『塩狩峠』三浦綾子
氷点に続き、2番目に有名な三浦さんの小説を読みました。
キリスト系の雑誌で連載されていたということもあり、よりキリスト教の存在感が増した物語でした。
私もクリスチャンですので、今回の本から学べることはとても多かったです。
印象に残ったこととしては、人間はいくら頑張っても、神様ほどの優しさを得ることは出来ないということです。
だからこそ、謙遜さが必要なのだと思いました。
私も出来る限り人に優しくしようと努力して生きているつもりですが、やはりそれは「つもり」ですし、神という絶対的な存在の前で、神より秀でることはできないんだなということです。
神様並みに人に親切だったはずだ!と、思うよりは、自分が神より秀でることはありえない。けれど、だからこそ謙遜に、そして自分が出来る範囲で人を手伝うという心が重要なんだと思いました。