Guitar0210
Darren Hayesの"Bloodstained heart"。土曜日に歌った。
色々曲が溜まりまくっているんだけど、トリミングのやる気が全然出ないので、録音時間が短い(=トリミングが楽)ものからということにした。
私の歌い直しが生じる要因は主に「ギター負荷が高くつっかえる(ギター自体/ギターにつられて歌も)」か「音域がきつく音が出ない/激しく声が潰れる・裏返る(低音から真ん中のソ位まで)」なので、両要素が薄いこの曲は歌いやすかった。しかし、しばらく声を出していなかったことにより本来の快適音域でも若干声が裏返ったりしている。低音は低いファ♯とかソ#も出にくくて何度も歌い直した。ピッチや発音も不安定だけど、まあ仕方ない。ブランクとはそういうものである。
最近ふとダレンのソロ名義の曲を聞いてみようと思い、映像のあるものをザッピングしている(基本的にはいつも映像のある=シングルカットされたであろう曲からチェックし始める)時に、「"Bloodstained heart"って、、タイトルが怖い、、」と咄嗟にスルーしてしまったんだけど、"Stupid mistake"が良かったので"Secret codes and battleships"を通しで聞いた時に「あれ?実は良い曲なのでは??」となり、聴き直したら刺さった。サウンドも好みだし歌詞も映像も、すごく良い。
アレンジはスウェーデンの方らしい。スウェーデンといえば、フジファブリックが"Chronicle"のレコーディングをした地。志村さんが自らを振り返りつつ削りながら内面を描き出した作品群のサウンドをSwedish rockに委ねたことと、この曲そしてサウンドの背景には似たようなところがあったのではと感じた。
ちなみにアルバムの中で別に気に入った"Nearly love"も同じかもしくはスウェーデンのプロデューサーなのかなと感じた(なんとなくCardigansのサウンドにも近い気がするし。Cardigansは昔わりと好きで"Carnivals"とかをカラオケで歌ったりしていた)んだけど、別人で、こちらはUKの方だったみたい。
野鳥版日本語
ーーーーー
ねえ僕の大切な君、心が粉々に砕けてしまったんでしょう?
もうどこにも君をなだめて寝かしつけてくれる人間なんていないと思っているんでしょう?
違うなら「大丈夫だ」って言ってよ
最悪な一年の、最悪な夜に
僕達一緒に飛ぶことができると思うんだ、さあ行こう
君は地下鉄みたいに僕の心を撃ち抜いたんだ
もうとても同じでなんかいられないよ
どこまでも着いていくから
たとえ君が壊れてしまったとしても僕がその血まみれの心を受け止めるよ
どこまでも着いていくから、ね。
つらい日常の中で
とてもとても星の光も夢も見ることなんてできないんでしょう?
僕達一緒に目指すことができると思うんだ
新しい日々
まともな人間がいつも報われる
まだどこかに救いがあるって光を望める世界を
君は地下鉄みたいに僕の心を撃ち抜いたんだ
もうとても同じでなんかいられないよ
どこまでも着いていくから
たとえ君が壊れてしまったとしても僕がその血まみれの心を受け止めるよ
どこまでも着いていくから、ね。
嗚呼
ねえ僕の大切な君、心が粉々に砕け散ってしまって
その涙を止められる人間がどこにもいないと思うのならば
君は地下鉄みたいに僕の心を撃ち抜いたんだ
もうとても同じでなんかいられないよ
どこまでも着いていくから
たとえ君が壊れてしまったとしても僕がその血まみれの心を受け止めるよ
どこまでも着いていくから、ね。
嗚呼
ーーーーー
(そういえば最近全然野鳥版をつけていなかったと気付いた。習慣が途切れるとすぐに忘れる。。)
まだ充分に聴き込めていないんだけど、"Secret codes and battleships"を制作していた時、ダレンはまた深い混迷期を迎えていたのではという気がしてきた。
"Stupid mistake"の映像は白黒だし顔や上半身のアップがメインだ(し私も顔ばかり見ていた)から気付かなかったんだけど、この時期のダレン、私の知っている(主としてSavage Garden時代の)ダレンよりだいぶ細い。
首元とかが全然違うし頬もこけていて、脚も体全体もシルエットが変わるレベルだから、おそらく10kg前後落ちているのではないか。
おそらく彼には醜形恐怖的なところがあって(それが見た目のコンプレックスや美への追及に繋がっている気がする)自発的にダイエット等をした結果である可能性もあるんだけど、そういう意識が強くなるのも何らかの形で追い詰められていたからであろうし、逆に食べられない等の状態になって痩せてしまったとしても、やはりそうならざるを得ない理由があったからということになるだろう。私は前者より後者の可能性が高いと思っている。何だか顔色が青白いし、アルバム作品中の歌詞的にも「ダレン大丈夫、、?」となる部分が多いから。(例えば"Black out the sun"には"Your love is like a drug I addicted to"なんてあったりする。やっぱりダレンにはパートナーへの依存があるよな。あと、ここの"drug"はおそらく向精神薬だと思うんだけど、薬に飲まれていた時期もやっぱりあったのか、、となった。)
"Bloodstained heart"の映像は、海辺の風景から何かを抱えていそうな女性をダレンが優しく見つめ語りかけるシーンへ切り替わり始まる。初めて見た時、何で相手が女性なんだろう?と思ったんだけど、曲についてのインタビュー内容(近しい人が酷く苦しんでいた時のことを書いた)からすると、昔のおそらく一度目に結婚した女性パートナーとのことを回想して書いたものなんだろうなと思った。でも、その一方で、"new days where good GUYS always win"となっているのはちょっと不思議で、相手が女性だったら、(一緒に目指すところだし)あんまり性別のニュアンスがつかない例えばpeopleとか別の言葉になるんじゃないかな(私にはnativeの感覚はないから正確なところはわからないんだけど、guyだとどうしても男のイメージが強い気がする)、だからここは今の感覚で書いているのかなと思ったりしたりもした。
