運用中のkintoneアプリにおける追加改修の流れ~改修手順書(作成)編~
こんにちは![エン・ジャパン]kintone推進担当です。
エン転職・engageの事業部でkintoneアプリの作成・推進をしています。
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わたしたちは事業部内の各部署から依頼を受けてkintoneアプリ作成を行なう
「kintone開発専任チーム」です。
今回は『運用中のkintoneアプリにおける追加改修時に作成する改修手順書』についてご紹介します。
改修手順書の作成理由
デモアプリを作成し総合テストを実施した後、本番アプリを改修する際の手順書を作成します。わたしたちの組織では、この手順書を「改修手順書」と呼んでいます。
改修手順書を作成する理由は、大きく3つ。
①作業時間を見積もり、改修時のアプリ利用停止時間を決めるため
わたしたちの組織では運用中のアプリを追加改修するとき、原則、アプリの利用を停止します。
改修作業によって意図しない挙動になる可能性がゼロではないからです。
運用中のアプリ利用を停止するということは、少なからず業務に影響が生じます。必要最低限の利用停止時間を決めるために改修手順書を作成し、改修作業の内容をもとに作業時間の見積もりをしています。
②限られた時間内で、漏れなく正確に改修作業を実行するため
本番アプリを改修する際に大切なのは、限られた時間内で必要な作業を完遂させること。
改修内容を思い出しながら手を動かすと時間がかかるだけでなく、対応漏れのリスクも高いです…。
漏れなく正確に改修作業を行なうために、設定する箇所や順番などを明記して「誰が見ても何も考えずに作業できる状態」を目指します。
③改修作業後にトラブルがあった場合に、調査を速やかに行うため
本番アプリ改修後に、何かしらのトラブルが発生することも…。
その際に改修箇所や改修時の設定内容がわかると、原因究明がスムーズになります。
改修作業を行なっていない人がトラブル対応をすることもあるため、改修の履歴がとても重要になります!
改修手順書の作成ポイント
改修するアプリによって改修の難易度や連携ツールの有無は異なりますが、どの改修手順書にも共通する「基本的な作成ポイント」があります。
その一部をご紹介します!
Point1:デモアプリ作成時に改修箇所を記載したメモをもとに作成
デモアプリの作成は、まず本番アプリを「コピーして再利用」するところから始まります。コピーしたアプリに、追加したい機能を設定してデモアプリを完成させます。デモアプリの微調整を行なったあと、総合テストを実施。
総合テスト実施後に改修内容を思い出しながら作成すると、小さな改修を忘れてしまう可能性があります…。
そうならないためにデモアプリ作成時に改修箇所をメモに残しています。
そのメモをもとに改修手順書を作成します!
▽デモアプリの作成についてはこちらの記事でご紹介しています。
Point2:各工程にチェックボックスを設ける
改修内容によっては、軽微なもの含め数十~数百の工程になることがあります。似ている設定もあるため、どこまで改修作業を実施したか混乱してしまうことも…。
漏れなく改修作業を実施するために、各工程にチェックを付け確認しながら改修作業を行ないます。
Point3:細かい設定は「デモアプリ参照」とする
フィールド名や重複禁止等の細かい設定をすべて記載すると、改修手順書の作成工数が負担になってしまいます。
デモアプリの設定を見れば誰でも簡単にわかるものは「デモアプリ参照」とします。
必要に応じて、デモアプリの設定画面をキャプチャしておくこともあります!
大切なことは、限られた時間の中で必要な改修作業を完遂させること。
改修時に不安にならず、漏れなく作業ができるように「誰が見ても何も考えずに作業できる改修手順書」を作成しています。
まとめ
今回は、改修手順書の作成編をご紹介しました!
次回も「運用中アプリの追加改修」をテーマにお届けします!
お楽しみに!
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▽運用中のkintoneアプリにおける追加改修についての記事をこちらにまとめています。
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