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家事としての掃除とスポーツの共通点

以前の記事で料理と練習の共通点について書きました。
今回は掃除との共通点です。

料理だけでなく,掃除も得意ではありません。
どちらかというとズボラな方です。

まず失敗談から。
以前住んでいたマンションを引っ越すときに
当然大掃除をしたのですが,
どうにもならなかったのが,ふろ場の鏡でした。水垢がウロコ状になっていました。
ずっと気にはなっていたのですが,
強力な洗剤を使えば取れるだろうと
高をくくっていました。
“鏡がピカピカ”という洗剤やタワシを買って、
ごしごしやりましたが,ダメでした。
後から入居する人にごめんなさいと思いながら
諦めました。
そこで反省して決めたのが,
次からは入浴後最後に必ず鏡をふいて
水気をとるでした。
以来,習慣化に成功して鏡はピカピカです。
ついでにシャワーと水道のカランも拭いているのでピカピカです。
(結構うれしい!自己満足ですが)
やってみると何分もかからないわけです。
(家族にはもっと他もやれよと言われそうです)
家事は日々やることが多すぎて
とても手が回らないのが難点ですが,
とにかく,
ため込まずに日々手入れをする方が
いいようです。

この"日々手入れをする"が共通点だと
思いました。
つい定期的にきれいにしなくても,
汚れに気づいたら掃除すればいいやと
思うのですが,
たぶん気づいた時には結構ため込んでいて
簡単には落ちなくなってる。
手間がかかると分かっているから,
気づかないふりをして耐えている。
結局放置できなくなって,
掃除するんだけどため込んだ汚れは
やっぱり簡単には落ちず,
掃除で疲れ切ってしまう。
それでまた、掃除がおっくうになる、、、

これをそのままアスリートにあてはめると
心身共にですが,
毎日ケアに時間をかけず
(練習後にストレッチや整理運動をしない人が多い!)
痛みや疲れ,不具合に気づいたら
ケア(整体に行くとか)したらいいやと思って,知らずにため込んでしまう。
少しずつ硬くなったり,変な癖がつくと,
なんとなく不調が続くようになっても
理由がわからず耐えるしかないと思っている。
あるいは,練習が足りないと自分を責めてさらに強度をあげると肉離れなどケガをしてしまう。

だいぶ前ですが,ある大リーグの選手は
とても好調なので何かあった時にやればという
トレーナーの提案に対して,
(何も問題はなくても)スケジュール通りにやりたいと言ったというような新聞記事を読みました。(切り抜きを探したんですが見つからず,
あやふやな話でごめんなさい。)

突然身体がいつものように動かなくなったということを不調になった選手から聞きますが,
何か事故や外からの刺激なしに,
健康な体が突然動かなくなることはありません。
一般の人も突然五十肩で腕があがらなくなったとか,ぎっくり腰で立てなくなったとよく聞きますが,どちらの場合も日頃の過緊張や不適切な動作の積み重ねの結果なのです。

掃除もアスリートのセルフケアも
日々手入れをする方が
早く問題に気づけて解決も楽なんです。
ストレスは知らぬうちに結構たまっているもの。
ぜひ,練習やトレーニングの中に
ケアの時間も組み込んでほしいですね。