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美形は損か得か

「綺麗」とか「かわいい」ってなんでしょうか。

それこそ、時代によって、見る人によって、国によって、色々ですよね。

美形の判断方法はともかくとして、美形か不細工かで障害年収の差は2700万円になると言われています。(ダニエル・ハマーメッシュ、2015、美貌格差、東洋経済新報社)

そんなことを言われると、美人や美男は得だなと思いますよね。

でも、果たして本当にそうなのでしょうか?

美形のメリットを考えてみます。

 美形のメリット
・美形はハロー効果(美形だと、それだけで、性格や頭も良い、など、ほか
 の部分もよく見える)で得をする
・美形はピグマリオン効果(ハロー効果の影響で、将来を期待されて、教師
 が美形の生徒を「頭が良い」と思い込み、期待をし、生徒もその期待に応
 える。)で成績が良くなる
・上記のような結果、年収が高くなる
経済的に恵まれた人と結婚できる可能性が高い。  

他にも色々メリットがありそうです。

一方、美形のデメリットについても考えてみます。

 美形のデメリット
・嫉妬されやすい
・いじめられやすい
・女性は年を取ると美貌が衰える
・敬遠されやすい


案外、デメリットもありますね。

さて、ここでもう一度考えてみます。

美形は損か得か。

世の中で一番得なのは、イケメンであると言われています。イケメン男性は社会的に成功する確率が高いと言われており、さらに、男性は生殖能力が長いということもあり、「若さ」に重点がおかれないため、長期間において生物学的に価値が高く、得を得られるのです。

対して、美女は、どうでしょうか。

女性は生殖能力の影響で、若さ(生殖適正年齢)が重要視されます。だから、若くて美人は超最高級の価値があるのです。

でも、どんなに美人な女性であっても、加齢に伴い、生物的な価値は下がってきます。

美人にうつ病や神経症が多いと言われるのも納得できますね。

だって、若い頃は美人でちやほやされても、容姿が衰えれば、それも終わり。その落差って、きっとすごいです。天国から地獄です。

それに、「美人はもてる」と思われたり、高嶺の花だと思われ、結果、若いころであっても、男性からも敬遠されるし、逆に、もてたとしても、美人であればあるほど、私にはもっといい人がいると中々パートナーを決められないことも多いのです。

さて、ここまできて、もう一度、美形は損か得かを考えてみます。

今までの流れだと、美男は得で、美人は損か得かわかりませんね。

結局は、美人は若い時に手を打っておくのが一番であるという結論に達します。若い美人はなんでも手に入れられる要素をもっているのですから、若い時に手を打っておけば、年齢を重ねても得でいられる期間が長くなるのです。

美男は、もう大手をふるって、美男に生まれた自分を幸福だと実感しながら、その人生を送っていただけたらと思います。

でも、書いておいてなんですが、美形が損か得かなんて、考えているその心自体が損ですよね。

そんなことは気にせず、自分は自分であると自分を認めてあげる。

そうありたいものです。





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