いずれにせよ、ダレンはおそらく踠き苦しんでいる大切な愛する人に語りかけている。そしてそれはおそらく彼自身に向けての言葉、彼が望んでいる言葉でもある。
これは2011年版の"Crash and Burn"だと感じた。そしてダレンはやっぱり自分と近いところがある人と繋がり、だからこそ強く期待し、傷つけ合い、結果、壊れてしまうのかな、とも。
この曲のパートナーは心が血まみれの状態になっている。「最悪の一年(時期)の中で星(希望の光)も見失い、夢に対しても盲目になっていて、心を閉ざし、自分には誰もいないと思っている」、ようにダレンには映っている。
そしてだからこそダレンは(自分もその状態を知っているから)「殴りに行こうか」("Yah Yah Yah"??)「新しい世界」へ行こうと、優しく誘い出している。
その「新しい世界」とは「良い人間がいつも勝つ」「天国にまだ意味が残っている」ものだと言及されている。つまり、現状は「良い人間はむくわれず、天国なんて信じられない」側溝の溝の中のようなもの(まあ、私で言う「絶望」状態だろう)という認識が裏にはある。
このような逆説的婉曲的な物言いはやはり重度のアダルトチルドレン特有のものだろう。そしてそれを共有できるのもやはり、同じような相手である。だからダレンは自分に似たような相手に向けて、優しくメッセージを発している。自分が欲しい、自分が足りないものを、相手も欲している、それが相手にも欠乏していると感じているから(パートナー、そして曲を通してより広い聴き手に向けてね)。
映像では、目を閉じている女性が瞳を開き、それでも曇った表情でしばらくダレンと見つめ合った(ダレンの方ははじめから優しく見つめている)後、二人で外へ出て、廃墟?や海辺等で追いかけっこ?をしているうちに微笑みがこぼれるようになっていく。ダレンは常ににこやかに、傍か近くにいる(女性の後ろにいて後を追っていることが多い)。
最後のほうに深い抱擁の後、ダレンが女性の手をとり、二人で駆け出すシーンがあるんだけど、ここがすごく良い。抱きしめ方、手のとり方、いずれもとても優しい。
なんとなくダレンは相手が男とか女とかではなく、ずっと「ソウルメイト」を切望してきたんだろうなと感じた。おそらく彼自身の在り方としては、カミングアウト後の状態が本来に近いんだろうけど、パートナーに関しては、初めのお相手が女性だったことからも、必ずしも性別の部分が絶対ではないという気がする。まあ私はダレンではないし、そもそもそういうところについてかなり不勉強なところも多いから違っているかもしれないけど。)
駆け出した二人は共にビルの屋上から飛び降りているようにも見える。その後、空を飛ぶ鳥の群れが映る。
ダレンと苦しみと鳥。鳥って何なんだろう?
あと、謎なのが"You hit me like a subway train."
ダレンももしや「鉄ちゃん」なのかな?この間歌った"I don't care"もそうだし、思えば"The animal song"にも"Subway makes me nervous people pushing me too far."なんて表現があったりして、ちょいちょい電車についての言及がある。
しかしそれにしても、その「電車観」("The animal song"のものはわかるけど、特に"I don't care"の"I ride this train."やこの曲"You hit me like a subway train."の持つ意味)はちょっと測りかねるところがある。
電車に乗れた時代はよかったな。古瀬幸広さんもおっしゃっているけど、マスク専用車両を作ればいいのに。特に、まずは新幹線などの特急で。
だって、予約システム的にも禁煙/喫煙者の選択と一緒だからすぐできるわけだし、特に滞在時間が長くて定期的なドア開閉による強制換気が無い特急車って、本当に、このノーガード化した無法社会においては高リスクなんだよ。ノーガードがノーマスクで平気でウイルスを撒き散らし続けそれが車内に滞留する。気持ち悪すぎる。私はもうとても乗れない。(新幹線や飛行機は換気してるから、とか、感染リスクを「無かったことにしたい」人間は主張するけど、昨年のGWにインドから帰国し、確か神戸から筑波へ新幹線+αで移動した人から麻疹が広がったことを私は絶対忘れないからね。その車両で感染した人が別の新幹線でまた感染を広げたんだよ。コロナは麻疹と違って「追跡しない」から感染が「無かったことに」に演出されているだけ。)
普通車でだって、窓を全部開放&固定した完全換気&要マスク&沈黙車両を作れば、感染に気を付けている人はそこに集まるだろうし、ノーガードはノーガードのサバンナ、対策する人は対策環境と別々の世界で過ごすのが、皆にとって幸せなのにね。
右手の怪我は、昨日パットの交換をしたんだけどまだ塞がっていなかった。わりとしつこく時間がかかる。ただ、傷の見た目的には薬指がだいぶ変わって小指のものとそんな変わらなくなった(波打って抉れた感じになっているのが消えて細い線状になった)。
薬指、小指に加えて11日にフジファブリックの「黒服の人」歌い直しで細い弦を何度も弾いたせいで指先に穴?が開いた中指にもパッドを貼った。
今は痛み的には中指が一番強い。ちなみに右膝にできていた謎の大痣もまだ消えない。
あんまり記憶が残っていなかったんだけど、この日からミルを使った焼き物を復活させていたらしい。
Guitar0127
1月
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NOTHING to write on the Star Festival day(短冊に書けることは何も無い)