教育DXと経営に特化した世界初の"教育テック大学院大学"の全貌

2024年11月19日 13:26

教育DX、経営に特化した日本初の大学院「教育テック大学院大学」が2025年4月に開講します。
この記事では、教育業界の現在の課題と未来、本大学院の取り組みや求める人材などについてお伝えしていきます！

動画もありますので、どうぞご視聴ください。

１.　教育の未来と課題解決に求められる人材

教育の未来

社会が変われば教育も変わる。
教育はその変化の速さに対応できているでしょうか？
幼保・小中高大・企業・行政・NPO・塾・研修所、教育に関係するあらゆる組織や個人が変化に対応しなければいけません。

テクノロジーで劇的に変わる教育

学習の個別化とデータ活用
　学校の垣根が無くなる　（MOOC/マイクロクレデンシャル）
　ラーニングアナリティクスと学生カルテ共有
　AIは禁止ではなく、活用・共存へ
学習環境と手法の変化
　知識インプットは映像配信に
　ペーパーテストが無くなる
　メタバースによる共同
　VR実験室や危険体験
　教材のゲーミフィケーション　（リーダーボード）
受験戦争の終結
　学歴よりも学習歴（学んだ内容）の重視
　学修履歴の改ざん防止（オープンバッジ、ブロックチェーン）
　大学には生涯３回行く時代に　　　　　　　　etc….

動画01:18〜

教育DXは遅れている

黒板に板書していたものを、スクリーンに資料を投影するということが増えてきていますが、それはDX5段階のうち、まだ1段階、2段階目です。

デジタルツールは単体で使うのではなくデータを連携させることで応用的な効果を得ることができます。これは教育効果を上げるだけでなく、教育のグローバル化を目指すためにも必要不可欠です。

そのためには「脱サイロ化」「国際標準規格」に対応することが大事です。

教育DXによって実現できること

教育界現在の4つの課題

１.　少子化による学校経営の危機。私学の過半が定員割れ。
２.　ICT端末の普及率がGIGAスクール政策によって世界一になった一方で、
　　その利活用が不十分。
３.　企業経験をいかして、教育界に貢献したいという熱い想いを持った民間
　　の方々が多くいる一方、教育に関するリスキリングや学び直しの場がな
　　い。
４.　アジアを中心に学校が足りない。高等教育機関では、年間約７７０万
　　人。グローバルな教育ニーズにしっかり応える必要。

動画 19:07〜

教育テックを社会課題に応用

世界の高等教育の在籍者数は2020年は約770万人増加しており、世界的に見ると高等教育の場は足りていません。
しかし日本の教育はガラパゴス化されており、日本の教育の良さも広がっていません。そのために、新たな教育人材育成に取り組む必要があると考えています。

教育テック1.0は実践の個別最適化。ICTの活用です。教育テック2.0は1.0で得られたさまざまなデータを科学的に応用していくフェーズです。最後に3.0はこれまでのデータや実践を社会課題に応用していくフェーズです。
教育外の社会課題解決への応用となり、これにより教育で未来は変えられる、と私たちは考えています。