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いつだって私の希望でいてくれる彼女たちは。

『希望と絶望』を2回観たよという記録。

1回目は公開初日、期末テスト終わりにそのままの足で直行。
2回目は家族がキングダムを観るというから同じ時間に。

とりあえずオタクとしての感情を置いてけぼりにして言うと「アイドルの裏側を映画というエンタメにしようとするとこうなるよね」とも感じた。(監督さん、スタッフさん、そしてご本人様方、本当にごめんなさい)

この映画はオタク目線だけで語りたいと思ったのでここから先は日向坂46というグループに救われた、人生において日向坂46が存在しない世界線は考えられない一人の高校生の感想を残しておきたいな、と。

先に言わなきゃいけないこと…、あっ、私は今回、映画の予告編や、事前番組をほとんど見ていない。前作の3年目のデビューの時は飽きるほどみたというのに。
理由は一つ。予告や事前番組は映画を売るために作られたおいしいところの塊だ、と個人的に考えているから。おいしいところばかりを自分の判断材料にしてしまうのが嫌だった。それと、自分の目で見てきた2年間の情報を自分の頭で新しくしたかった。

希望の側面は各自予習が必要かもしれないというくらいに絶望に焦点が合ってたね

コロナ禍、みえないファンに手を振り続けてくれたアイドル。

2020年、コロナ禍。当然、握手会は中止になり、有観客ライブもなくなった。これにより生じた問題は、メンバーがファンの存在を直に感じられなくなったこと。
もちろんファンはメッセージアプリでレターを送ったり、手紙を送ったりしたが、やはりこれは握手会の代わりになんてならない。どんなにオンラインライブをTwitterでトレンド入りさせたって会場に行くことはできない。
これまでだったら何千人、何万人が入って行っていたものをたった22人で、相手は画面の向こうにいます、と言われてライブを行うのだ。そんなもん、メンバーにとってみれば今までに戻りたいと思わざるを得ないだろう。

それでも、彼女たちは必ずと言っていいほどずっと笑顔だった。何人かの休養も相次ぎこそしたが、それでも待っているメンバーは笑顔を絶やさなかった。
それは、彼女たちが『アイドル』だから。

厳しさは愛情の裏返しか

本題はここから。

無理してでも期待に応えなきゃいけない。と思わせてはいけないんだよ、本当は。加藤史帆という一人の女の子が危うく壊れてしまうところだった。でも彼女は自分が弱いからだというのだろう。0か100しかないのが加藤史帆だから。

ケヤフェス2021、私は配信で観ていたライブだけど、あの日の晴れ方は異常だった。確か。もしあれが雨だったら、せめて夜だったら、あんなことにはならなかったでしょう、と思うくらい。でも、誰跳べで感動しないなんてことはなかったし、あの昼間だからこその雰囲気も大好きだった。それなのに運営からしてみれば何かが足りなかったようだ。それをなにくそって翌日のライブに反映できるグループが格好良かったな。
それでも運営的にはいつも以上を求めていた。きっとそれは、『KEYAKI』だからかな。わかんないけど。
映画の中ではくみてん、史帆さん、彩花さんが「こっちはか弱い女なんだよ」って叫んでいるシーンがあったけど、なんだか部活を思い出した。

全国ツアー。私自身も最終日のキャプテンの言葉がかなり引っかかってはいたから何となく全容を知れてよかったなと。ある意味で当たり前の亀裂が一度入ってしまったのかと。
あと、ツアー日程きつかったなとオタクは思うよ。

そしてひなくりがあって、ひな誕祭で東京ドームへ。

一緒に歩いて一緒に辿り着こう

小坂菜緒の復帰に始まり、渡邉美穂の卒業発表、7th。この辺りは語るには長くなりすぎるから割愛するけど本当は語りたい。

ひよたんのコロナ感染の情報、苦しかった。やっと22人揃うと思ったし、美穂の卒業前ラストかもしれないというのがかかっていたというのを知ってから揃わなかったと思うとあのライブの前にニュースが出た時よりも何倍も苦しさはあった。

