見出し画像

私を大切にして!と思う時

前回、大切にされていないと感じる時、自分の中で何が起こっているか
クライアントのMさんとのセッションのことを書きました。

今回は、私自身のことを書こうと思います。

「私を大切にして!」「どうして大切にしてくれないの?」
そんな風に思ったことはありませんか?

私は、今まで何度も何度もそんなことを思っていました。

若い頃、交際していた彼が同じアルバイト先で私の他にも付き合っていた女の子がいたり

その後の学生時代も、学校内で交際した人がは他にも彼女がいたり

そして、結婚したらそれはもうないだろうと思っていたのに
夫が浮気をしていたり・・・

「私は大切にされない」「私は選ばれない」そんなタイトルの映画でも見ているのかのような現実が起こり
その中で「どうして・・」と悲しみにくれていた過去がありました。

この何度も繰り返しているパターンは
実は幼い頃に選んでもらえなかったという悲しみを教えてくれていました。

私は、父子家庭で育ちました。

幼い頃、たぶん3歳位の頃
父と母はよくケンカをしていて
母はついに、家に帰ってこなくなりました。

離婚をすることが決まり、親権を両親が争いましたが、争っていたのは、私の兄の親権で

私と妹の親権はいらないと母が言っていることを父が言いました。

これは幼い私にとって、どうしょうもない位悲しい出来事でした。

母が突然いなくなったことでもたくさんの悲しみがありましたが
「いらない」という言葉は強烈で

この時に「私は選ばれない」そんな思い込みができたのだと思います。

でも、泣けませんでした。
父の前でそんな姿をみせてはいけないと幼い私は思ったんです。

そうやって、抑圧した感情は
いつかは感じることになっています。

なぜって

幼い私がわかって欲しがっているからです。

誰に?

それは大人になった私にです。

この傷ついた幼い私のことをインナーチャイルドと呼びます。

前回書いたMさんと似ていて
私も大切だと思ってもらえない

そんな痛みがありました。

どうせ私なんて…
大切に思ってもらえないんだ…
選んでもらえないんだ…

そんな風に思いながらの恋愛は
やっぱり大切にしてもらえないという現実が起こりました。

どういうことかというと
自分で自分のことを大切にできていなかったんですね。

他にも付き合っている人がいるなど、私を大切にしてくれない人と一緒にいることを私が選んでいたんです。

こんなの嫌だ!って怒ることも離れることもできたはずですが、できなかったのは
そこに寂しさがあったからです。

どうしようもない寂しさが私にはありました。
母を失った喪失感から、人が離れていくのが怖くて仕方なかったのです。

だから、相手の気にいるようにしてきましたが、それがいつの間にか
都合のいい女になっていました。

でも、その中でやっぱり大切にされないことへの悲しみがあり、悲しみに隠れて本当はとっても怒っていたと思います。

ふざけんな!って。

「私を大切にして!」これは、今の私ではなくてインナーチャイルドが感じていたことです。

大切にして欲しかったのにそれがもらえなかった
言うことさえできなかった
だから「大切にしてよ!」そんなことを言いたくなる場面が訪れるのです。

そこでも、また我慢をして感じないようにしていると
相手を変えて、また同じようなことが起こります。

恋愛以外でも、家族関係、友人関係、職場の人間関係でも同じようなことが起こります。

上司に職場に大切に扱ってもらっていない…と悲しみに暮れたり
被害者意識が私も過去にありました。

でも、インナチャールドが癒やされていくと、それは私の中の問題だったんだなと今ではわかります。

仕事がとても楽しくなり、上司もその人のできる精一杯で愛を向けてくれているんだなあということも感じられるようになりました。

「大切にしてよ!!」

これを人からもらおうとしていました。

本当は、両親から欲しかったのだと思います。

でも、今大人になった私が、インナーチャイルドにそれを伝えることができます。

「あなたのことが大切だよ」

「えみちゃん、大好きだよ」って

これが自分を愛する第一歩です。

「〇〇ちゃん、あなたのことが大切だよ」
「〇〇ちゃん、大好きだよ」

小さい時に呼ばれていた名前で、ぜひインナーチャイルドに話しかけてみてください。

1人で難しいよって方は、floweringセラピーの扉を叩いてみてくださいね。
私も今後セラピストとして活動していく予定です♡








#自己紹介


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集