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完璧主義って良いのか、悪いのか?②
前回、完璧主義は良い面もあるけれども、
マイナスな面もあってバランスを取る必要がある
というようなことを書きました。
では、アスリートの場合はどうでしょう?
今年の元旦につぶやいたものです。
(最近すぐに忘れるので、
伝えたいと思いついたことを
まずつぶやきに載せておいて、
後から記事にしようとしています。
今回はもう半年以上前の分ですが。)
目標を高く持てば持つほど、
練習でも自分のプレイについても
完璧でないといけないと思うものです。
過去の素晴らしい選手の名言でも
そういった言葉が多いですから。
もちろん完璧を目指すのは
悪いことではありません。
そうした努力の上に、
卓越したパフォーマンスがあるのですから。
ただ、完璧を求め過ぎて
心身の負担になる場合は問題になってきます。
一番おそらく良くないのは、
完璧を目指したのに、
そうできなかった時
完璧でない自分を責めて
”ダメな”自分にがっかりしてしまうこと
だと思います。
上手くいかなかった点を反省して
改善していくことが必要なのに、
過剰に自分を責めると
それが出来なくなることが多いのです。
無意識的に”完璧でない=ダメな”自分は
改善しようがないと思ってしまい、
ともすると、
原因を審判や指導者など周りのせいにしてしまいます。
これでは、前向きな(適応的)行動につながりません。
次に良くないのは、
イライラして腹を立てたりすることです。
このイライラや怒りにつながるのが
行き過ぎた完璧主義なのです。
完璧主義から生まれる“すべき思考”が
イライラの元にあると以前書きました。
自分自身のプレイに完璧を求めるあまりに、
できていないことにばかり注意が向いて、
「○○すべきなのにできてない」と
完璧でない自分にイライラしてしまうのです。
そして、さらに、
「プレイ中にイライラすべきでないのに!」と
冷静でない自分にまた腹が立って、、、
悪循環ですね...
最近の研究では
イライラや怒りなどのネガティブな感情は
パフォーマンス低下につながると言われています。
イライラしていたら集中できないのは
スポーツも勉強も一緒ですね。
すべき思考については下の記事を参照してください。
怒りの対処法については、また別の機会に。