私の婚活がうまくいかなかった5つの理由
私の婚活は、当初思っていた以上に難航した。
合コン、友人の紹介、街コン、パーティー、結婚相談所、マッチングアプリ等々、思いつく限りの方法を試みたけれど、どこでもあっさり結婚していく人はいるし、そうではない人もいた。
後者の婚活に苦戦する人、長期化する人は少なくないと思うが、その理由は様々だ。
私の場合、以下のような理由が複合的に絡み合っていた。
①結婚したい動機がネガティブスタート
②自己肯定感と愛着スタイルの問題
③結婚生活や男性に対するイメージが良くない
④自分の理想が分かっていない
⑤自分が幸せになるのを許せていない
こうして挙げてみると、全て内面に関わるものだ。
女性らしい服装や髪型、メイクにする。
プロフィールの写真を工夫する。
話し方や振る舞いに気を付ける。
こういった外見やコミュニケーションスキルに関わるものは、比較的改善しやすいし、努力の方向・成果も分かりやすい。
この辺りでつまずいている人は、少し気をつければ、案外あっさりうまくいくようになる。
一方で、長年培った価値観や人格、思考の癖などは、そもそも自分では気づきにくいし、変えるのは非常に難しい。
婚活が長期化する人は、こちらで何かしらの課題を抱えている傾向が多いと感じた。
そして何かしらの課題とは、たいてい、成育歴――どのように生まれ育ったかという部分と密接に関わっていることが多いようだった。
生まれてから何十年もかけて作られた信念や思い込み、セルフイメージ。
それがどんなものであるかによって、同じ現象に対しても、反応の仕方が変わる。
「私は存在しているだけで価値があり、愛される」と信じ込んでいる女性と、
「私は価値がない存在だから、愛されない」と信じ込んでいる女性とでは、
たとえ同じ出来事が起こったとしても、反射的に抱く感情や、そこから派生する思考、最終的にとる言動はまったく違うものになる。
たとえば、付き合っている男性から「バカだな~」と言われたとする。
愛されるのが当然と信じ込んでいる女性は、「この人は、私のことが好きだからこんな風にからかうんだ。もう、照れちゃって!」と思い、好意的な態度をとる。
一方で、愛されないのが当然と信じ込んでいる女性は、「やっぱり、私はこうやってバカにされるような人間なんだ。この人からも嫌われてしまった」と思い、自分を責め、あるいは相手から遠ざかる。
私はどうしても、前者のような思考回路や反応に共感ができなかったのだが、原理を知れば納得だった。土台が全然違うのだ。生きているだけで、存在しているだけでプラス。
逆に、「愛されない」信念をもつ人間は、みんなマイナスからのスタートになるわけだった。
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