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ボタン恐怖症の娘②

①より続く…


さて、娘はボタンがとにかく怖いとわかったものの、

どうしたらいいのだろうかと母として迷走した。


とりあえず、高所恐怖症とか先端恐怖症とかのワードが思い浮かんだので

「ボタン恐怖症」

と検索してみたところ、いくつかの体験談にヒット。

娘以上に苦労されている方が一定数いることを初めて知った。

まだまだ世の中には自分の知らないこともたくさんあると痛感。。。


ボタン恐怖症の原因は、大きく


①トラウマによるもの

②トライポフォビア(集合体恐怖症)によるもの


の2つになるらしい。。。

トラウマトラウマ…と考えてみたが、全く思いつかない。

だって…めんどくさがりの私がそもそもボタンにあまり縁がないから。。。

実母(娘の祖母)にも聞いてみたが、

やっぱり思い当たらない。。。


当時は3年保育の幼稚園に入ったころ。

本人いわく、「なんだか自分でもわからないけどとにかく怖い」

らしい。。。

なので、幼稚園時代はわかっていながらも

「このくらい大丈夫よ!ボタンなんて怖くないよ!」

と言い放ってしまったこともある。

今から考えると娘に「ごめん」の気持ちでいっぱいだ。。。


2択の答えが分かったのは、小学生に入ってからのこと。

家にある予備のボタンを大量に持ってきて、

「これは怖い?」「こっちは?」

とお互いの気持ちをすり合わせたことによる。

怖いところ申し訳ないが、ママも力になりたいので教えてくれ…と。


結果、娘は

②トライポフォビア(集合体恐怖症)

だった。

くるみぼたんのように穴の開いていないものなら何とかOK。

ただ、怖いもののお友達(?)なので、できる限り避けたいが。。。

一番怖いのは、シャツやPコートのボタン。

4つの穴が2×2で開いているボタンがとにかく駄目だとのこと。

怖くてさわることもできないし、

見えていなくても自分の洋服についていると分かっただけで発狂事案。


本人曰く、

仲の良い上の子の洋服にボタンがついているならば、

その日は同じようにじゃれているように見えても上の子の触っていない…

正確には上の子に触れないらしい。


このやり取りをして改めて、

気合とか気の持ちようで変わることはない

と気づいた。

娘はボタン恐怖症と付き合って、周りに理解してもらって生きていかなければならないと…。


正直なところ母親として、

この子は今後どうなってしまうのだろう・・・

学校に無事に行けるのだろうか…会社に勤められるのだろうか…

とすごく不安になった。

だって、事の次第を知ってる実母(娘の祖母)でさえ、

「そんな馬鹿な!治るんじゃない?」

と言うのだもの。。。


母が理解できない気持ちもわかる。

でも、娘をこれ以上苦しめたくはない、

何とか周りの環境を整えてあげなければ…

でも、過保護すぎても、もしかしたら克服のチャンスを逃すのか???


娘の…というより、私の葛藤は続く…


③へ続く。。。

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