新しいパソコン セットアップ編
新しいパソコンが届いても、目が見えない私が使うには準備が必要だ。
このパソコンにはDVDドライブがない。
しかし、使っている画面読み上げソフト PCトーカーは、DVDに入っている。
PCトーカーのライセンスをインストールするためのスタートアップディスクもDVDだ。
そこで、DVDドライブを買った。
DVDドライブはいらないという方は、メーカーに連絡すれば、二つのディスクのUSBメモリーオプションを買うことができる。
PCトーカーに対応したソフトをいくつも使っているから、パソコンを移行する前に、ソフトごとにデータをマイドキュメントなど移行したいホルダに書き出しておく必要があった。
書き出したのは、マイメール5のメールデータ、マイアクセスの住所録、ネットリーダーネオのパスワードだ。
これでデータが全部マイドキュメントにまとまった。
マイドキュメントのデータのバックアップは、旦那に丸投げしてしまった。
これで移行の準備完了。
旦那がセットアップしてくれた。
周りに専門知識がある人がいない場合は、近くの情報提供施設などにいる歩行訓練士に、お願いする。
ウィンドウズのアカウントを取得し、必要なデータの取り込みが完了し、画面読み上げソフトのインストールができて、初めて私が触れる状態になった。
このとき、ネットリーダーネオもインストールされた。
しかし、もう一つ設定があった。
見えないとマウスは使えないから、キーボードで操作をする。
ファンクションキーをよく使うから、ヒューレットパッカードのパソコンの場合、バイオスの設定が必要だ。
他のメーカーでも、必要な場合が多くなっているそうだ。
バイオスの設定もしてもらった。
ここからは、できるかぎり自力でやってみた。
電源の場所をチェック。
起動したら、マイサポートのツールのキーボードガイドを起動し、キーボードの配置をチェック。
マイサポートのツールの中のウェブ版のインストールで、マイメール5とマイアクセスををインストールした。
PCトーカーとネットリーダーネオも、ツールの中の最新版のチェックをしておいた。
AOKメニューの音声基本設定やなめらか読みの設定を、使いやすい設定にした。
マイメール5のメールデータ、マイアクセスの住所録、ネットリーダーネオのパスワードを取り込んだ。
これでほとんど通常通りに使えるようになった。
マイエディットというメモ帳のようなソフトで文字入力してみた。
ここで問題発生。
漢字変換したとき、第1候補はちゃんと漢字の意味を読み上げるが、第2候補からは漢字の意味を読み上げない。
これじゃ入力しにくくてしかたない。
メーカーに対処方法を聞いた。
マイサポートを開いて、ツールのPCトーカーの初期設定のIMEバージョン選択で、いったん古いバージョンにした。
パソコンを再起動してから、新しいバージョンに戻した。
変換したときにも、漢字の意味をちゃんと読み上げるようになった。
問題解決。
読み上げの音が聞き取りやすくて、音楽の響きもいい。
サクサク動いてくれるから、効率アップ。
いいパソコンが買えてよかった。