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待つ、ということ。
今朝も、ほんのうっすら雪が積もっていた。
うすく透けた布みたい、車のライトが当たると、ラメのようにキラキラと光る。
誰も足を踏み入れない畑はまだ雪原のようだけれど、日中の春を含んだ日差しのせいで、少しずつ確実に厚みを失っている。
早朝のラジオで、スマホがなかった頃の待ち合わせについて話していた。
今は遅れても連絡がつくし、待つ方もスマホがあれば簡単に時間がつぶせる……確かにね。
待つ。
もちろん、時間を守るという意味では、待たせることはよくないことだけども。
待つ、ってなんだかいい言葉だなぁ、と思う気持ちもある。
春を待つ、とかね。
はやく、はやく、と楽しみに待つものがあることは、うれしいこと。
来るかわからない人を待つ、あのつぶれてしまいそうな心で願う気持ちも、今となっては宝物のような記憶、だったり。
その話の流れで、ちょうど着く頃になって「ラブストーリーは突然に」が流れ出したものだから、終わるまでエンジンを止められなかったよね。
あの日、あの時、あの場所で…
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もうすぐ春だというのに、今になって、少し冬眠してた。
もちろん仕事に行ったり、子どもたちについていったり、ちゃんと外の世界には出ていたはずだけど。
眠たくて眠たくてうとうとして、うっかり迎えの時間ギリギリに起きたことも2回あったし、昨日は家に帰って炊飯器のスイッチをいれただけで寝てしまって、ごはんが作れなかった。
(目が覚めたら、光る君へ、も終わってた…。)
今日はそんな私を見かねてか、お昼過ぎに仕事から帰るときには、もうごはん食べたよ!と言う子どもたち。
夫が出勤前に炊飯器をセットしてくれたらしい。
私はごはんを中途半端な時間に食べたせいで、なんだかちょっとおなかすいたなぁと思い、そうだ、と本を開く。
先日偶然noteの記事で拝見して、作ってみたい、と思ったものがあったのだ。
溶かしバターに薄力粉と砂糖、くるみを混ぜてぽろぽろにする。
スライスしたりんごに砂糖とシナモンを混ぜてグラタン皿に盛って、その上にそのぽろぽろをたっぷりかけて、ぎゅっと手で押さえる。
それをオーブンに入れる、そして待つ。
この待つ時間は、まさにしあわせな時間だ。
だんだん、いい香り。
さぁ、そろそろ。
なんとか冬眠から覚めることができるかしらん…。
理由もわからず何にもうまくいかなくて、それで寝ようとしていたのも、ある。
焦ったりもするけれど、もがこうとしてやっぱりうまくいかなかったりもするけれど。
じっと耐えて待つと、また向こうからやってくることもあるかも、ね。
2月 やりたいこと
◆コブラーとクランブルを作る。
アップルクランブル、本当に簡単で美味しかったです!
クランブルのあまりがあるので、次はバナナで焼いてみようかな。