生きるしかないのだけれど
昨日、私は夜勤明けの朝に、ある患者さんの部屋に、栄養剤を胃瘻(いろう:口から食事ができない人が、お腹に管をいれて、そこから栄養剤を注入する)から注入するために病室に行った。
その患者さんは、自分ではベッドの上で寝返りもできない、いわゆる寝たきりで、うちの病院に入院して1年くらいになるだろうか。
「〇さん。おはようございます。今日は暑くなるらしいですよ。今から顔を拭いて、口の中を綺麗にして、それから栄養をいれますね。」といつものように声をかけて〇さんの顔を見たとき、今更なが