私は日向坂46が大好きだ。

今回の映画の中で分かりやすく敵として描かれていたのは運営だったけど、そんな運営でも私は嫌いになれない。そこに理由はちゃんとあって、一つだけ言うとするのなら、ちゃんと休みを取らせてちゃんとグループに戻ってこさせるだけの決断力があるから(そのタイミングとかそのあとの扱い方には色々とあるけどね)。
つまるところは、わかりやすく敵と言っているだけで鬼ではないんだなってこと。

私はただのオタクだから、なんの影響力もないから言えちゃうけどさ、メンバーには笑っていてほしいんだ。しあわせでいてほしいんだ。と、さらに強く思っちゃって大変な映画でしたね。

個人的に好きだったシーンを適当に残しておこうの会

  • 開幕久美さんかわいいので癒されます

  • ひなくり2019の東京ドーム公演決定のサプライズ発表は私はいまだに観ただけで泣きます

  • 2回目ともなれば余裕が出てきて推しの可愛さに集中できるようになります

  • 前作が佐々木久美と小坂菜緒の映画なら今作は佐々木久美と渡邉美穂の視点から語られる日向坂46の映画だったね

  • 焦点あてられてるメンバー以外にも苦しんでる子はたくさんいただろうし(実際卒業を考えた子もいたはず)、これが日向坂46のすべてではないからね

  • マスク反対のさりなちゃんかわいかったね

  • 正直もう二度と見たくないヒット祈願ランキング1位は圧倒的すぎるんですよ私的に。でもまたじっくり見ないとあの努力と苦しさがなかったことになる気がしてそれはそれで嫌だなぁって。実際ヒット祈願のくせしてぜんぜんひなあいでは放送されなかったし。生配信観てたの苦しかったな

  • 配信ライブで顔が映るやつ(なんて呼ぶか忘れた)でご飯食べてたおじさんのおかげでいまだにご飯でも用意してって配信勢に語り掛けるよね

  • アザトカワイイの撮影終わりのくみさんとなおちゃん愛おしすぎた

  • ケヤフェス終わりで叫ぶきくとしあやちゃん好き

  • 苦しさを隠せちゃうアイドルの将来が心配になることってありますよね

  • きくとしがこしゃをかわいがってるのはもう保護者じゃん

  • W佐々木が保護者なの心強すぎて永遠に親に頼るんだよ菜緒ちゃんって気持ち

  • 髙橋未来虹ちゃんと小坂菜緒ちゃんのなおみくにんペアについて。
    きっと菜緒ちゃんは美穂ちゃんがいなくなったときに甘えられる相手を見つけたんじゃないかなと。ひな誕祭のときになおみくにんの描写が目立ちがちだったのはそういうことなのではないかと。

  • 渡邉美穂ちゃんじつはそんなにからだ強くない説(勝手に考えた)。
    迷子になりがちだし、倒れがち。ケヤフェスの時スタッフさんがめまい云々とは確実に言ってた

  • くみてんとみほちが最後泣かせに来た。あれは好き。一番のおひさまさんケヤフェス2022いたらしいですね。さすが。ってか私も星空の下バルコニーでおててつなぎたい

  • くみてんの最初と最後の言葉がすべてなんだろうな。この映画を商売とするうえで使えないとか違った意味で伝わってしまうかもしれないところをうまいことこのシーンで回収した感じはある。監督さん考えたな

  • 我々が心配したところで力になんてなれないんだから笑顔で推しの可愛さかっこよさすべてを楽しむべきなのがオタクという存在だ

3000字近いnoteは初めて書いたよ。楽しかったよ。きっとこれから補足が増えるよ。とりあえずみんな3年目のデビュー観よう、見返したらそれはそれで楽しいよ。まだ近所で希望と絶望が公開されてるなら時間と財布が許す限り何回でも観に行こう、推しはかわいいよ。

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