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バルダーズゲート3:所感(あとMODの話)

 所感じゃねえんだよ。いつまでやってんだよ。
 1200時間も無駄にしやがって。
 東京都の最低時給は1,163円だから時給換算で1,395,600円だぞ。
 いやまあ、いいじゃないですか。やるよ1200時間くらい。面白いゲームは、やるよ。
 スカイリムとかフォールアウトとか気が狂ったようにやってたよ。2000時間くらい。ただあっちはMODぶち込んでる時間が八割のようなものだったが。俺は同じゲームを狂ったようにいつまでも遊ぶタイプ。
 あとバルゲ3はMOD入れてもアンバランスになるだけで大して面白くない。テクスチャ差し替えとか音声差し替えとかちょっとした便利とか、全裸とか、全裸とか、本来MODってその程度のもの。
 ベセスダのゲームがおかしいだけ。
 キャラクターが全裸だヒャッホイとかそういうていどのもの。
 全裸になっても嬉しくないしバルゲ3は元から全裸だし、何故か陰部の形を二パターンくらいから選べたり、乳とちんこを同居させたりどっちもなかったりも出来る。出来るだけ。恋愛モードでエッチなアニメーションが流れるわけでもなんでもない。
 乳も揺れない。別に揺れなくていいが。単に動きが欲しい。
 こんなことを書くと「乳揺れとかいう汚らわしいセクシャアラル・ハラスメント・文化(カルチュアー)の一角に与さんとする下種の種族・男!」みたいに思われるかもしれないが俺は別にエッチな目的で揺らしてくれと言っている訳ではないしさもエッチな目的という感じで四六時中ブルブルと水風船みたいなゆらめきを繰り返しているのを見せられるのも好きではない。
 単に動かせそうな場所は隙あらば動いて欲しいと思っているだけだ。
 「乳はあんな風に揺れない、私は乳を持っているから知ってる、お前は知らない、無知蒙昧な下種・種族・男!」と思われるかもしれないが、別に俺だってあんな揺れ方四六時中していたらモゲるのぐらいは分かっている。
 一切動かないとそれはそれでマネキンみたいで不自然なんだ。
 まあそれはともあれバルゲ3では乳は揺れません。
 なぜかちんこは揺れます。揺れてたから。ゲイルのちんこが。
 第三章の冒頭ムービーで。全裸の設定になんの意味も感じられなくなったので全員の私服も下着も外して裸族にしていたころの記憶。全員全裸だと本当にヒッピーの祭りみたいで絵面が凄い。ファンタジーと雖もそれなりの衣装は身に纏った方が良い。

 んでまあMODなんですけど。
 MODが何かを簡単に説明すると、PCでゲームやるとゲームそのものの殆どのデータがPC内に収納されるわけで、まあ、いじくれるわけです。コンシューマーだと触れないけど、PCならフォルダ覗いたらあるからね、データ。
 そのデータをいじくって改造するのが、MOD。
 「そんなのズルいじゃん!」と思われるかもしれないが、俺も色々言いたいことはあるのだがそれは後述するとして、基本的にMODというのはゲームを勝手に破壊する行為であり遊びです。
 ただ普通はそれなりにプロテクトかかっているので、テクスチャを高精細にするとか鎧の色を変えるとか、そういうのが簡単だし無難だしクラッシュしたりしない。
 なのでキャラの顔を差し替えたり、全裸にしたり、そういうのが多い。
 というか普通はその程度ぐらいしか触らない。
 よっぽどのポンコツでリリースされてない限り触れないし触らない。というかポンコツであってもシステム面まで触ったり、いわゆるチート的なMODまで入れていこうというのは「もうお前そのゲームしない方がいいよ」という気持ちにもなる。
 まあなので服着せたり全裸にしたりくらいが、まあ個人でやっとる分には遊び方の一環かなという気がする。

