
わたしたち組織の「ナイスチャレンジ!」をご紹介!(受け入れテスト編)
こんにちは🐻❄️[エン・ジャパン]kintone推進担当です。
エン転職・engageの事業部でkintoneアプリの作成・推進をしています。
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今週も『わたしたち組織のナイスチャレンジ!な実例』をご紹介します。
今回は受け入れテスト編です!
ナイスチャレンジ!とは?
エン・ジャパンが主催するkintoneユーザーイベント「CHALLenGERs(チャレンジャーズ)」では、「ナイスチャレンジ!」を合言葉としています。
このイベントは、kintoneを活用して業務改善やDX推進に挑む人たちが集まり、成功や失敗を語り合う場。結果以上に「挑戦したプロセス」を大事にしています。
kintoneアプリを8,000こ以上作成しているわたしたち組織も日々挑戦の連続です。挑戦したからこそ得られる学びがある…!
わたしたち組織の失敗事例ならぬ、ナイスチャレンジな実例をご紹介します。
受け入れテストが不十分だと実務に支障が出る
わたしたち組織の開発体制
わたしたちは事業部内の各部署から依頼を受けてkintoneアプリ作成を行なう「kintone開発専任チーム」です。
わたしたちが利用しているkintone環境では、統制をはかるためアプリ開発者の人数を制限しています!
依頼者と協力しながら、活用されるkintoneアプリを開発しています。
受け入れテストとは?
受け入れテストとは、依頼者が実施するテストです。
このテストでは作成したアプリが依頼者の要件を満たしているか、実務上問題がないかを確認します。
目的はリリース後に問題なく運用するために、致命的な不具合を見つけ出すこと。実務を想定してテストを実施してもらうことを大切にしています!
わたしたち開発者は、現場のフローを詳細に知っているわけではありません。そのためユーザーの実際の動きを完全には把握できず、実務に本当に耐えられるものになっているか最終的な判断をすることができません。
一方で、依頼者は現場のプロフェッショナルです。
現場のフローを理解しており、ユーザーの実際の動きを知っています。
現場のプロである依頼者側に実務を想定して確認をしてもらい、問題がないか最終判断をしてもらいます。
受け入れテストの不備が招いた問題
分岐が少なくシンプルなフローであれば、テストもシンプルです。
業務フローが複雑なものや関連するアプリが複数ある場合は、確認する箇所がどうしても多くなります。
ヌケモレなく確認してもらえるのが理想ですが、確認作業は人の手によるためモレが発生することも。
受け入れテストが不十分だと最悪の場合、実務に支障が出ることもあります。
わたしたちの組織で実際にあった事例をご紹介します!
◎開発要件のみ確認していた
要件を満たせているかの確認はもちろん必要。
ただそれだけだと実務に耐えられるものになっているかはわかりません。
機能としては問題ないものの、実務を想定したときに一部使いにくい箇所があることが判明し、リリース後に微調整が発生しました…。
開発要件の確認はできていたが、実際の業務手順で確認はできていなかったようです。
◎軽微な改修だからとチェックがあまくなった
複数のフィールドを追加するだけというシンプルな追加改修もあります。
軽微な改修と思うと確認が甘くなってしまうことも。
リリース後に依頼者が意図したフィールドタイプではなかったことが判明し、アプリの追加改修が発生しました…。
フィールド名や配置に問題がなかったため、データの入力チェックまではしていなかったようです。
◎イレギュラーフローを想定できていなかった
正規フローのみで運用できれば良いですが、それはなかなか難しい。
どうしてもイレギュラーフローは発生してしまいます。
リリース後にイレギュラー対応ができないことが判明し、アプリの追加改修が発生してしまいました…。
正規フローの確認はできていたが、よくあるイレギュラーフローの動きを確認できていなかったようです。
受け入れテストの重要性を伝える
依頼者に受け入れテストを依頼するとき、「実務を想定してあらゆるパターンで確認してください。」と伝えるようにしています。
また、受け入れテストが不十分だとリリース後に追加改修が必要になることや、最悪の場合実務に支障がでる可能性があるなどのリスクも伝えています。
人が確認をするのでミスをゼロにすることは難しいです。
ただ実務を想定してきちんと受け入れテストを実施できれば、致命的な不具合は見つけることができると考えています!
誰しもミスはしてしまうもの。
大切なのは同じ失敗を繰り返さないようにしっかり振り返りをすることです!誰かを責めるのではなく、関係者全員の学びにする!
これもナイスチャレンジです!
まとめ
リリースできても実務で使えないアプリは困りますよね。
活用され続けるためには実務に耐えられるアプリであることが大切です。
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