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【テック】外付けストレージの恐ろしい論理障害―USB記憶デバイスの安全な取り外し―

こんにちは、Emuです。
当記事をご覧くださり、ありがとうございます!

皆さんは、USBメモリや外付けHDD(以下外付けストレージ)などを使用していますか?私は、外付けストレージで少量から大容量のデータを取り扱っています。

過去に数回、論理障害を起こし悪夢を見ています。同じ悪夢を繰り返さないよう、備忘録として残しておきます。


論理障害とは


記憶ストレージは、どのようなデータを保存したか、「目次」みたいなものをデータと一緒に記録します。論理障害は、この目次が破損してしまうことで、実質的にデータアクセスできなくなってしまうことを言います。(データが破損していることもあります)

簡単に説明すると、「今回、私が書いた記事の内容は忘れてください」と言っても、あなたは完全に忘れることはできませんよね?でも、気にしなければ、「あれ?どんな内容だったかな?」と断片的に内容が欠落してしまうことがあります。外付けストレージの記録も、このようになっていて、消えたと思われるデータは断片的に残っていたりするのです。

データは無事の可能性もありますが、通常は確認できません。OS上で外付けストレージを認識している場合がほとんどなので、サルベージできる可能性はあります。

なぜ論理障害は起きる?


・外付けストレージの取り外し方を間違う
・USBハブを使用している
・大容量のデータを一度に転送する
・同時に複数の作業をする
・外付けストレージに不具合がある
・記憶デバイスに不具合がある

論理障害の発生が考えられそうなのは、これらの6つです。(他にもたくさんあります)

外付けストレージの取り外し方を間違う

一番やってはいけないのは、「外付けストレージの取り外し方を間違う」です。ほとんどの方は、気にしていると思います。私も気にしています。

外付けストレージが動作している状態で、USBケーブルなどを抜いてしまったり、電源を落としてしまったりするのはよくありません。

必ず「安全な取り外し」をしてから、USBケーブルの抜き差し、電源のオン・オフをするようにしましょう。外付けストレージの種類に関わらず、この作業は必ず実行するようにしましょう。

USBハブを使用する

これも、使用している方は多いと思います。使用しても良いと思うのですが、外付けストレージメーカーや外付けストレージケースメーカーは推奨していない場合があります。(特に外付けストレージケースメーカー)

入力デバイス(キーボード・マウスなど)はUSBハブを使用しても、感じられる程のない遅延程度ですが、データ関連では大きい影響が出ることがあるようです。

大容量のデータを一度に転送する

これは、ある程度限られると思います。一度に10〜100GBなど、大容量のデータ転送することで、書き込み時にエラーが発生することもありえます。

データ転送後もストレージが動作している状態で、ケーブルの抜き差し、電源のオン・オフをすることでエラーが発生することが多いようです。

同時に複数の作業をする

コンピュータはマルチタスクで動作しますが、大容量のデータ転送中に、重要な作業が割り込んで来ると、外付けストレージの動作やデータにも影響が出ることがあります。

外付けストレージに不具合がある

これもありえることです。新品だからといって、信用し過ぎるのはやめましょう。CrystalDiskInfoのようなソフトで、外付けストレージの状態を確認してみましょう。

とても、有名なソフトですが、インストールや使用などは自己責任でお願いします。

記憶デバイスに不具合がある

PCと外付けストレージの橋渡しをするデバイスで、外付けHDDケースやSATA to USBケーブルなどです。これが、見落としがちです。評価やレビューを見てから購入するようにしましょう。(参考にならない悪評もあります)

すべてではありませんが、逆にこれらの対策をしっかりすれば、論理障害の発生を減らせそうですね。

論理障害の解決方法


論理障害が発生してしまった場合、データが取り出せるか、データ復旧ソフトなどを使って確認する必要があります。外付けストレージが物理的に破損していなければ、個人でもサルベージできる可能性は残されています。

前述のとおり、論理障害は「目次」が破損した状態なので、どのようなデータを記録したかが、わかるようになればサルベージできるかもしれません。そこで、これらのようなデータ復元ソフトを使用します。

注意点

外付けストレージから復旧したデータを、同じ外付けストレージに保存することはできない場合があります。そのため、同じ容量のストレージを別で用意する必要があります。(PC本体のストレージでも可)

データ復旧保証が付いている、外付けストレージを購入しておくとメーカーがデータ復旧をしてくれます。信頼できるメーカーのストレージを購入した方がいいです。

データ復旧を専門とする会社に依頼するのも一つの手段です。ですが、あまりにも高額(数十万円〜)なので、最終手段として考えておいてください。中には必要ないというデータもあると思いますし。

サルベージが完了後はフォーマットします。フォーマット後は、異常なく見えますが、CrystalDiskInfoなどで状態確認します。異常セクタはなく、取扱いの問題であれば再使用してもいいですが、保証期間内であれば、メーカーに交換を依頼してもいいかもしれません。

オススメのストレージケース


この二つは、シンプルで使い勝手のいいHDDケースです。外付けストレージの安全な取り外しで、エラーが出ることが、ほとんどありません。

オススメできないHDDケース

忖度はしないので、「ダメだ」と思った製品も挙げておきます。YottamasterのHDDケースは良い印象がありません。1年ほど使用した中で、2回論理障害が発生しました。見た目がカッコイイというだけで買ってしまった、私も悪いので反省しています。(私だけかもしれませんし)

レビューで書かれていたのですが、長期的な運用に向いていないかもしれません。

まとめ


論理障害が発生すると、データだけでなく時間も無駄になります。そのため、普段から外付けストレージの扱いは注意するようにしましょう。中には、復元できなかったデータも多くあり、後悔しています…

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