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エミリーフローゲの願い

「本物を創る」これが弊社の企業理念です。
「本物」とは嘘偽りのないものであり、価値のあるもののことです。
「価値あるもの」というのは深い考えが込められているものだと私達は考えます。
深い考えとは、その商品に対する想いであり、どのようなシーンに食べていただくのか、そのシーンを切り抜いてを考えることだと思います。

日々の温かい笑顔あふれる家族の食卓に美味しそうな焼き菓子が置かれています。子供達が自分のお気に入りのお菓子を選んでつまみます。
「このフィナンシェが好きなんだ。」
「お母さんも小さい頃から食べてたのよ。」
こんな会話が生まれたら嬉しいです。

友達の家に遊びにいく時に
「なんか美味しいもの持っていってあげたいなぁ。」
「あ、そうだ、エミリーフローゲのパウンドケイクにしよう。」
友達の家でお皿に1本のパウンドケイクをカットして並べます。
「風味がなくならないようにカットしないで1本で売ってるんだって。」
「へー、こだわりの品買ってきてくれたんだね!」
ちょっと得意げにお友達と一緒に食べていただけたら嬉しいです。

「今日は僕の誕生日!ケーキはあのお店の上にパリパリのチョコがかかってるやつがいい!」
「えーみんなイチゴのケーキにするけどチョコがいいの?」
「そう!」
エミリーフローゲのケーキがこんなお気に入りのひとつになったら嬉しいです。ちなみにこのシーンは自分が小さい頃の話です。

こんな日常のシーンに寄り添ったお菓子をご用意することが私達のできることかなと思っています。

一つひとつのケーキ、焼き菓子にパティシエの想いが詰まっています。
例えば「タンタシオン」というチョコレートのケーキがあります。
フランス人女性オーナーが丁寧に手作りしているコニャックを使っています。とても優しい香りがしてきます。女性の手作りらしくアルコールがガツンとこず、優しい香りをしっかり感じることができます。
他ではなかなか手に入らないお酒です。たまに入荷が止まってしまうことがありますが、その時はケーキもお休みします。
この素材の良さをお客様に体感していただきたいのです。
人はいつも知っている味を探します。新しい味わいは最初不思議な感覚になると思います。ただ美味しいものはその人の舌に刻まれていきます。
素材の美味しさを最大限に引き出すことができるかどうか、まさにパティシエの勝負どころです。

焼きたてフィナンシェはフランス産AOP認定されているバターをたっぷりと使っています。
フィナンシェの醍醐味は焦がしバターの香りです。口に広がる本当に美味しいバターの香りは格別です。良い素材は風味が落ちていくのも早いです。
焼きたての最高に美味しい状態を食べていただきたいという想いで消費期限を当日にしています。
このバターの風味は是非実際に食べて感じていただきたいです。

美味しいものの定義は人それぞれ違います。
エミリーフローゲでは「素材の良さ」を最大限に引き出せるような美味しさを伝えていきたいと思っています。
良い素材の美味しさは、最初不思議な感覚になると思います。「本当に美味しいもの」の体感はとても面白いです。きっと人にも伝えたくなると思います。
「このお菓子でパティシエは何を楽しんでもらいたいと思っているのだろう?」
こんなことを考えながら是非食べてみてください。きっと新しい発見があると思います。
「本物を創る」という理念をぶらすことなく、「美味しい」という体感を楽しんでいただけたら嬉しいです。
そして笑顔あふれる日常にエミリーフローゲのお菓子が寄り添うことができればこれ程嬉しいことはありません。

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EmilieFloge / klimt
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