 MODのイメージは一般的に「ズル」とか「チート」とかだと思うし、俺もそれは否定しないのだが、個人的には容認派というところがある。何周もしたゲームをやるのに気分をリフレッシュするのに使ったりするとまだやれたりする。ゲーム自体の耐用年数が延びる。
 だがこれはあくまで何周もやった人間がMOD入れるという前提であって、たとえばどうしてもクリア出来ないとかどうしてもここで死ぬとか、そういうのを解決するために入れるチート系は本当にイヤだし大体ゲーム壊してるだろと思うし、そこは公式だってちゃんとやれるということを死ぬほどテストした上でリリースしているわけでちゃんとやれ、ということになる。

 MODというのは悪い風に言うと「まんがに勝手に落書きしている」状態であって、そんなもの作者の人が気分がいいはずがなく、何してくれてんだという話だが、まあでも個人所有なら仕方ないか、くそが、みたいな感じである。古本に落書きがあるのはむしろレアという考え方もある。

 世の中には「解釈違い」というくそ厄介な言葉がある。ゲームやっといて解釈違いもクソもあるかという話だが、たまにそういうの出る。特にファンタジーとか。
 バルダーズゲート3もご多分に漏れず「ここはなあ」というポイントはある。特にバルダーズゲート3なんて元がD&Dなだけあって「ンンーッ! 違うのッ違うのよォー!」って癇癪おこしても仕方ないかなという部分はある。テーブルトークRPGをデジタルゲームに落とし込んでるんだから、なおさらそうだ。
 そういう解釈違いを埋めるのにもMODは役に立つ。
 リリースする側はマスを対象に最大公約数を考えて造る。なので個別の視点で見ると出て来る不満というのはままある。なので個別にチューニングするためにMODというものが輝きを放つ。

 しかしまあ、それでもゲームなんちゅうものは何人もの人間がテストにテストを重ねて造っている物であるからして、いくら個別の解釈を適応させたいとは言っても、導入するとなんかしら破綻する場合が多い。
 たとえばだが「鍵開け」というシステムを考えてみよう。
 「この鍵は○レベルにならないと開けられません」というシステムだったとしよう。そこで「なんでだよ」と思ってしまう。総当たりで永久に試せば開けられるだろ、鍵開け道具なんか山のようにあるわ、となる。リアリティの話。で、MODで「鍵開けレベル制限撤廃」などを採用し、ふーむ、リアルになった、などと満足したりする。
 ところがゲーム全体は「この鍵はこのレベルじゃないと開けられません」で構成されているわけで、どんな低いレベルでも熱心にやったら開けられるとかになるとバランスが崩壊したりする。
 鍵開けに限らないのだが、実際にプレイしていて「このシステムはストレスが溜まるだけで意味がねえ」などというのをMODで削るとストレスがなくてよい、というのは何周もしてストレスを一通り体験してから考えることであって、単に「ストレスを感じたくないから」ではゲームの意味がない。ゲーム内のストレスというのはきちんとプレイヤーの体験として組み込まれているからで、実際、そういうストレスを外すと面白くなくなったりする。
 
 ストレスはゲーム体験の一部とは言うが、何周もしているとそれは本当にただのストレスになる。これはゲーム自体の難易度なんかでも同じで「どうしてもここでしくじる」というところも考えて考えてやってるうちに出来るようになり、一回出来るようになってしまうと効率が先に来てやはりイベントそのものが邪魔くさく感じてくる。
 なのでMODで調整する。自分カスタマイズ。
 いやもう違うゲームしなよ。それはそう。

 「MODは何周もした人間向け」というのはチートでクリアした気になるなというのもあるが、そもそも何周もするほどそのゲームが気に入った人間だからこそ、ここがこうだったらなあ~という気持ちに正当性が出る。
 全部でステージが10あるとして「俺は8からやりたいんだよ」とかそういうのも、何周もしたから出て来る希望ではあったりする。

 ゲームなんてのは一人で造っているような同人ゲームだったらバグもあるだろうし、リリースしてから修正パッチを何度も配布しなきゃならないこともあるだろうし、MODの制作者人口を考えたら公式パッチ待ちより効率がいい事もある。
 ただそこまでするMOD制作者も少ないし、違う人間の造ったパッチと衝突してゲームが動かなくなったりするし(これはパッチに限らずMOD全般に言えることだが)「自己責任で」という言葉には「見逃してやるからな」という意味も多分に含まれている。

