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「こどもと教職員がワクワクする学校を取り戻す~教育テック学のススメ~」 | イベントレポート

 2024年11月23日、教育テック大学院大学主催のオンラインシンポジウム「こどもと教職員がワクワクする学校を取り戻す~教育テック学のススメ~」が開催され、多くの教育関係者が参加しました。25年4月に開学する教育テック大学院大学で教鞭を執る予定の先生方を講師に、これからの課題解決のために教育テック学のできることを模索しました。詳細内容はYouTubeにアップしています。ぜひ御覧ください。


1.冒頭プレゼンテーション


『こどもと教職員がワクワクする学校を取り戻すには』
根岸正州(まさくに)・学校法人OCC理事長
冒頭のプレゼンテーションで根岸理事長は、数々の問題提起をしました。少子化による学校経営の危機、教職員の働き方改革、ICT端末が普及したのに活用ができていない――。
問題が山積する教育の未来をワクワクさせるための一つの解が「教育テック学」だと根岸理事長は説明します。従来からある教育学に、「経営学」と「情報学」の視点をかけ合わせた学際分野が教育テック学であり、これを打ち立てるために教育テック大学院大学を設置したのだと語ります。
→詳細は、YouTubeをご覧ください。
教育テック大学院大学シンポジウム【フル】2024年11月24日

2.講演

▽「教育力」の視点から

田村 知子<教育テック大学院大学 客員教授、大阪教育大学大学院・連合教職実践研究科・教授、博士(教育学)>
・田村先生は、「こどもと教職員がワクワクする学校を取り戻すには」のテーマにぴったりの実践を紹介してくださいました。田村先生がかつて、福岡の小学校で開催したワークショップを例に、小学校の先生たちがいくつかのワークを通じて心を通わせ「同僚の良さを見つけた」「団結できた」など前向きな感想を持ったそうです。ワクワクする学校づくりのヒントは……。

▽「働き方」の視点から

妹尾 昌俊<教育テック大学院大学 教授、教育研究家>
・妹尾先生は「子どもたちと教職員にワクワクタイム・ウェルビーイングな時間を取り戻す」というテーマで講演されました。全国各地の学校で講演やアドバイザーを務める妹尾先生は、学校現場が、人手不足などで火の車になっている実情を紹介。「教員の福祉やウェルビーイングをマイナスからゼロにする施策だけでなく、プラスをもっと高める施策が必要」と強調されました。先生たちを守る解決策へのいくつかのヒントも示されています。

▽「テック」の視点から

松田 孝<教育テック大学院大学 教授、MAZDA Incredible Lab CEO>
・松田先生は、小金井市教育CIO補佐官を務め、ごく初期から学校のICT化に立ち会っています。その経験から、ICTの機能を活かして教育を個別最適化するための3つのポイントを説明します。自らが大学院で学んだことが大きな転機になった経験から、働きながらキャリアを磨ける教育テック大学院が教職員らの自己実現に役立つはずと期待しました。

3.ディスカッション

コーディネーター:根岸 正州(学校法人OCC理事長、教育テック大学院大学 特任教授)
▽テーマ1
個別最適な学びと、働き方改革の同時実現をどうするか?
▽テーマ2
なぜ、学校は変わらないのか? 変革のために必要なことは?
▽テーマ3
ヒト・モノ・カネ、これ以上豊かになる見通しがない中、どうやって教育を充実させるのか?

→体験談を交えた熱いディスカッションを、YouTubeでご覧ください。


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