江波光則

なんか日々、無作為に何の話題にもなっていない映画見たりまんが読んだりしてそれはいいのだが我ながら感想とか纏めておかないとまた忘れてまた見ちゃうとかになってしまいそうなので備忘録として書いております。 別にお金取る気はないから全部無料だよ。こんなもんで金取れるわけないだろ。

江波光則

なんか日々、無作為に何の話題にもなっていない映画見たりまんが読んだりしてそれはいいのだが我ながら感想とか纏めておかないとまた忘れてまた見ちゃうとかになってしまいそうなので備忘録として書いております。 別にお金取る気はないから全部無料だよ。こんなもんで金取れるわけないだろ。

マガジン

  • 俺のきまぐれ映画備忘録

    きまぐれに配信で見た映画・ドラマの感想をまとめています。マジで今更? ってのばっかりだと思いますが今更の方が気兼ねなくたくさん書けるので良しとする

  • 俺の気まぐれまんが・小説備忘録

    読んだまんがと小説の備忘録です。今更? というラインナップでお届けします

最近の記事

ファントム・ジョーの正体に心当たりがある(違う人です)

 「誰にでも誤解はあるし予想が外れることだってある」という物語に寄り添った考え方があり「また気まぐれで伏線みたいなもの無視したの面白くて仕方がない」というあくまで客目線としての接し方というものがあり、それは普通、肯定と否定にきっちり分けられるものなのだが、世の中にはそれをごった煮にして勝手なカオスを作り上げるという楽しみ方をされる作品もあります。馴れが必要ですがそういう楽しみ方もあります。  あいつだと思ってたのに「誰?」って人だった。あんな思わせぶりなこと言っておいて、それ

    • 牛丼肉抜き

       「牛丼」ってからには牛肉入ってなきゃダメだろ、というのはただの固定概念で、実際には牛丼から牛肉抜いて、タマネギと米とツユだけの丼を食べても「これ肉、入ってないけど牛丼だな」とみんな思う気がする。思わないのは牛丼をそもそも食べたことがない人で、そんな人に「牛丼だよ」って言って牛肉の入ってないものを渡しても、これは何かのとんち勝負かな? と疑われるだけで良い対話にはならぬと思われる。  とにかく牛肉が入ってなくても牛丼は成立する。と思う。  俺はこう見えて年中ひまではないのだ

      • 陰キャと陽キャとパリピとギークとスクールカースト上位と下位とプロムとロボコンとX-MENとアベンジャーズのなんか納得いかない話のあれこれ

         俺が参加者の一人としてブツクサと念仏みたいなことをつぶやき続ける企画こと純喫茶彼岸花というトークイベント配信的な何かが、8月18日(日)に開催されるのであり、今回のお題は「デッドプール&ウルヴァリン」であったりする。  いい機会なので俺が映画版X-MENシリーズについて抱いているモヤモヤとした気持ちをその配信で吐露したいのはやまやまなのだが、お題は「デッドプール&ウルヴァリン」であるからして俺がえんえんマグニートーがプラスチック牢獄から脱出する方法が相手の血液にブチ込まれた

        • 劇光仮面の所感vol.1:劇しい光とフォリ・ア・ドゥ

           まだ連載中のものの感想をまとめるのもどうかと思うのだが、まあ、今のところの所感を急に書きたくなったので書く。vol.1とは銘打っているがすぐに続きを書くわけでもなく長いから分けるというでもなく、まあ先々また書くかもねという余白を残してのタイトルであることにご留意いただきたい。  フォリ・ア・ドゥというよくワカラン単語を知ったのは「第三世界の長井」(ながいけん著)という作品でなので他作品を引用するのも気が引けるがそれは置く。要するに一人の狂気が伝染して周囲の人間を巻き込んで

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        • 俺のきまぐれ映画備忘録
          13本
        • 俺の気まぐれまんが・小説備忘録
          5本