 しかしまあ、MODには前述した通り「ゲームの寿命を延ばす」という側面があり、公式もプラマイで言ったらプラスだな、と判断したら「公式MOD」ということできちんと動くことが確認されているものを配布する傾向もある。公式MODは改造というより拡張の意味合いが強く、何かしらの不具合があっても公式が対応して責任を取る、という保険がある。
 ただそれにしたって、結局、衝突を避けたり、そもそもゲームを崩壊させるような派手なMODは避けたりといった処置もなされていて、イマイチ、こう、ヘビーユーザーが求めているものとは違うことが多い。

 MODは基本、無料配布が前提となっている。おそらくは元のゲームに対する敬意と、何より著作権等の問題を回避するためと思われる。ちょくちょく有料配布していることも最近は多いが、それでも見逃してくれそうな小さなものが多い。ちょっと便利なものが揃っている家を一軒追加、とかそういうレベルだ。
 時たま、完全によそのゲームから衣装やらキャラやらのデータを丸ごとぶっこ抜いてくるならず者もいるが、大体はすぐ消される。ちなみに海外ではファイナルファンタジーのライトニングさんが異常に人気があり、ギリそれっぽいな、というのを見かける。そういうのも消されないのは、一からキチンと造った上に無料だからだと思うが、そんなにライトニングさんが好きならファイナルファンタジーやりなさいよ、という気持ちもある。
 最近でこそマシになったのだが、なんでか知らないがキャラメイクがあるゲームで造れる顔が明らか変な、クセの強い顔ばかりということも多く、ちょっとこれでは感情移入出来ませんみたいなことも気持ちは分かるのだが。

 俺がMOD文化に目覚めたのはベセスダの誇るフォールアウトシリーズからで「ここまでやれるの?」というベセスダの緩さ(完全にゲームシステムのコアまで手が届く)からかなり「良くなった」と感じるMODがリリースされている。
 そもそもベセスダというゲーム会社がリリースするゲームには明らかな、そして致命的なバグがあって当たり前、ぐらいの、言い方はアレだが雑な造りになっていて「デバッグをユーザーにやらせている」とさえ言われているぐらいで、実際、公式パッチなどより遥かに早く、MODで全面的なバグフィックスが出てみんなそれを導入する。
 ただ俺は、バグに関しては割と「そんなもんかな」と言う感じで受けとめてしまうので余り必要だなとは思わないが、まあ、バグフィックスであるからして入れなきゃ損、という気持ちから、MOD入れ始めたらとりあえず入れている。
 これもまたヘビーユーザーだからこそ「毎回ここでバグるんだよ!」というのが分かっているので導入する。公式の雑さを埋める、という崇高な目的が存在する。崇高か? という感じだが、ゲームでバグって進めないとか、それこそストレスなので入れた方がいいのである。

 バグフィックスの他は何? と言ったら、全裸である。
 これは声を大にして言いたいのだが、俺は別にエロい目的で入れているのではない。つか別にエロくはない。単に、たとえばだが山賊を倒して衣服から何から剥ぎ取ったとしよう。
 山賊の分際でキッチリ下着を着けているのが我慢ならないので入れることにしている。性器モロ出しである。それが山賊の生き様であろう。このように、色々な事情があって不自然に演出されているものを自然に受け入れられる形にする、というのが、俺がMOD文化を愛する理由でもある。
 こういうのをロアフレンドリーと言う。
 文化や世界観を深めるMODをそう呼ぶ。やろうと思えばファンタジー(具体的にはスカイリム)にP90だのM1911A1だの近代兵器を多数導入してドラゴンでも何でも撃ちまくれるのだが、それは世界観の破壊だが「もう飽きてんだよ、でもこのゲーム好きは好き!」という人が爆笑しながら導入したりもする。
 まあ、だったら戦争のゲームやんなさいよって感じだが。
 ちなみに核戦争後の舞台を取り扱ったフォールアウトシリーズにも近代兵器大量追加MODがあるが、あれはロアフレンドリーだが、なんつうか、その武器にも著作権ってあるんじゃないの? と思ってしまったりするが無料配布なので勘弁してくれ、そういう話である。

