HSEの景色_HSPは相手の気持ちが分かる?
はじめに
ご存知の方も多いかと思いますが、
HSPは4つの特徴があります。
・Depth of processing
・Over Stimulation
・Emotional Responsiveness & Empathy
・Sensitive to Subtleties
上戸えりな著『HSPの教科書』では、
次のように訳されていました。
日本語訳の部分のみ引用させていただきます。
D:深く処理する
O:過剰に刺激を受けやすい
E:全体的に感情の反応が強く、
特に共感力が高い
S:些細な刺激を察知する
一応のために書きますが…。
このDOSEには様々な訳があり、
どれも正しいと思います。
HSPについて書かれた本や記事でも、
それぞれ違った訳し方をしています。
自分の捉え方と合うもので考えましょう。
HSPは相手の気持ちが分かる?
さて、本題に移りましょう。
今回フォーカスしたいのは
1つ前の見出しで取り上げた、
「些細な刺激を察知する」
という気質に関することです!
私は、この点に関して、
武田友紀さんの書いた本※を読んで
腑に落ちた捉え方がありました。
これまで自分が読んできた本や記事には、
「HSPは相手の感情を敏感に察知する」
「相手の思っていることが分かる」
というように書いていることが多かったです。
でもそれが、自分は本当にHSPなのか?と
疑問に感じる点でもありました。
他人の感情、気持ち、何を考えているか、
どう思われているか気になる、というような
感覚は、非常に理解できるものでした。
しかし、それが意外と当たらないこともあり、
例えば、何気なく言われた言葉に対して、
私が自信を無くしていると、その人から
「そこまで思ってないから!」
「そんなつもりじゃないよ!」
のような感じで訂正されたことも。
私は「Sensitive to Subtleties」の説明で、
相手の気持ちを察知できる・分かる、と
書かれたものを読んだときに、
そのまま捉えてしまったんです。
もちろん、相手の態度や仕草、口調など
総合して「こう思っている」と考えますが、
それはあくまで、相手が “外” に出した
行動・言動に過ぎませんよね。
武田さんの本※には、
次のように書かれています。
…察したことが本当に合っているのか?実は確かめないまま「きっとこうだろう」と思っているケースが非常に多いのです。/「相手の気持ちがわかる」と思うからこそ「本当にそうなのか確かめる」ところまで行き着かないのですが、繊細さんたちとお話していると、その「わかる」は、意外と外れているのです。…
この指摘は、重要だと思います。
そして、このおかげで少し楽になりました。
おわりに
相手の考えていることが分かる、
しかも本当に合っているという
HSPさんもいらっしゃると思います。
私は、気になってしまいますが、
正答率は高くないです。笑
HSPは「気にし過ぎ」などと
言われることもありますが、
自分も言われたことがありますが…。
この特徴を良い方向に活かせば、
楽しく生活できると思います!
自分の行動によって、
相手が心から喜んでくれた時。
私にとって、最高の瞬間です。
相手の感情が自分のことのように
嬉しく、喜びになるんですから。
※『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』
武田友紀著/飛鳥新社/2018年8月