        記事

          「窓ぎわのトットちゃん」と1%の寓話

           こんな話がある。  某バイクメーカーが「あなたのところのオートバイユーザーは【悪い人たち】ばかりが乗っている」と言われた。それにバイクメーカーはこう返した。  「そういう【悪い人たち】はユーザー全体の1%に過ぎない」  それを知った【悪い人たち】は自らを「1%er(ワンパーセンター)」と称して、そういうパッチを造り、メーカーへの面当てとして背中に貼ったりした。【悪い人たち】なりの意趣返しであり諧謔を含んだ皮肉である。  1%という言葉に、統計的な意味は無い。  そもそも統計

          「窓ぎわのトットちゃん」と1%の寓話

          ウォーキングデッドにおける世界観とストーリーの切り離し云々についてシーズン11でやっと気づいた話

           ウォーキングデッドのシーズン11を暇に飽かせて全部見た。  ほぼ一気に見た。面白かった。  前段階で正直に言うと、俺はウォーキングデッドにはとっくの昔に飽きていたが「面白かった」ので「また面白くなるだろう」という期待を込めて辛抱強く見ていたが、ニーガン辺りで気持ちが高まったのだが結局どうにもダメでまた惰性で見ながらブツクサ文句を言い続けるという視聴方法に変わってしまったのだが、そういうのは世間ではよくないと言われそうな視聴方法だが、俺はそういう付き合い方もアリだと思う。本当

          ウォーキングデッドにおける世界観とストーリーの切り離し云々についてシーズン11でやっと気づいた話

          三国志無限周回プレイにおける秘本三国志の面白み

           本当は違うものの感想を書く予定だったのだが、なにかとタイミングが悪かったので書かないことにして、その本のあとがきで触れられていた秘本三国志を読むことにした。なんとなく読んでなかったなというのもあり興味が湧いた。  その本のあとがきでは「秘本三国志は上級者向けに書かれていてあんまおもんない」的な評価をされていたが、何せえらい昔の本である。しかつめらしい文章で専門用語と歴史知識が飛び交っている、そういう「上級者向け」なのかなと思ったら、違った。  周回プレイしている人間に対す

          三国志無限周回プレイにおける秘本三国志の面白み

          風魔の小次郎は物語の速度が半端ないというお話

           なんだコレ車田正美マガジンかなんかか? という感じになってしまっているのだが、男坂からリングにかけろ、そしてリングにかけろ2を読み、遂に風魔の小次郎に辿り着いてしまったので仕方ないとしよう。  前もって言っておけば、風魔の小次郎をかなり久しぶりに再読したのだが、凄まじいばかりの速度を有しているのに驚かされた。様子見、というターンはほぼないのではないだろうか。  リングにかけろがヒットした直後の作品である。  確かにその実績があるなら少しは肩の力も抜けるだろう。抜いてしまった

          風魔の小次郎は物語の速度が半端ないというお話

          男坂が完結したそうだ

           俺はこのnoteをやる上では「今、旬のもの」を書かないことにしているので、インターネットでちょっとだけ話題になっているだけとは言え「男坂が完結!」のタイミングでこのnoteを書くのは避けたかったのだが、読み直したら書きたくなってきたので書くことにした。  男坂というまんがは1984年から1985年にかけて連載されていたまんがである。内容は喧嘩がクソ強い13歳が仲間を増やして日本中を駆け巡るというシンプルな話である。  車田正美先生は「これが書きたかったのだ」ぐらいに満を持

          男坂が完結したそうだ

          俺は張衛が好き(北方三国志)

           本当は「チンギス紀」の読書感想文を書こうと思ったのだが「まだ熱い」と思っていい感じに冷えたであろう三国志にすべく再読したらバカみたいにはまってしまった。何度目だよ読むの。俺にはそういうところがある。ご理解頂きたい。     北方三国志の主人公は前半が呂布で後半が馬超であることに疑う余地はないと劉備は思った。  特に、呂布。北方先生は呂布を書きたくて三国志書き始めたんじゃないかというぐらい、呂布。武人・軍人としてパーフェクトかつ戦場指揮官として作中でも比肩しうる者がないほど

          俺は張衛が好き(北方三国志)

