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なんでそんな顔?『へんな西洋絵画』

YouTubeで知った『へんな西洋絵画』の本


めずらしい本を購入しました。
評論家・編集者の山田五郎氏が解説の
『へんな西洋絵画』の本です。

山田さんは、
「山田五郎 オトナの教養講座」というYouTubeチャンネル
を公開しています。



わたしはそのYouTubeをきっかけに、
絵画を見ることや知ることの楽しさを感じ、
本書を読もうと思いました(*'▽')

表紙です。アンリ・ルソーのどっしりとした子供の絵。へんな顔~( ;∀;)




二度見、三度見したくなるほど何かへん。

全然かわいくない赤ちゃんやぶさいくな幼児、
謎の生物や動物、
遠近法を無視した構図などなど、
へんに描かれた理由を山田五郎氏が
まじめに解説してくれます。



「へん」さが強すぎて芸術性はどこへ?でも面白いっ!

“体のバランスがおかしい”
“足むっちゃ太いやんっ!”
“赤ん坊なのに顔がおばさんっぽい”
“人間ですか? 妖怪ですか? ”

私の直球な心の感想が止まりませんでした( ;∀;)

ずっと見入ってしまったマサイスの『醜女の肖像』


表現の仕方は
人それぞれだと私は思うのですが、
描くことに信念を燃やした
ダヴィンチミケランジェロラファエロは、
この「へん」な絵を見たら、どう思うのかな?
〝人は人、自分は自分〟と思うのかな?
とまぁ、どうでもいいことを考えつつ、
「へん」な絵の沼にはまった私でありました。



芸術性に関心がなくてもいいんだよ~。

「へん」に描く絵画がはじまったのは、
写真が発明されたことが大きな理由です。
それにより、
今までのリアルに描くことの表現が
変化していきました。
また、象徴主義・印象主義といった芸術運動
西洋画にはかかせない宗教の影響もあります。

とはいえ、絵画を楽しむ入り口は、
“この絵、なんか好きっ!”
“なんでこんな風に描いたのかな?”
といったような、
絵画そのものを見て楽しむだけでも
十分おもしろいと思います。



裏面の表紙。赤ん坊の絵は、あのマリアさまですよ。。。



いやぁ~、本書を読んだり絵を見たりしたわたしの感想は、
ただただ単純に楽しい気持ちにさせてくれました。
立派な画家でも、
人間を描くのが苦手という人がいた事実( ;∀;)
を知ることができました。

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