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誰かを失って、また自分に気づく。

あの人にさようならをしてから一月経った。


二週間ほど、フラッシュバックに悩まされていたけれど、今はふと思い出して、

もう そろそろ
かの「新しい恋人」と 新しく生活を始めたのかな…と思うくらいだ。


あの人と暮らすって、どんな感じなんだろうなと思った。

誰かと一緒に暮らしたことがある自分には、
好きな人と暮らせるっていうそのイベント自体が
それはとてもワクワクしたもので、嬉しくて
楽しいものにしか思えないのだけど、

あの人と一緒に暮らすのか。どれくらい、何を、我慢すればいいのだろうか。
しんどいだろうな、楽しくないだろうな…
なんでこんなこと思うのかな…

ああ、好きじゃないからだな、…

私は選ばれなかったけれど、それでよかった…
私は、選ばれなかったから、よかったんだ。


この縁は切らなければいけなかった、本当に、辛くてしんどくて
心と体が傷んだ関係だったと振り返る。


いま、あの人と一緒にいる人はどんな人なんだろうな。
いろんなことを考えて、ああ、幸せになるのか…と思うと、正直悔しいなと思ったりもした。


でも。


いいんだ。
私は、もう自分のことは自分で幸せにすると決めた。

もう誰にも私の人生の責任は取れないし、取らせない。

私はどこまでも強くなる、強くなれる。

「強くなるたびに孤独になる」

だけど、それでも、またそこで素晴らしい人たちに出会える。


「あなたを傷つけた人たちは、所謂深海魚みたいな存在。
所詮、人間なんて同じレベルの人間同士でしか繋がれないと思う。」

と友達に言われたとき、

「じゃあ私は?」と聞いたら


「地上で太陽の下で咲く花でしょ。しかもすごいのが、めちゃくちゃ強いしラッキーなのよ。
ずっと誰かに愛情の水を与えてもらい続ける。

あなたは、誰かのラッキーアイテムだから」

と言われた。


お世辞でも嬉しかった。
私がラッキーなのは、あなたみたいな友達がいることなんだよなぁ。

さよなら、は辛い。

心も痛い。苦しくて狂いそうにもなる。
でも、

同時に誰かの優しさに気づけて、また自分を見つめ直せるいい機会だとも思う。

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