは市場やユーザーのニーズを捉えながらプロダクトの方向性を作っていくプロダクトマネージャーのような働き方をしてみたいと思っているので、開発以外の業務にも前向きに取り組んでいます。
急成長分野のアプリに携われる。リアルと近いからこそ難しく、おもしろい
ーー非常に幅広く活躍されていますが、どんなところにやりがいを感じますか?
片田:急成長しているアプリでトライできる環境があるところです。EVの利用者数、充電器数は急成長しており、ENECHANGEのEV充電器だけでも設置口数は1年で2倍となりました。
このような成長領域のアプリをトライアンドエラーしながら作れる経験は貴重だと思います。
また、EV充電器という”実世界”とつながりのあるアプリに携われるのが面白いです。リアルに近いため、ものづくりとしての難易度は上がりますが、その分価値があると感じます。
入社前はサービス自体への関心は薄かったですが、特にEV分野は面白くて、これからもEVの成長を作っていけるのはワクワクしています。
ーーENECHANGEで働いていて魅力に感じるポイントはありますか?
片田:私は入社後「Value」が浸透している会社だな、と思う機会が多くあります。形だけではなくしっかりとメンバーの行動基準となっているんです。
例えば「ENERGIZE THE TEAM」というValueがあります。「良いことも悪いことも、オープンに共有、議論ができる信頼し合えるチームを作ります。」という文言がありますが、採用活動や外部発信などの、開発業務との関連が薄く評価されづらそうな取り組みもしっかり評価してもらえます。
また全社員に向けて良い行いをした人を褒める「ほめちゃん」というSlackチャンネルがあるのですが、そこで褒められている人はやはりValueに沿った行動をしている方なんです。
しっかりValueの考え方が社員の中で統一されて根底にあり、同じ方向を向いているなと感じられます。
他にも一緒に働くチームメンバーはそれぞれ「強み」がある人が多く、お互いが補い合いながら、高め合えていると感じます。
私は新しい気づきを得るのが好きなのですが、メンバーとの議論の中では気づきを得られることが多いので恵まれています。
ーー現在Flutterエンジニアを募集していますが、どんな人と一緒に働きたいですか?
片田:私が1人目の正社員Flutterエンジニアなので、より良いプロダクトを作るために一緒に議論しながら進んでいける方と一緒に働きたいと考えています。
開発実務の面ももちろんですが、EVユニットでは今後ネイティブアプリ分野で事業領域を広げていきたいと考えているので、それに向けた戦略作りなども一緒にやっていきたいです。
そのため技術はもちろん、組織やビジネスにも興味がある人だと楽しめる環境だと思います。
幅を広げてスキルを高めていきたい方、お待ちしています!
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