 スカイリムはそのままでも名作だが、10年以上も前にリリースされたものが10年後もファンを獲得して長々と売れ続けている、そんな、そうそう聞かない現象が出て来るのもMOD文化のお陰である。そう断言できる。
 実にマヌケで単調な、ボコスカ殴って殴り勝ちみたいな戦闘シーンのアニメーションを、ダークソウルばりのアクションに変えたりするくらいだ。
 ダークソウルやんなくてもいいのでは? というぐらいのできばえ。
 これもまた一例として戦闘モーションの話をするが、まず誰かがモーションをいじれるフレームワークMODを造る。
 そしてまた誰かが、それにキャラをあてはめる。
 そしてまた誰かがそれを使って新しいアクションアニメーションを造る。
 そういった、見知らぬユーザー同士のMODを通した交流やチームプレイが発生したりするのを見つけると楽しくなる。
 みんな仲良く。

 こういう側面もあるMODを一般的には「ゲームの破壊」や「チート」という扱いになるのは、ベセスダゲームのフォールアウトシリーズやスカイリムが異常なだけで、だいたいはチートに収まってしまうしゲームバランスの崩壊トリガーになっているものが多いからでもある。
 著作権なども問題で、堂々とポケモン出すようなMODは非常に失礼だし問題がある。ただ何故か機関車トーマスが突然出て来て暴れるとか、夜空にニコラス・ケイジの顔があるとかは容認されたりする。
 なんでだ。
 そもそもニコラス・ケイジに何故そこまで執着する?
 まあでも面白いは面白い。すぐ飽きるけど。だってどっちも別にいらねーし邪魔くせーしユーモアの耐用年数が短いのだが、手を替え品を替え機関車トーマスとニコラス・ケイジは隙あらば現れる。
 造っているのは外国の人ばっかりだ。
 日本人には分からないユーモアなのかもしれない。

 チート系は本当に面白くない。MODが嫌われる原因でもある。開始直後に100レベルとか壁をバンバンすり抜けるとか、ゲーム内のアイテム全てが入ったチェストボックスとか、導入しているやつはアホというかゲームやる気あります? ぐらいに思う。
 ただ俺、たまにアイテム全部入りチェストは使う。
 理由はバグで消失したりするから。それは仕方ないだろう。
 あとMODで追加した武器などがそこにしか収納されていなかったりもするが、そこは頑張って世界の何処かに自然な感じで配置して欲しいものである。頑張ってくれ。

 大体のゲームはデバッグ用に、とにかく死なないゴッドモードというものが元から存在することが多い。それを呼び出したりすることもあるが、俺の場合はそれもMOD絡みで、なにせ出来の悪い(とは言え興味はある)クエストMODなどでバランス調整に失敗していたりして「何目的だよ」となったりする時に使う。レベル100とかで挑めというのだろうが、やりすぎな上に高確率でバグる。

 さてバルダーズゲート3の話を今更するが。
 基本的にMODでなんとかしようという不満はない。バグはあるが仕方ないかなというレベルだ。最高難易度ではセーブデータが一つしかなく失敗しても後戻りが利かないという最高難易度に相応しいと思えるルールだが、バグでその一つしかないデータが吹っ飛んだりする。
 さあ最終局面だ、あとは慎重にエンディングまで、と思ってコンティニューを選択すると、冒頭の開始アニメーションなど流れ始め一からやり直しなど、三回は経験した。エンディングまで泣くんじゃないとは言うが、これではエンディングまで涙を堪えろという方が無理ではなかろうか。
 MODでも「最高難易度でセーブデータを一つにしない」というものがある。最高難易度に挑むというのにそれはチートだろ、と思うかもしれないが、だってデータがいつ吹っ飛ぶかわからないのにバックアップがないんだから自衛するしかない。
 俺は使ってないけど。
 お陰で三回はやり直した。

