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2025年1月の短歌

短歌を見ると、自分がその頃何を考えていたのか、はっきり表れている。
昨年は猫の心配が多く、それから人生の残り時間を数えていた。やっと、老化と戦うことに気持ちが向き始めたし、独立した娘の子供部屋の荷物を片付けることもできるように。。(今までは、悲しくてゆっくり娘の物を見れなかった。)
砂糖断ちして、カフェイン断ちして、自分が低血糖だと気がついて、、還暦になってから自分の体質の特徴に気がつくことが連発して驚いている。
人生の収穫期というか、集大成というか、、そんな風に過ごせたらいいな。

3日 連絡をしてねで終わったLINEたち静かに並んで年越しをする
                            #連絡待ち
6日 見たこともないどなたかが今押した好きをチン!とスマホが伝える
                          #寂しさが和らぐ
9日 リハビリはYouTubeを見てしてと言う商売毛のない若いドクター
                           #先生は忙しい
14日 連休の最後はみなで声もなく逝く思い出を各自弔う
                               #憂鬱
17日 ただちょっと都合で不在な娘いて9年前の付箋を剥がす
                         #独立した娘の荷物
21日 休日は余ったシャドウを使い切る青くなったり赤くなったり
                     #使いきれないアイシャドウ
24日 元旦に逆回りする公園は足音だけが長く響いて
                           #静かな元旦
27日 手のひらの新しいシワさすりつつこれもさだめと受け入れていく
                            #手相の変化
31日 枯れ葉でも土の肥やしになって逝く私は吐息一つ遺して
                             #生きた証

#今日の短歌 #短歌





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江浪キリ
疲れる毎日を誰かの文章で癒されたい。そして、私も誰かを癒したいです。いつかできたらいいな。

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