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運用中のkintoneアプリにおける追加改修の流れ~改修手順書(利用)編~

こんにちは![エン・ジャパン]kintone推進担当です。
エン転職・engageの事業部でkintoneアプリの作成・推進をしています。
▽自己紹介記事はこちら

わたしたちは事業部内の各部署から依頼を受けてkintoneアプリ作成を行なう
「kintone開発専任チーム」です。

今回は『運用中のkintoneアプリにおける追加改修時に利用する改修手順書』についてご紹介します。


改修手順書とは?

わたしたちの組織では、本番アプリを改修する際の手順書を作成します。この手順書を「改修手順書」と呼んでいます。

▽改修手順書の作成理由や作成ポイントはこちらの記事でご紹介しています!


改修手順書の使用タイミングと使用者

本番アプリの改修時に、改修を行なう担当者が改修手順書を使用します。
作業のヌケモレを防ぐため、改修手順書をチェックリストとして活用。
限られた時間内で必要な改修作業を完遂します。

基本的には、改修手順書を作成した人が本番アプリの改修も担当しますが、体調不良などで急遽担当者が対応できなくなったときは、他のメンバーが代理で改修作業を行なうこともあります。

改修するアプリの規模や連携ツールの有無によって、代理対応をするかどうかの選択肢は変わりますが、「誰が見ても何も考えずに作業できる改修手順書」があることでリリース日を優先する選択を取ることも可能です。


本番アプリの改修作業

本番アプリを改修する際の工程をご紹介します!

①アプリの利用を停止する
改修作業に必要な権限だけを残してその他のアクセス権を外します。
改修作業中にユーザーが操作をすることで、意図しない挙動になる可能性がゼロではないためです。
また、改修内容を知らないユーザーを混乱させない目的もあります。

★Point★アクセス権を外す前に、設定をキャプチャ!
アクセス権を正しく戻すために、設定を画像として保存しておきます。

②データのバックアップを取得する
アプリに登録されている全レコードのデータをファイルに書き出します。
何かしらの理由でデータ復旧が必要になることも考えられます。
もしもの時に備え、データのバックアップを取得しています。

③改修作業を実施する
改修手順書をもとに、本番アプリの改修を行ないます。
改修手順書には設定する箇所や順番などが明記されているので、不要なことは考えずに作業に集中できます。

④動作テストを実施する
改修作業が完了した後、実際の操作を行ない機能の動作を確認します。
改修内容が正しく反映できているかを確認するためです。

動作テストは、アプリを利用するユーザーと同じ権限を設定したテストアカウントを使用します。テストアカウントにアプリの利用権限を設定し、実際のユーザーと同じ動きをして問題がないか確認します。

⑤アプリの利用を再開する
改修内容が問題なく反映できていることを確認できたら、アクセス権をもとに戻します。

アクセス権の設定を間違えてしまうと、利用したいユーザーがアプリを利用できなくなってしまいます。
正しくアクセス権を戻すために、①でキャプチャしていた既存設定の画像を確認しながら設定を行ないます。



まとめ

今回は、改修手順書の利用編をご紹介しました!

限られた時間の中で正しく改修作業を完遂するために、作業手順書を作成・利用しています。
作業手順書があることで、不安にならずリリース作業を行なうことができています。

[関連記事]

▽運用中のkintoneアプリにおける追加改修についての記事をこちらにまとめています。


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