 バルダーズゲート3は将棋のようなタクティクス系の戦闘を採用していて、これ絶対に勝てないだろ無茶ぶりもいい加減にしろと初見で思ったりしても、戦略次第で勝てるようになっているし、その正解戦略を見つけたときは非常に嬉しい。
 正解だからと言って必ず勝てるわけではなく、運の要素も絡んできて負けたりするスリルもちゃんと残されている。
 元がテーブルトークということもあってか、やれることがたくさんあり、戦略も多岐にわたる。わたるのだが、もう何していいかワカンネーんだよ! となることも多いのか、実績解除のユーザーパーセンテージを見ると、三章仕立てのゲームで、二章クリアあたりからいきなり一桁になったりする。
 このゲームは序盤が一番苦しくて、二章辺りから余裕が出てきて三章ともなれば何かを間違えなければ雑に戦っても勝てる強さになるので、もうちょっと我慢してプレイすればいいのになと思うが、ストレスがゲームを楽しむ気持ちを大幅に上回ってしまった、というのも分かる。
 俺もなんだよこれ、と思った時期もある。
 ぶん投げる前に戦略性の立て方と巧くいったときの快楽物質に気づけたのだが、それ故、1200時間もの時間やってしまい、我ながら何やってんだよと思ったりするが、ちょっと時間が空くとちょっと進めるみたいな「風呂でも入るか」ぐらいの生活の一部になってしまっていたので許して欲しい。
 まあさすがにもっと早く飽きてはいたのだが。
 最高難易度、クリアして終わりにすっか、と思っていた。そしたらデータがぶっ飛ぶという恐ろしい事態に遭遇してしまい、ムキになってしまった。俺はバグもゲームシステムだと思って挑戦心を沸き立たせてしまう。
 ちなみにトロフィー全部取った。
 特にめんどくさくはなかった。普通にやってたらまあまあ取れる。その辺だけは妙に親切なゲームである。ただデータを飛ばすのをやめろ。

 バルダーズゲート3はシステム面での改善MODというのはそう必要ではない。そのぐらい良く出来ている。最近のゲームという感じだ。10年前のスカイリムやってああだこうだと言う方がどうかしている。
 移動速度がクッソ遅いので早足MODを入れて、アイテムの整理が非常にやりにくくとっちらかって何を持っていたか忘れたりするので、アイテム整理MODを入れたりした。
 ツラや全裸は入れていない。
 ツラに関しては特に文句がない。最近のゲームという感じだ。むしろMODで整形美男美女など入れると雰囲気が壊れる。
 全裸に関しては元から全裸なのでいらない。体型MODなどもあるし爆乳みたいにするのもあるが、どうせ全員同じ体型になるので入れていない。俺は「自然にしたい」がMOD入れる根拠なので、キャラごとに体型が違ったりしていたら入れたかもしれないがそれは見つからなかった。

 唯一、俺がチートなのが分かっていて入れたのが「最大16人(だったかな)までパーティメンバーを増やせる」というMODだ。基本、最大四人のパーティ編成でやるゲームなので、手数が四倍になったらバカ勝ちするに決まっている。
 と思いきや、そんなにいると密集してしまうことが多く、そこに範囲魔法などぶち込まれた日には全員纏めてお陀仏になったりするが。
 なんで入れたかというと、このゲーム、それなりにキャラがいるのに結局使わなくてベンチ入りしてしまう上に、武器防具などが終盤、余ってしまうからだ。全員に配布してみるとちょうどいいが、ベンチ入りしている連中の装備を調えても虚しいだけだ。
 それにまあ、今まで一緒に旅をしてきて、さあこれから最終決戦だという時にベンチ入りしているヤツがたくさんいるというのはどう考えても不自然なこともあり、ロアフレンドリーとして採用した。
 どうせ最終決戦ではそれまでに出会ったNPCを援軍として呼び出せる。だったら仲間全員参加したっていいだろってそんな感じだ。
 あいつらほぼ役に立たないし動作が重くなるしCTDの原因にもなる。

