自分一人での集中の入れ方の話。
知り合ってからよく考えなくても結構経った山崎正悟さん。
なんだかんだで前からやりたいことやら、
やってみたいことやら、
あやつの中を掘り起こしたり、
餌投げつつ、
適当に悪魔の囁きをしてはちまちまずっとやらしてたりする。
開始してはいるんだが、
放り投げてるわけでもないんだが、
以前も聞かれて言うた気がしないでもないんだけどさ、
「集中のしかた、入れ方」みたいなのをまた聞いてくるこの頃。
パソコン苦手ではないんだが、
要するにデスクワーク的なクリエイティブ作業に慣れてないせいで、
集中も入りづらく、持続しないらしい。
つまり「作り終わらないまま」で止まる。
身体動かしたり、稽古したりは集中するのにね。
ってことは単純に慣れてないだけの話なわけさよ。
ってことで、
スイッチかトリガーかルーティーン作れと言うワシがいた。
いや全部同じことなんだけども。
こういうのって人それぞれではあるんだけど、
「作り終わらないまま」ってのが続くとですね、
もれなくわからなくなるわけですよ、自分の集中力そのものが。
「作り終わるまで」に要する時間がわからないとも言う。
ゆえに言ってきました。
「時間が欲しい」と。
「そういうことじゃねぇんだよ」と返しました。
時間があった時でも同じこと言うてたじゃねぇか、おぃ。
「作り終わらないまま」になる原因は他にもあって、
本人の中のなんとも言えない完璧主義的な思考と、
なのに自信の無さとか絡み合ってとてつもなくめんどくさいんだが、
そこは省略する。
分析すると集中している時のパターンはある程度あって、
そこに自分を持っていくのがわかんねぇんだなと思う。
そしてそれを持続させる為に必要なものもわかっていない。
他のことは逆算できるのに出来ない謎。
いや謎でもなんでもなくて、
自分一人での作業というのに慣れていないだけだが。
ワシは一人作業が原則というか、
基本それでずっと生きてたから入れ方は決まってて、
いくつかの支度しつつ、
おそらく何したらゾーン的なところに行くのはわかっている。
つまりあまりワシの話は参考にならない。
だからまぁ分析というか、
整理しろということをブツブツ言い、
スイッチがなんなのか、
何があれば集中出来るのか整理しろと。
それがまた難しいらしいんですけども。
人間が観る側として集中持続出来るのは60分が限界説がある。
クリエイティブなものを作る側としてはそれはまた別な話ではあるし、
キリがいいところだったり、締め切りだったり、何かしらある。
んで根本的に役者として稽古している時の妙な長丁場だったり、
1人で台詞入れてる時とかは彼なりに方法を持っている。
それを応用出来ればいいだけなんだけども、難しいらしい。
話は作り終えてからだ!とも足蹴にしてみた。
たださ、本人サッカーやってた時代もあるわけよ。
つまり1試合分の集中力はそもそも持ってるわけ、基盤として。
役者としての稽古も、
サッカーの試合にしても、んなん繰り返して発生するわけよ。
場数なわけですよ、何事も。
ただ無意味にやってもあかんけどな。
何事も。
さて、いい加減に見つけなさいよと思う今日この頃。