運用中のkintoneアプリにおける追加改修の流れ~総合テスト編~
こんにちは![エン・ジャパン]kintone推進担当です。
エン転職・engageの事業部でkintoneアプリの作成・推進をしています。
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わたしたちは事業部内の各部署から依頼を受けてkintoneアプリ作成を行なう
「kintone開発専任チーム」です。
今回は『運用中のkintoneアプリにおける追加改修時に実施する総合テスト』についてご紹介します。
総合テストを実施する理由
デモアプリ完成後、連携するシステム全体を通して機能や性能を確認するテストを実施します。わたしたちの組織では、このテストを「総合テスト」と呼んでいます。
連携するシステム全体で総合テストを実施する理由は、作成したデモアプリが想定通りの動きをするかを確認するためです。
要件通りにデモアプリを作成できたと思っていても、実際に動かしてみると意図しない挙動になっていることも…。
本番アプリ改修後につつがなく運用できるように、改修作業を行なう前に必ず総合テストを実施しています。
設定ミスや検討漏れ、想定外の事象などを早期に把握するために必要な工程ですね!
総合テスト実施時のルール
改修するアプリによって改修の難易度や細かな手順は異なりますが、どの改修案件であっても共通する「総合テスト実施時のルール」があります。
その一部をご紹介します!
①テストアカウントを使って実際のユーザーと同様の権限で実施すること
わたしたちの組織では、kintoneアカウントに組織情報を設定しています。
その組織情報を使ってアクセス権や通知、プロセス管理の作業者等を設定しています。
作成者であるわたしたちと、アプリ利用ユーザーが同じ権限を持っているとは限りません。
権限の違いにより自身のアカウントだけでは確認できない機能もあるため、総合テストで利用するための「テストアカウント」を複数購入しています。
テストアカウントには、実際にアプリを利用するユーザーと同様の権限を設定します。
このテストアカウントを使って、実際のユーザーと同じ動きをして機能等の確認を行なっていきます。
②想定される運用パターンをすべて確認すること
想定される運用パターンを洗い出し、すべてのパターンで総合テストを実施します。あらゆる状況で正しく動作するかを確認するためです。
様々なパターンでテストを行なうことで、バグや不具合を見つけやすくなります。
すべてのパターンを網羅するのは難しいですが、通常フローやイレギュラーフローを含めてできる限りのパターンを洗い出しています。
総合テストを実施し懸念事項が出てきた場合は、対応方法を検討します。
改修するアプリの難易度や連携するシステムによって異なりますが、遅くともリリース予定日の5営業日前までに実施しましょうと定めています。
まとめ
今回は、総合テストについてご紹介しました!
アプリの追加改修に限らず、リリースするために大切な工程のひとつです。
次回も「運用中アプリの追加改修」をテーマにお届けします!
お楽しみに!
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