消えゆく希少な素材を見つけ、維持発展することも恵那川上屋の仕事だと思います
今年は梅や杏など、ここ数年間、収穫が落ち込んでいた作物が豊作の様です。
先日種子島に行ったときには、ここ5年間くらい生らなかった「ヤマモモ」の実が、道が赤く染まるくらい落ちていました。
種子島に渡った時に最南端の栗になると思い栗の木を植え、その先にヤマモモも20本ほど移植を行ったのですが、栗はよく生るものの、ヤマモモはなぜか実のつきが悪い状態でした。
10年ほど前には毎年ついたのですが、気候の問題なのでしょうか。
杏はシロップ煮にて提供をしておりました。
数少ない信州の「信山丸」という品種で、その生産者のお宅へお邪魔したときに、奥さんが作ったシロップ煮をいただいたのがきっかけでした。
いろいろな産地で出会った素材は、それを生かすことで希少性の維持、そしてその地域文化の伝承、農業の活性化にも繋がり役立ちます。
私の産地への探求心は今も変わっていません。
消えゆく希少な素材を見つけ、それを維持発展することも恵那川上屋の仕事だと思っています。