【写真日記】白山の女神さまに会いに加賀国へ① 飛騨国から白山比咩神社へ
先日の日曜日、ちょうど緊急事態宣言が解除されたタイミングで、お隣の石川県へ出かけてきました。
実は私、他県へお出かけしたのは2年半ぶりなんですよ。…というのも、あの感染症が流行って以降、家族に高齢者がいたり、夫の仕事の関係もあり、感染予防でずっと地元に籠り続けていたのです。
とはいえ、時には気分転換で、地元の飛騨地内を巡っていたのですが、そんな時、お出かけ先で、ふと視線を向けたその先にいつも見えたのが「白山」でした。
普段は、あまりお見掛けすることがない山なんですが、少し標高が高い所に登ると、山並みの向こうに白山が凛として聳え立っていたのです。まるで私たちを見守ってくださっているかのように…。
不思議と白山を見ることが度重なり、何だか神様に呼ばれているような気がしました。
そこで今回、この白山の女神様(白山比咩大神)が祀られてある、石川県白山市の白山比咩神社へ、思い切って車で出かけてみることにしました。
高速道路を通って、一路「北陸」へ
雲一つない快晴の朝。
自宅を出発し、中部縦貫自動車道を通って、まずは飛騨清見インターチェンジへ向かいました。飛騨清見インター料金所を通過し、ここから東海北陸自動車道に入ります。料金所を抜けて早々、「富山方面」と「名古屋方面」で道が2つに分かれるのですが、私たちは「富山方面」へと車を進ませました。
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山の緑と空の青が美しく輝いています。
ご覧の通り、またトンネル…。飛騨地内は山国なので、トンネルがかなり多いです。富山県に向かう道中、長いものから短いものまで、大小さまざまなトンネルをくぐり抜けます。
途中、合掌造りで有名な白川郷や五箇山(どちらも世界遺産)を通過しました。
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五箇山を過ぎて山を下っていくと、途中でパッと視界が広がりました。富山県の平野部(越中平野)に出てきたようです。
更に車を走らせて、東海北陸自動車道の終点に到着。小矢部ジャンクションを通って、北陸自動車道に入りました。
ちなみに、今回のルートを説明すると、下の地図のようになります。(起点は分かりやすいように「高山市役所」にしました)
https://goo.gl/maps/zVYJ99MeWpx1vZ8u5
小矢部ジャンクションから、北陸自動車道(上り)に入ります。西方へ進み、金沢方面へと向かいます。目指すは白山インターチェンジです。
ちなみに北陸自動車道のこのエリアは、日本海沿岸の平野を通っているため、下の写真のように、山など視界を遮るものがなくて、とにかく広いです。
海が近い街は、空も大地も遥か彼方まで広がっていて、解放感がありますね。とても爽快。気持ちよく走れます。
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途中、不動寺パーキングエリアで休憩し、ぶどうのソフトクリームを食べました。
金沢ってぶどうも有名なの?知らなかったです。金沢のぶどうを使ったソフトクリーム、美味しかったです。
※ちなみに人気のないベンチでいただきました。食べていない時は、しっかりマスクを着用しています。
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サービスエリアを出で、金沢を通過し、ようやく白山インターチェンジに到着しました。
ここで高速道路を下りて、白山市の山の方へと進んでいきます。
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正面に見える山なみ。あの山の麓に白山比咩神社があります。こうしてみると、結構遠いですね…。
一本道をひたすら走り続けていくと、だんだん山が近くなってきました。
この後、昔ながらの風情が残る町へと入り、無事に白山比咩神社に到着しました。
全国の白山神社の総本宮・白山比咩神社
表参道の駐車場に車を停めました。
あぁ…嬉しい。久しぶりに訪れることができて感無量です。
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岐阜県と石川県をまたいでそびえる霊峰・白山。
この山を、古代から人々は神体山として崇拝していました。この白山の神様・白山比咩大神をお祀りしている本宮が、白山比咩神社です。
今、全国には3000社余りの白山神社があるそうですが、白山比咩神社はこうした日本国内の白山神社の総本社であり、また、加賀国一ノ宮でもあります。
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さて、ここで、白山比咩神社に祀られている神様をご紹介させていただきますね。
まずは、白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)、別名、菊理媛尊(くくりひめのみこと)と呼ばれる女神様。そして、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)のご夫婦の神様。以上、この三柱の神様です。
この神社の歴史は古く、崇神天皇の時代・紀元前91年舟岡山に白山の「まつりの庭」として白山比咩神社の社殿を創建したのが始まりとされています。
「舟岡山」といえば京都にも「船岡山」があり、こちらも有名ですよね。白山市内にも(漢字は違えど)舟岡山があったんですね。しかも京都と同様、古い歴史を有した聖地のようです。
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余談ですが、下のサイトには、白山市内で開催されている体験ツアーがたくさん紹介されてあります。参拝以外でも、この街を堪能できそうな企画がいっぱい。どれも、とても面白そうです。
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昔から、地元はもとより、全国の人々から慕われ崇敬されている神社です。
そして、私たち夫婦にとっても、この神社は大好きな神社の一つです。あの感染症が流行る前から、私たちは時々、折に触れて参拝していました。今回の参拝は、3年ぶりくらいかもしれません。
表参道を歩く
さあ、表参道の鳥居から、聖地に入らせていただきましょう。
表参道鳥居の横にある社号標。ここに刻された「白山比咩神社」の字は、東郷平八郎の筆だそうです。
鳥居をくぐって参道へと向かいます。
もちろん、ここでもマスクを着用。
参道に入りました。
両脇の木々の葉は、まだ青々としています。
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表参道…この道がとても清々しくて美しいのですよ。
参道の木々や水、自然の全てが、とても繊細で優しい雰囲気なのです。その佇まいに、女性らしい柔らかさと細やかさを感じます。
私は、この道を歩く度に、「あぁ、ここは女神様が祀られてある神社なんだなぁ…」といつも感じるのです。
マスクをしているため、清々しい空気を直に吸うことはできませんでしたが、その分、人間が吐く息でこの地の「氣」を穢さずに済むから、自然の精霊にはちょうど良かったのかも…。
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石段の横の清流。涼しげで清らかです。
下の写真は琵琶滝。
心が洗われます。
美しい光が満ちていました。
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参道の途中にある手水舎。感染予防対策で柄杓が撤去されてありました。
流れ落ちる水で、手だけを簡単に洗い清めました。
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この石段を登り切った先に、拝殿があります。
神門を通って拝殿へ
以前ここを訪れたときは、そんなに混んでいなかったのですが、今日はたくさんの人でにぎわっていてビックリ。
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拝殿の前では参拝者が列を作って並んでいました。
私たちも並んで待ちます。
(②へつづく)
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