「空き家に命を吹きこむ」空き家再生:一棟貸ヴィラプロジェクト#46
おはようございます!
本日は、
「空き家に命を吹きこむ」空き家再生:一棟貸ヴィラプロジェクト#46
といったテーマでお話ししようと思います。
こちらのマガジンの続編。
私は現在、空き家・相続に特化した不動産ベンチャー企業で新規プロジェクト「一棟貸別荘」宿泊業にプロジェクトリーダーとして挑戦しています。
記念すべき1棟目が山梨県都留市にグランドOPENして早2カ月半。
約250名のゲスト様にご宿泊いただきました!そして秋も深まる来月11月もたくさんのご予約をいただいております…。近々ではなかなかご予約が取りずらい状況。嬉しい悲鳴…ありがとうございます!!( ノД`)シクシク…
皆さんも是非あそびにきてください!
2棟目、神奈川県の別荘も絶賛リノベーション中。そして3棟目っ!!千葉県の物件を無事に購入することができました。(/・ω・)/わっしょい!
3棟目のリノベーションを通して
「空き家に命を吹きこむ」
そんな気持ちで目の前の仕事に取り組んでいます。
じっくりとお話していきたいと思います。
〇九州の広さ超える空き家
知っていますか?
日本の空き家は九州地方の面積約367万ヘクタールを上回り約410万ヘクタールに上っています。なんとこのまま対策を講じなければ2040年には、北海道本島の面積に迫る720万haに拡大するとも言われているのです。
この日本が抱える社会問題に取り組むべく、私が勤めている不動産ベンチャー企業は空き家・相続に特化したビジネスモデルを展開しています。その中で新たに立ち上がったプロジェクトが「一棟貸別荘」宿泊業です。既存の事業では利便性の高い「駅チカ」などの好立地不動産の仲介業をメインとしています。しかし展開していく中で浮かび上がった「地方」の空き家問題。建物を壊して更地で売り出すための解体費などを差し引くとマイナスになるリスク高く、所有者さまが躊躇してしまうケースが非常に多いんですね。また税金の問題も重なり、どうしたらよいかわからず放置されてしまう場合も。そんな置いてけぼりになった地方の空き家を、どうにか蘇らせることができないか?そんな想いがこのプロジェクトコンセプトの太い柱になっているのです。
〇「古い=価値がない」こそ古い。
では利便性の低い不便な地方の空き家をどうすればよいか?
そう、「住む」に不便であるならば、目的をゴッソリ変えてしまえばいい。
楽しむ場所、思い出を作る宿泊施設にシフトチェンジしてみてはどうか?都内のビジネスパーソンを中心に喜んでいただける空間に蘇らせる。それが辿りついたひとつの答え、挑戦です。
短所は長所の裏返し。
「不便」の背中にある価値とは何なのか?
空き家という「古さ」の背中にある価値とは?
「不便」な地方には「便利」な都会にはない、手つかずの自然やその土地の文化が残っています。
「古い」空き家には「新しい」都会のタワーマンションや新築には出せない歴史や味わいがあります。特に歴史や味わいは時の流れと共に蓄積されるもので、一度壊してしまうと取り戻すことができません。ワインのように長い年月をかけることで価値が創造されるのです。さらに日本の木造建築は伝統的な建築技術により、構造的に強靭な特徴を持っています。
今回購入した千葉県の空き家も築数十年経っていましたが、インスペクションの結果、建物自体は大変丈夫で傾きなどもありませんでした。柱や土台がしっかりと作られている証拠。日本の職人さんて本当にすごいですよね。そして何より、前所有者様がしっかりとメンテナンスされていた証拠でもあります。建物だけでなく、こういった人の思いも歴史。味わいなんです。これはピカピカの真新しさにはマネができません。新しいものがどんどん溢れる現代。レッドオーシャンにあえて飛び込む必要はないのです。「古い=価値がない」という考えこそがもはや古い。といって過言ではないでしょう。
〇ここにしかないもの
最後に…3棟目の別荘に関しての情報を発信させていただきます。
千葉県の別荘の一番の魅力は何と言っても一面に広がる「絶景」です。
一目で気に入ったこの場所。
高台にポツンとたたずむ空間はまさに唯一無二です。360度自然に囲まれたこの場所は目の前に稲田が広がります。
・「田んぼ」は四季を映すパノラマ
日本は世界にも稀にみる「四季」がある国です。そして田んぼは四季を映しだすパノラマそのものなんですね。稲は季節ごとの美しい景色を創り出してくれます。
春(田植え)→夏(成長期)→秋(収穫)→冬(休耕)
日本を代表する貴重な食材でありながら、その成長する姿さえも日本の風景を彩ってくれます。
若葉から深緑に移り変わり、収穫の稲穂は黄金色に輝く。そして役目を終えた田んぼには真っ白い雪が降り積もる…。
まさに四季を映しだすの絶景パノラマなのです。
・自然のプラネタリウム
写真の通り、別荘の周りに遮る高い建物は一切ありません。そして星空を邪魔するビルの光も街灯もない。ここからは想像を絶する満天の星空が降り注ぎます。これは是非、ぜひ、都会に住むビジネスパーソンに味わってほしい。ちなみにこの別荘には天井がガラス張りのサウナを設置する予定です。サウナの中からまるでプラネタリウムのような星空を眺めながら心もカラダも整う。ここでしか味わえない最高の時間を演出したいと考えています。
〇結び
「空き家に命を吹きこむ」
一見、田舎にある誰も住まなくなったただの空き家。そう思われてしまう不動産でも、見方を変えればものすごい可能性を秘めた空間に変わる。
私はそう思っています。
地域や物件の特徴をとらえてどのように活かしていくのか、蘇らせていくのか…その想像力こそが私の強み。これからも挑戦は続きます!
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございまいした!
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