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1歳3ヶ月 枠にハマるなんてつまんない

保育園のお迎えに行くと
0歳児クラスの掲示板に今日の活動でした模造紙のお絵描きが貼られていた。
サインペンでのなぐり描きで、それぞれの場所に子どもの名前が書いてある。
三女は赤色がお好みらしく、一色だけで端の方にぐるぐる、ギザギザと細かくみっちり描いている。
描き方を見ても子どもたちの性格が出ているんだろう。


大胆に紙いっぱい描いている子
色んな色を使って狭いスペースに描く子
線よりも叩きつけて点を描く気分な子


成長するとまた絵の描き方も変わるので
園での作品を見るのも私は好きだ。


家でもお絵描きしたい

帰ってから怒涛の勢いで晩ご飯、入浴を進めていく。
ここをいかにスムーズに終わらせるかで
子どもたちのゆっくりタイム(テレビやゲーム、漫画、おもちゃで遊ぶ自由時間)が取れるかどうかに関わってくる。


子どもたちの好きなことをする時間がないと
すんなり寝室に行ってくれないし
寝る時間も遅くなって朝起きられない。
私も早く家事を終わらせたいので小学生2人に手伝ってほしいと頼むが
「やりたいことできひんやん!」と長女、長男からよくクレームがある。


『私には自由な時間ないけど!』
と思うが、そこは大人だから仕方がない。
家のことを最低限回すには大人が頑張るしかないし
子どもたちも気分が乗れば手伝ってくれるので
過度な期待はせずに淡々としなければいけないことをこなしていく。

お風呂から上がり、第一弾の洗濯物を部屋干しして
翌日の保育園連絡帳を書いていると
三女が引き出しを指差し


「ん!ん!」


とアピールしている。
サインペンが入っている場所なのでお絵描きしたいのかな?と思い

私『じーじー(お絵描き)する?』


と聞いたらこくんと頷いている。
姉兄が保育園時代に使っていたサインペンが数種類あるので
1番持ちやすい形のペンを選んで三女に渡す。
にこ〜と微笑み早速椅子によじ登って座るので、私は机の上に自由帳を開いて置いておく。


まずは小手調べ。
白い紙の上にぐるぐると線をなぐり描く。
ピンクの色で描けた。
いい色!と思っているのか満面の笑みになる三女。


だんだん腕の振りが大きくなってダイナミックなピンクの線が増えてくる。
A4サイズの自由帳を見開きで置いているので
それなりに大きく描くところはある。
私が連絡帳に何を書こうと考えている間に
三女が持つペンは紙を飛び越え、机や新聞紙にまで出張して描いていた。


三女の隣りに座っていた次女が
「机にも描いてるで!」
と教えてくれて慌てておしり拭きシートで机を拭いていく。
少し消えたと思ったら、三女がおかわり描きをしてくれる。


『今きれいにしてるし紙に描いてね』
と自由帳の新しいページを開いて渡したことが気に入らず


「え〜〜〜〜〜ん!」
と演技派な涙が出ない泣き真似をしながら
椅子の上で土下座ポーズになっている。
どこで覚えたんだろうか、演技力高めな娘である。


必死で机の上を拭いていて
三女の静けさに何をしているのかな?と見てみると
自分の手足にお絵描きしている…。
お風呂上がりなのでもう一回お風呂に入るのは勘弁だ。
濡らしたタオルで拭くがきれいに落ちず
今朝起きてもピンク色が残ったまま。
保育園にもそのまま連れて行った。


三女の行動は色んな場面で大胆だ。
大人になると挑戦が怖くなる。
子どものうちから枠にハマらず飛び出す行動力を身につけていけると
たくましい大人になるんだろう。
親は色んな意味で心配と片付けが大変だ。

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