          バイクで日本をゆっくり一周するモンスターの物語をドラマ化することで悲しきモンスターを人間化しようとする壮大な(そしてふざけた)実験の顛末についての覚え書き

           「日本をゆっくり走ってみたよ」に出てくる吉本浩二先生と称した吉本浩二(主人公)はマジでキモい。どこまで意図したかは分からないが、多分、意図した以上にキモくなっていると思う。  例えばだが「俺は面白いやつでーす!」とアピールしてくる奴はだいたい面白くない。「私ってちょっと変わってまーす!」というやつはだいたい別に変わってないし「闇属性」と自称する人はだいたい昼日中を普通に歩いている。  多分だが、吉本浩二先生は自らの異常性をそれほど自覚せずに「日本をゆっくり走ってみたよ」を書

          バイクで日本をゆっくり一周するモンスターの物語をドラマ化することで悲しきモンスターを人間化しようとする壮大な(そしてふざけた)実験の顛末についての覚え書き

          ゲースロその3 最終章おもんない問題

           俺は面白いと思うんだが、海外などでは「おもんないから作り直せ」という激しい運動が起きていたようだ。  冗談半分だと思うが。  「作り直せ」って言って作り直すわけないだろう。ただ本気の人も混ざっているだろうし、みんな別にゲースロ嫌いではないというかむしろ好きだから言っているのだろうし本気度が伝播したという話かもしれない。  作り直すわけないだろう。  この運動を盛り上げれば作り直すはずだ! と本心から信じている人たちがいたら、それはそれでファンという気がする。ピュアすぎるが。

          ゲースロその3 最終章おもんない問題

          ゲースロその2 デナーリス・ターガリエンさんと、そのご一統様の歪さの話

           ゲームオブスローンズは長期の海外ドラマとしては成功していると思う。収益だけの問題ではなく、破綻がそれほどない。長期はだいたい破綻する。短期は破綻はしないがだいたい普通に面白くない。  そして奴らは非情なのでシーズン2とかが終わった後で続きは造りませんとか平気で言う。現場制作陣の虚しき壁打ちが響き渡る。  破綻、というとちょっと違うのだが、最早全然当初の意図と違うよね? とか続編造るのそもそも無理だよね? とかそういうのもある。だがまあそういうのはヒットした証拠でもあるから

          ゲースロその2 デナーリス・ターガリエンさんと、そのご一統様の歪さの話

          ゲースロと露悪趣味と露悪主義

           ゲームオブスローンズ、コンテンツとしては既に周回遅れというか言い方悪いので「熟れた」という感じだが、俺はぽちぽち気に入っている話を見返したりしていたので俺の中では古びていないのだが、昨今、コンテンツの消費速度は速く無数の後続が控えている。前日譚(つっても100年以上前の話だが)の「ハウスオブザドラゴン」のシーズン1も始まってしまったので尚更なのだが。  見始めたきっかけは俺の大好きな「落とし子の戦い」(シーズン6第9話)をまた見てしまったからなのだが。この回は何回見ても面

          ゲースロと露悪趣味と露悪主義

          ●REC(全部)における人称視点変換の流れ、そして受け継がれる性癖

           時間持て余したので、以前、フォロワーの方からおすすめされたRECのシリーズを全部見た。俺はこういうのは一度にやる男。というかシリーズものは一気見でその価値が分かる。多分。  全部というかREC3だけ何故か見られない。しかしながら、あらすじと評判を見るにかなりのかなりらしく、まあ、見なくてもいいかとなった。見る方法がないだけだが。よくある「タイトルだけ同じ違うモノ」に等しい様子。スピーシーズXみたいなもの。スピーシーズはXが一番出来がいいと思ってるけどね、俺は。  この際

          ●REC(全部)における人称視点変換の流れ、そして受け継がれる性癖

          ロッキー1から3まで見た

           見たじゃねえよ。今頃なんだよ。  いやなんか前回クリード見てさ、そういや俺、ほぼ忘れてるなと思って改めて1から見直したんだなこれが。  まあなんちゅうか、汗と筋肉っていいよね。  分かりやすいからね。  これが数学チャンピオンとかロボットコンテストとかだと同じ文脈でも勢い足りないからね、やっぱり。勢い出す方法は幾らでもあると思うんですが。というか別にロッキーシリーズはそれほど試合メインではなく(どうでもいいという訳ではない)人間ドラマがガッツリ絡んでくるので、数学でもロボッ

          ロッキー1から3まで見た