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【写真日記】海の京都を訪ねて①天橋立その1

10月に入って早々、私は夫と一泊旅行に出かけました。
行った先は「海の京都」。
京都と言えば、京都市を思い浮かべますが、京都府には日本海に面した地域もあって、今はそこを「海の京都」と呼んでいるんですよね。

「海の京都」サイト/一般社団法人 京都府北部地域連携都市圏振興社より

この「海の京都」には、たくさんの見どころがあるのですが、その中で、私たちが選んだのは
・天橋立 (宮津市)
・伊根 (与謝郡伊根町)
・舞鶴 (舞鶴市)
の三か所。どれも海岸沿いの湊町です。
海なし県に住んでいるため、時々、無性に海の街に行きたくなるんですよね。


高速道路を走って、京都府宮津市を目指す

旅一日目。
私たちは、自宅(岐阜県高山市)から天橋立がある京都府宮津市まで、高速道路を使って行くことにしました。

高山市役所から天橋立駅まででルートを検索

朝6時、車に荷物を積み込み、いざ出発。

途中、東海北陸自動車道の関SAで休憩して、SA内のベーカリーでモーニングセットを購入。朝ごはんを食べました。

更に車を走らせて、愛知県の一宮ジャンクションで名神高速道路に入りました。以下、京都府宮津市までの道路状況は、下のツリーをご覧ください。

高山から宮津までは、東海北陸道→名神道→北陸道→舞鶴若狭道→京都縦貫道と5つの高速道路をつないで行きました。約4時間半の車の旅。無事に到着。

天橋立の文殊地区を散策

今夜泊まる宿に荷物と車を置いて、天橋立の南側・文殊地区を散策してみました。

こちらは京都丹後鉄道の天橋立駅。新しい駅舎できれいでした。
駅の横にある智恵の輪。

ここ文殊地区には、日本三文殊の一つで「知恵を授かる文殊さん」として有名な文殊堂があります。それが下の智恩寺。

美しい文字。
文殊堂にて。智恵がつきますように(=ボケませんように)…と真剣に祈りました笑。
向こうに見えるのは山門。境内の松がどれも立派で美しかったです。


智恩寺でお参りした後、山門の外に出ると、門前にたくさんのお店が並んでいました。時計を見ると、お昼ご飯の時間です。

そろそろランチにしましょうか。

お腹が空いてきたことだし、目の前にあった蕎麦屋に入ってみることにしました。

私たちが食べたのは「黒ちくわの天ぷら蕎麦」。

「黒ちくわ」って何だろう?と思い、こちらの天ぷら蕎麦を注文。
黒ちくわなるものを生まれて初めて食べましたが、肉厚で食べ応えがある美味しいちくわでした。宮津の海で獲れた青魚を使って製造されたものだそうですよ。青魚のため、すり身が少し黒味がかかった色をしていて、それで「黒ちくわ」と呼ばれているとのこと。

ちくわだけでお腹いっぱい。

ごちそうさまでした。

天橋立をママチャリで渡る

蕎麦屋を出ると、貸自転車の案内を見つけました。

街のあちこちに、天橋立用の貸自転車があります。

店頭の看板によると、貸自転車のコースは2つ。

往復コース(往復で乗る)…500円
乗り捨てコース(往路は自転車/復路は高速ボートに乗る)…1000円

以前から、天橋立を歩いて渡って見たかったんですよね。
しかし、天橋立の全長は約3.6㎞。決して歩けない距離ではないけど、徒歩だと時間がかかりそうです。そこで往きは自転車を使ってみることにしました。そして、帰りは「船に乗ってみたい」という希望を叶えるため、高速ボートに乗ることにしました。
…ということで、乗り捨てコースをチョイス。

自転車を借りて、いざ出発です~!

この橋を渡った先が天橋立です。
赤い橋の上から右手を見ると、運河になっています。ここを船が通ります。
こちらは橋の左側。船が止まっている所の奥の森は、先ほど立ち寄った智恩寺の杜。ちなみにこの橋は、ここを船が通るとき二つに割れる廻旋橋です。
一つ目の橋を渡ったところ。さすが日本三景だけあって、入り口からこの風情ですよ。松原が素敵。

更に進むと、もう一つの橋が見えてきました。この青い橋は大天橋というそうです。

橋の脇に自転車を止めて、海を眺めにブラブラ歩きます。
おや?あれは海水浴場かな?
道の横に砂浜が広がっているようですよ。自転車を止めて、砂浜に下りてみました。
おぉ!きれいな砂浜&海ー!
波が打ち寄せるタイミングで、そっと手を伸ばしてみました。久しぶりに触れる海水。
穏やかな海。

ここ天橋立は、昔から景勝地として有名なところです。
古くは和歌にも詠まれ、近代には文人たちが訪れました。

こちらは与謝野鉄幹・与謝野晶子の歌碑。

与謝野鉄幹の父親が与謝野町の出身だったため、与謝野夫妻にとって馴染み深い土地だったようです。特に晶子はこの地が気に入ったらしく、多くの歌を残しています。彼女の人生最後の旅は、ここ天橋立でした。

あの砂浜に与謝野鉄幹や晶子も立って、この海を見たのかな。
そして、この道を歩いたのだろうか。
…そう思ったら、なんだか胸の奥がジンと熱くなりました。


②につづく


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