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雨の音を聴く

私の地域も梅雨に入り
最近はもっぱら雨が続いている。

バス通勤な私は
どんなに雨足が強かろうと
風が吹きあげようと
バスが運行してくれるなら
どうにか雨に濡れないように
工夫しながらバス停までの道のりを
歩いてゆくしかない。

こんな風な書き出しだと
雨に対して嫌悪感があるよにみえるが
実はそんなに嫌いではない。

私が好きな理由は3つ。

1つ。お気に入りの雨具グッズの出番だから。

”今年の梅雨はどうしても素敵な日にしたい。”
そう思い立って、まず傘を新調した。
今までの私ならコンビニのビニール傘(700円)
ほどで十分だったが、
より快適な梅雨ライフを過ごすには
やはり傘へのこだわりは捨てられなかった。

私のこだわりは2つ。
・大人可愛い傘
  (パキっとした色ではなく淡い寒色系)
・できるだけ大きいこと
  (成人女性のサイズ目安55cm~60cm)

数少ない大型スーパーを巡り(AEON)
出逢った1本。
くすみかかったグリーンで
大きさ65cm。
ベストな傘。それ以上な傘はない気がした。
予算以外は全てクリア!

そんな傘ならどんな雨でもどこまでも
歩いていける気がする。
そしてお気に入りの傘というのは
間違われにくい。
あんなに盗難続出だった歴代のビニール傘は
何だったのかと思うほど
私の傘の生存率が上がっている。

そう。こうして私は雨の日の最強なパートナー
を手に入れたのである。

次に私が手に入れた雨の日グッズは
言わずもがな 雨靴。
かっこいい響きで言うならば
レインブーツ。
雨の日専用のその靴は、どんな水溜まりにも
恐れることなく入っていける。
子供たちがよく水溜まりを見つけて
踏みつけ、靴を、そして服を汚す
あの行動が理解出来なかった。
しかし、大人になり、雨靴を手に入れたこと
により、今は共感しかない。
子供の何倍も楽しいと実感できるようになった。

いや、だってほら。いい歳した大人って
それなりに見られるもんね。
水溜まりで大はしゃぎしてたら
たまったもんじゃないよね。(水だけに)

水溜まりを見つけても何事もないかのように、
又は相手にしませんよ、って顔で
避けて通るしかない大人の選択肢に
雨靴。いや、レインブーツがあるだけで
我が物顔で水溜まりを通過?できるのである。

まさに
ピッチピッチ、チャップチャップ、ランランラン
状態なのである。
それが通勤中。そう、仕事前から味わえる。
なんとも贅沢!!!!!

最後にちょっと本気で感動した雨具グッズを
紹介したいと思う。
傘キャップ。
この発明した方にエジソン並の賞賛があれ。
と、雨の日の度に思うほど。
雨の何が嫌かって濡れることじゃないですか。
水滴が身体にまとわりつくあの不快感と
ともにやってくる寒気。の後の風邪発症。
この経験をすればするほど
人は濡れたくなくなるのだと思う。
そして、雨を嫌っていくのだろう。

だがしかし、こやつのおかげで
バスの中でも濡れない。
エレベーターの中でも濡れない。
いつもは小さく存在感なんて薄いのに
傘をしまうためだけに存在しているのに
あの瞬間だけめちゃくちゃ存在感発揮してくる。
しかもシュッシュッシュッシュッシュッッッ!
って感じに傘を覆いかくす包容力と登場の仕方にもう脱帽。


2つ。バスが来ない。もう全然来ない。
そう。これはもう諦めるしかない真実。
車社会のこの地域で雨の日は

雨が降る=車通勤が増える=渋滞発生。

という何とも悪循環が生まれる天候なのだ。
それはもう遅延に次ぐ遅延。
そう。10分20分バスが遅れるのはもはや運命。
諦めて待つしかないのだ。

しかし、考え方を変えると
いつもの時間よりゆっくり過ごせる、とも言える。

朝ごはんをいつもより少し豪華にするのも良し。
いつもより少しゆっくりバス停まで歩くも良し。

時間通りに来ないならこちらも時間通りに行ってやらない作戦である。

これは中々良いかもしれない。
普段通勤途中の花なんか見ないくせに雨に打たれる姿に刹那を抱いたり、
いつも元気な番犬が雨の日は大人しく寝てる姿なんかを知ったりと
いつもと違う世界観が垣間見える…かもしれない。

時間に余裕が生まれる

良いよね。この言葉の響き。
さて。このバス停で待ち始めて30分。
バスが来ないが。どうしましょうか。

3つ。雨の音、水溜まりの音が好き

最後の最後でありきたりなこと言い出す私。
もはや少しセンチメンタルチック。
自分の好きな音楽を聞くのも悪くないが、
こんな日は雨の音を聞いてみてほしい。

雨の音も意外とあって、
傘に当たる音。
水溜まりを踏む音。
屋根から伝って落ちる音。
花や草が弾く音。

規則的な不規則。

1つの音をじっくり聞いてもいいし
混ぜ合わせた音を聞いてもいい。
目と耳と心で聴くことで
色んな音が私の周りに溢れている
ということを実感することができるのだ!

そして補足ではあるが、先程述べた
ピッチピッチ、チャップチャップ、ランランラン
これ。この音出すのまじで難しい。
まずピッチ、ね。この軽快さを思わせる音
成人にはこの可愛げな音すら厳しい。
誰このオノマトペ考えたの!天才かよ。
あと誰かこの音出せたら教えて欲しい。
エジソンを見たかのようなに尊敬の眼差しを捧げます。


と、いうように私の雨の日の好きなとこ
語る回でした。

共感してくれる人がいたら嬉しいです!

そうでなくても最後まで読んでくれた方、
ありがとうございます!
とてもとても嬉しいです。

次回も会いましょう!
ではでは。


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