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夫氏、ガラポンで金の玉を当てる

贔屓にしている地元の某お店から「お客様感謝デー」のハガキをいただいた。そこで今日、夫が我が家を代表してそのお店に行き、ガラポン抽選会に参加したのだが、なんと!特賞の飛騨牛五等級をゲットした。
実は夫は、過去にも同じ店のお客様感謝デーの抽選会で特賞を当てている。今回で3回目だ。今日の抽選では、直前にお店の担当の人と「今回も当たる予感がする!」と冗談を言いながらガラポンを回したところ、有言実行で言った通りに特賞の「金の玉」がコロンと出てきたという。
お店の人も
「えーーー!すごいなー!!〇〇(夫の名前)さん、持っとるなー!」
とビックリされたとのこと。
いやいや、私もビックリだよ。
私もこれまでの人生でガラポンは何度も経験しているけど、哀しいかな…末賞の白い玉しか見たことがない。一度でいいからガラポン特賞の金の玉が出る瞬間に当事者として遭遇してみたいものだ。

ちなみに、夫氏は昔からクジ運がいい人で、まだ息子が小さかった頃、当時新型だったフォルクスワーゲンゴルフの新車を懸賞で当てたことがある。ちょうど車を買い替えたいタイミングだったので、本当に助かった。その他、物品や食べ物など小さなものをちょくちょく当ててくれる。今回のように大物を当てる時もあるので、食費の足しになって本当にありがたい。
実は私も、夫と結婚してからクジ運がよくなり、懸賞やプレゼント企画などでお菓子や物品などちょっとしたものが、よく当たるようになった。姓名判断的には我が家の苗字はあまりいい画数ではないらしいけど、クジ運と出会い運は婚姻による改姓によって確実にアップしている…と思う。

これだけクジ運がいいなら、宝くじもいけそうな気がするけど、こっちは全然ダメで、今まで当たった試しがない。
私が30代だった頃、クジ大当たりの勢いに乗じて、夫婦で宝くじを買いまくった時期があった。しかし、不思議なことに宝くじ(お金)は全然当たらなかった。当時流行ったドクターコパの本を読んで金運アップのジンクスを守っていたのに、さっぱり当たらない。かすりもしない。がっかりしているうちに宝くじ熱はスーと冷めていった。

この体験から学んだのは「欲を丸出しにするとダメなんだな」ということ。あの頃の私たちは「金金金ーーー!」と一攫千金を夢見すぎて欲の塊になっていたような気がする。かわいらしい夢を心にほんわかと抱くのはいいけど、強欲になってガツガツするのは良くなかった。かえって運を遠ざける。そうではなく無欲の境地で「当たってもよし・当たらずともよし」という純真な心でクジを引くのが秘訣なのだ。
物品なら感謝で終わるけど、金が絡むとエゴが出てくるから、神様もこれ以上私たちが調子に乗らないように、わざと「はずれクジ」をつかませたのだと思う。それでよかったのだ。こうして私たちは「欲を満たすことより、徳を積もう」と意識を切り替えて今に至っている。

そして今日。久しぶりのガラポンで特賞をゲットしてくれた。今夜は飛騨牛で贅沢夕ごはんだ!ありがたいありがたい。当選したことに心から感謝。

ありがとう夫氏。ありがとう我が家のクジ運の神様。


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Emiko(シモハタエミコ)
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