雨の日は天然パーマ/くせ毛・雑感
雨の日になると、私の髪の毛は爆発状態になる。
湿度が高くなると「くせ毛」が強くなるのだ。
特に、今みたいな梅雨時が一番大変で、毎朝の身支度の時に、髪を少し水で濡らしてドライヤーで整えてはいるけど、日中、汗をかいたり、髪に雨がかかると、髪の毛は無残にもブワーと広がってしまう。そして頭が一回り大きく見えてしまう。
家の中なら、爆発してても平気だけど、外出する場合は、そうはいかない。そこで、雨っぽい天気の日は、お気に入りのニット帽をかぶって、見た目をカバーするようにしている。夏の暑い時は、好きな作家さんが作ったコットン帽子をかぶり、カーリーヘアをお洒落に見せるように心がけている。
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こんな私も、10代から20代にかけては、真っ直ぐストレートの「直毛」だった。
ところが、年を重ねるうちに少しずつ天然のウェーブがかかるようになり、今では「ゆるふわパーマ」をかけたみたいな髪の毛になってしまった。(美容師さんの話によると、毛根も老化するそうで、年齢と共に毛穴もねじれて髪の毛が縮れて生えてくるそうだ。)
その上、私は髪の量が多い。多いのに髪を伸ばすと、更に収拾がつかなくなる(汗)。そこで、カールし始めた頃から、私はショートヘアにしていて、最近はショートボブにしている。
短めなので、高湿度で髪が爆発しても「パーマをかけているのですか?」と言われる程度に収まってくれている。これは美容師さんのカット技術もあると思う。
更に、髪の色を明るい茶系に染めているので(白髪を隠すためでもある)、うねって爆発しても、それほど重苦しくは見えない。
最近では、ストレートの直毛より、少しウェーブがかかっている方が、個性的でカッコ良いんじゃないかな・・・と感じるようになった。
これは自分でも「大進歩」だと思う。
今のスタイルに落ち着くまで、過去にはいろいろ試行錯誤を重ね、紆余曲折したけど、この年齢になり、ようやく「これで良い」という形に収まった。
相変わらず、朝の身支度は大変ではあるけど、髪の傷みはなく、髪が薄い訳でもなく、逆に量が多くて、ピンピンと元気に飛び跳ねているくらいだから、若々しくて良いじゃないか・・・。
この髪の自分が、最近は「好き」と思う。
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髪の毛が爆発すると、私はいつも、この動画の岸田さんを思い出す。
この曲「ジュビリー」は、くるりの曲の中で私が最高に好きな「推しの曲」なんだけど、動画で聴くと、岸田さんの髪の毛に気持ちが吸い寄せられて、曲に集中できない。
セミロングにすると、私もこんな感じになっちゃうのだ。(汗)
まるで自分を見ているようで、恥ずかしくて目のやり場に困ってしまう。
でも、歌は大好き。私の中では「永遠の名曲」である。
目を閉じてこの曲を聴くと、何故か、大学の卒業式を終えて、京都のアパートを引き払い、少しの荷物を持って206番の市バスに乗り、京都駅へと向かっている・・・そんな22歳の自分がイメージとなって登場する。
バスの窓から流れていく風景を眺めながら、4年間の思い出に終止符を打つ…。非常にドラマチックな映像が頭の中に広がる。
まだ直毛で、しかもロングヘアだった若かりし私へ。意識がタイムスリップしていく…。
しかし、ふと目を開けると、今の私がここに居る。
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今日も雨。
明日も雨。
私の「くせ毛」もまだまだ続く。