 あとこのゲーム、最終盤で鬼ほど経験値が余る。
 ゲームバランスをレベルキャップで調整しているので、マックス12レベルまで達すると、それ以上の経験値はなんの意味もない。なんの意味もないというのに、仲間の背景にカタをつける個別クエストをこなしていると絶対に余る。
 なのでその辺もちょっと調整した。
 貰えるものは有意義に使いたい。

 などなど、多少の不満はありMODでの調整も「あった方がいい」というゲームがバルダーズゲート3なのだが、MODで無限に遊び方を拡張して何年も何年もやれるというゲームでもない。
 実際、トロフィー全てをやっとのことで潰したあとは、一切、やる気が起きていない。もう違うゲームしてえよ、となってしまう。それはそれで当たり前で、ゲームなど星の数ほどあるのだから違うゲームをすればいいのである。その辺、バルダーズゲート3を責めるのは酷というというものであろうと当然の所感を抱いている。
 オープンワールド風ではあるが実際はほぼ一本道で、それなりの逸脱は可能だが、結局ルートが違うだけでやることは一緒になる。最短クリア競技なども動画を見ているが、なんちゅうか、それバグを利用してるだけでないかい? という感じだし、楽しめるとも思えない。
 スカイリムなんかはその手のプレイ動画、普通に感心したし俺もその辺のテクニックは参考にもした。
 まさか馬ちゃん使って三千階段からの山登りパス出来るとはね。
 それもバグみたいなもんだが、スカイリムはメインクエストの他にやれることがいっぱいあるので、まあいいかって感じだ。
 
 バルダーズゲート3はシナリオはほぼ一本道だが、アプローチとしてやれることいっぱいあって、それが逆に「何していいのかワカンネーんだよ」となってしまうことが多いというのは分かるが、根気よく細かい試行錯誤を繰り返すとかなり面白い。
 まあ、そこまで付き合う必要ある? という感じだが。
 俺はあんまりゲームを買わないのだが、いったんハマると死ぬまでやるんでねえかというぐらいやる。そういう人には向いていると思う。キャラのマルチクラスビルドとか本当に考え甲斐がある。

 面白かった。1200時間もやったゲームが面白くなかったとか言いだしたら、君はなんなの? という感じなので面白かったし楽しめたに決まっているのだが。

 なんか色々混ざってしまったが、MODについて結構な量、語ってしまったのは、最近出たドラクエ3のリメイクにさっそくMODが! 死ね! という意見が散見されるので、まあチート系ばっかりだからそうなるのも分かるが、MOD文化の楽しい側面も知っていただきたいという気持ちからである。

 好きなゲームを自分好みにカスタマイズ出来て、自らの趣味嗜好や考え方によって調整も出来る。そういう可能性がMOD文化には絶対にあるので、そう毛嫌いしないでほしいものだ。

 だが最後に言うが、いったんそのままでやれ。
 大体を知ってゲームそのものの設計思想を理解した上で、ここがこう、なったらなァ~なんて思ってから、そういうMODを捜して導入する、それがゲームというものに対する礼儀ではなかろうか。
 あとあくまでスタンドアローンのゲームでやって欲しい。
 マルチプレイでそんなことするのはさすがにおかしいし、バグる可能性もあるからして。いくらお前さんが美形化MODとか入れていても、相手が入れてなかったらとんでもねえ顔になっているんだぞ、分かったか。

 ちゅうワケでバルダーズゲート3は個人的には楽しめた。
 さすがはゲームオブイヤーみたいなもん貰っただけのことはある。
 ただ万人に勧められるかっちゅうたら、どうかな~。気軽に楽しめるもんの方がいいんでないかな~。みたいな感じである。

 ところで性器の形状を三種類くらいから選べるというのにゲーム本編で全く何も関係ないというのはどういうわけか。
 そこは反省して欲しい。猛省を促す所存であり所感である。
 まあ、こんな垂れ流しnoteで売り上げに貢献するなどと思っていないのだが、なんとなく興味が沸いたら、みんなもやるといいよ!
 お魚タイム!(カーラックが突撃するときに叫ぶ台詞)

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