HSEの景色_HSPの共感力
はじめに
共感力って、なんでしょうか。
自分がHSPであると認知する前までは、
こんな感じだと思っていました。
友達から相談を受けて話を聞いたときに
「なるほどね」と相づちを打って
相手の立場・気持ちになって考えること。
しかし、これから書くことも共感力に
含まれると、HSPを理解して知りました。
HSPの共感力は、範囲が広くて深い。
そんな印象があります。
そして、「共感する」だけでなく、
感情移入、自分のことのように捉える、
といった状態にまでなるんです。
HSPの共感力
以下は、私がよく共感したり、
感情移入するものを挙げています。
特に、自分と似た境遇の場合や
身近に感じる存在であれば、
感情移入しやすい傾向があります。
・フィクションの小説、漫画、映画
・物語に出てくるキャラクター
・ドキュメンタリーの登場人物
・密着系の番組
・ニュース
・動物や植物
・モノ自体
・感動系のテレビ番組
まるで、その人・モノになったように考え、
その世界にどっぷり浸かるんです。
そのため、対象についてより深く考えたり
味わうことができる点は、プラスです。
なんとなく、モノを捨てることが難しい。
床にモノを置くのに抵抗がある。
というのも、もしかすると
HSPの特徴が関連した
思考なのかもしれません。
共感力が高いからこそ、
先に書いたような内容のように
プラスに働くこともあります。
しかし、良くない影響を受ける場合も。
・辛いニュースを見て気分が落ち込む
・ボクシングや格闘技などのスポーツで
選手に共感して試合が見れない
・痛みや死が描かれるシーンが見れない
・人やモノが大切にされない状況
このようなとき、本当に苦しくなります。
私の家族は比較的、上記のような場面が
苦手な傾向にあるので、「見ない」という
選択をすることで、回避しています。
例えば、ですが。
戦争のゲームや格闘技観戦が好きという
家族がいた場合のことを考えると、
本当にきついだろうな…と思います。
HSPは、共感することが通常運転なので、
「感情移入しなきゃいい」ではないんです。
刺激を察知する力を発揮して
出来る限り回避していきたいです。
だから、お願いですから、
突然流れる恐怖系のCMや予告は
本当にやめてください……。
CMは予想できませんから…。
おわりに
上戸えりなさんが書いた本、
『HSPの教科書』には以下のことが
繰り返し書かれていました。
「気質+性格=その人」
このことは、HSPを知ったことで
色々調べているからこそ、
大切なポイントだと思います。
HSPが苦手とされることでも、
自分の好みや性格によって
当てはまる・当てはまらないが
人によって違うのです。
つい昨日、私はこの「沼」にハマり
自分を見失いかけていました。笑
考えれば考えるほど、分からなくなる。
そんな感覚に陥っていました。
人に頼ることが得意でないので、
なかなか相談事をしたり悩みを
打ち明けることが難しいです。
誰かに話したいって気持ちはありますが、
感覚的なこともあるし、嫌われたくないし、
なんて話せば伝わるか分からない。
だから、出来るだけ“ここ”で吐き出して、
伝わらなくても良いから言葉にして、
自分と向き合っていこうと思います。