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【雑感】ジェンダー・セクシュアリティに関する視点を地域で育むには
『おおいたレインボープライド2024』(以下、ORP)から早くも3か月が経とうとしている。
ORP開催に至る経緯や、大分県内の地域の状況については、先日『セクシュアルマイノリティと医療・福祉・教育を考える全国大会 2025』(以下、セクマイ大会2025)パネルセッションで報告させていただいた。
資料については『セクマイ大会2025』HP内で公開されている。
ORPを受けて、ジェンダー・セクシュアリティに関する視点を地域で育むには、どのような状況が必要になるか、考えてみた。
思い浮かんだのは以下のことだった。
・行政による市民向けの研修が継続的になされていること。
・その地域の大学や専門学校に、ジェンダー・セクシュアリティに関する研究を行っている研究者がいること。加えて、ジェンダー・セクシュアリティに関する講義やゼミが開講されていること。
・専門職の養成課程において、ジェンダー・セクシュアリティの視点が必須のものとして含まれていること。
・地元メディアから、切れ目なく継続的に、ジェンダー・セクシュアリティに関する話題の発信があること。
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ジェンダー・セクシュアリティに関する視点は、そもそもLGBTQに限定したものではない。自分自身を大切に扱い、他者も大切に扱うために、重要な視点だ。一朝一夕でなされるものではなく、時間をかけて根付いていくものだ。
誰もが自分自身を肯定し、前を向いて笑って生きていける。そんな方向へ社会が向かうように。