【写真日記】関西へ夏の散歩旅②/神戸市垂水
京都の息子宅で一泊した私は、次に神戸へ向かうことにしました。
《前回のお話》
JR新快速で京都から神戸へ
息子の部屋を出て外に出ると、ムッとした熱気と共に、蝉の声が大きく激しく響き渡っていました。
「今日も暑くなりそうだな…」
市バスと地下鉄を乗り継いで京都駅へ。
どちらもラッキーなことに席が空いていて座ることができました。
ところが京都駅に着いたら、すごい人人人…。切符を買って乗り場のホームに行くと、やはりたくさんの人が並んでいました。日本人が(旅行者も含めて)4割、外国人観光客が6割…という感じ。
そうこうしているうちに新快速が到着したので乗り込みました。…が、席はほぼ満員御礼状態。仕方がないので、デッキの空いているところで立ち乗りしました。
私の横には、やはり席からあふれ出てしまった外国人観光客が何人かいます。彼らの様子を観察すると、皆さん荷物は少なめ。今は、大きなスーツケースを宅急便に預けて次の宿に届けてもらい、身軽な状態で日本国内を移動する…という旅スタイルが流行っているみたいですね。
結局、神戸駅までずっと立ったままでした。
はじめまして神戸駅
約1時間ほどで神戸駅に到着。
ホームに出た瞬間、風がすーと通り抜けていきました。おぉ~風だ!
京都ではあまり感じられなかったけど、神戸は風が吹いている…。風のお陰で若干涼しく感じられました。
さて、駅を出る前に、Googleマップを起動。予約しているホテルの位置を確認します。スマホを片手に街を歩き、無事にホテルに到着。フロントでスーツケースを預けました。
本日のミッション①漢方薬の先生に会いに行く
さて、本日のミッション①は、「漢方薬の先生に会いに行く」です。
CORONA禍が始まる前の2019年の夏、私は、SNSを介して神戸市垂水区にある漢方薬局「CoCo美漢方」の田中友也先生と出会いました。以降、今年で4年目のお付き合い。今も大変お世話になっています。
これまでDMやZoom等…オンラインで先生とやり取りしていたのですが、今回、せっかく関西を旅するので、これを機にリアルでお会いしたいなぁ…と思いました。もちろん、先生にアポを取っての訪問です。
神戸駅から垂水へ向かう
ホテルを出て、また神戸駅に戻ります。
券売機で切符を買い、改札を抜けてホームに向かいます。
…と、ここで、本当は快速列車に乗らなきゃいけないのに(←暑さでボーとしていました汗)、うっかり須磨駅終点の普通列車に乗ってしまいました。電車内のアナウンスで「あれ?」と気づき、慌てて次の駅で降りて、すぐ来た快速列車に飛び乗りました。
快速列車では、私は進行方向に向かって右側の席に座りましたが、左側の席に座れば、瀬戸内の海を間近で見られるようです。後で気が付きましたよ(遅っ!)。次に乗るときは、海側をキープしよう。
さて、電車は垂水駅に到着。
時間が押しているので、慌てて駅を出ました。
CoCo美漢方さんへGO!
約束の時間が迫っているので、急ぎたいところですが、道がわからないので、ここでもGoogle先生を召喚!
漢方薬局までの道のりを検索して、ナビゲートしてもらうんだけど…。
Google先生の言うとおりに進んだはずが、なんだか様子がおかしい。公園内の道を進んでみたけど、右折できる道は無し…。
この町は細くて入り組んだ路地が多いから、「どっちの道へ進のか?」の判別が、垂水ビギナーの私にはムズイ…。
もう一度もとに戻って位置を確認し、仕切り直してGO!
ぐねぐねした坂道を登り続けて、どんどん進むと…。
おぉ~!ようやく見えてきました~✨
ここがCoCo美漢方さん。私がお世話になっている田中友也先生の薬局です。
リアル友也先生に会う
しかし、ここに辿り着くまでに、暑さと坂道にやられてしまい、私のHPはゼロ。汗だく&疲労困憊状態でフラフラしながら店内に入りましたが、そんな滝汗ドロドロの私を、先生は温かく迎え入れてくださいました。
店内で休ませてもらって、落ち着いたところで記念撮影。
垂水の街を散策
店内で涼みながらお話をした後、友也先生に垂水の街を案内していただきました。
初めて歩くのに、どこか懐かしい。
この地に暮らす人々が、代々大切にしてきたものが、この町のあちこちにまだたくさん残っている…と感じました。生活の匂いが染み付いたのんびりした風情、明るく開放的でのびのびした空気感。
しかし、ここに高層ビルが建つと、この街の雰囲気も一変するでしょうね。
「不易と流行」という言葉があるけど、「時代の変化と共に変えるべきもの」と「時代が変わっても変えてはいけないもの」の二つがある。何を変えて、何を残すのか?この見極めはなかなか難しいところだけど、でも、動き始めたら、もう二度と元に戻せないものがたくさんある。だからこそ、動くときは覚悟をもって決断して、前へと進む。しかし、最初の判断を間違えないように…。大事なことを見間違えないように…。そんな思いに駆られました。
垂水のお散歩の締めくくりは、海を眺めながらのランチ。
海の幸をいただきながら、友也先生といろんな話をしました。
ふと、窓から見える海を指さして
「あれ、淡路島なんですよ」
と友也先生。
「えっ!すぐそこじゃないですか!近いんですね!」
と、びっくり。空と海のブルーの間に、緑の大きな島が見えました。
海が近くて、自然と人々の生活が程よいバランスで調和していて、豊かで静かで穏やかな街。こんな素敵なまちで生まれ育ったのですね。
だから、瀬戸内の海のように爽やかで真っ直ぐで温かなお人柄なのですね。
…と、友也先生と語らいながら、そんなことを思ったのでした。
③につづく
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