書籍◆2024 ・喫茶とまり木で待ち合わせ(実業之日本社) ・花守家に、ただいま。星合わせの庭先で(ポプラ社) ・丘の上の洋食屋オリオン(KADOKAWA) ◆2023 ・怪異相談処がらくた堂奇譚2(実業之日本社) ・怪異相談処がらくた堂奇譚(実業之日本社) ◆2022 ・僕は何度でも、きみに初めての恋をする。(スターツ出版) ・10年後、きみに今日の話をしよう。(マイナビ出版) ・喫茶とまり木で待ち合わせ(実業之日本社) ・猫に嫁入り〜常しえの恋唄〜(小学館) ・記念写
ラピスラズリという石がある。 まるで宇宙の一部を切り取ってそのまんま固めたみたいな、濃い青色と散らばる金色が特徴的な綺麗な石だ。綺麗過ぎるおかげで古代から宝石や顔料の原料として使われてきたということはネットで調べて知っている。ついでに金色の星みたいな部分はパイライトっていう鉱物だってこともネット調べ。 ラピスラズリは和名では瑠璃と言う。見た目に合った美しい名前だと思う。どこかの言語の言葉を音訳して付けたものらしいけれど、音も字面も天才的に良いものを付けたじゃないかと名付
2年前に単行本で刊行された『喫茶とまり木で待ち合わせ』が、先日実業之日本社GROWから文庫になって発売されました。 表紙は単行本と同じく、イラストを西淑さん、デザインを西村弘美さんが担当してくださいました。 珈琲とプリンが味わい深い、レトロで可愛い表紙に仕上がりました。ブルーとピンクの枠も西さんが描いてくださったそうです。かわいい~! 実は単行本では作中のメニューでプリンは出てきません。しかしながらこの表紙イラストが送られて来たとき、こりゃプリンを出さねばならんと思
私は家族親戚以外、ほとんどの知人に小説家であることを言っていません。なんなら家族であっても、直接話したことがあるのは母親だけである気がします。身内の間ではいつの間にやら母伝いに広まっていました。そのうえ母の友人にまで知られています。私の友人は知らないのに。 絶対に秘密にしたいというわけでもないのでそこら辺は別に構わないのですが。そんなふうに、作家であることを内緒にしている私も、とくに親しくならないであろう行きずりの人には時たま気まぐれにぽろっと「小説家です」と話すことがあ
先日最新刊『花守家に、ただいま。星合わせの庭先で』(ポプラ社)が発売されました。すでにお手に取ってくださった皆様、ありがとうございます! こちらの作品の裏話もしたいのですが、数日前の初noteでちょろりと書いてしまったので、今回は別作品の話をしようと思います。 2月に角川文庫から『丘の上の洋食屋オリオン』を出版しました。表紙はイラストレーターのゆうこさんに描いていただきました。本当にかわいい! 3品の料理は、それぞれが『洋食屋オリオン』で働くスタッフを表してくださっ
7月3日にポプラ文庫から新刊が発売されます。 新刊や既刊について話せる場が欲しいなあと前々から考えていましたので、今回の発売に合わせてnoteを始めてみました。 『花守家に、ただいま。星合わせの庭先で』 ポプラ社 2024/7/3発売 ISBN:978-4-591-18231-4 ポプラ社さんから本を出すのは『千年桜の奇跡を、きみに 神様の棲む咲久良町』以来約5年振りです。千年桜はポプラ文庫ピュアフルからの刊行でしたが、今回はポプラ文庫から発売されます。 今