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Google関連検索/入力補助「1年後の表示はどうなる!?」

こんにちは。エルテスの検索エンジン分析担当堀口です。

7本目の記事公開になりました。
いままで公開したnoteをまだご覧になっていない方はぜひ、お読みいただけますと嬉しいです。

今回はGoogle関連検索/入力補助の深堀をしていきます。何を言ってるのと思った方は前回の記事をぜひ、ご覧ください。

皆さんはGoogle関連検索/入力補助の表示内容が日々変わっていることをご存じですか?

以下は1か月前と比較した「東京」のGoogle関連検索/入力補助になりますが、表示内容は1か月前と比較して変化が見られます。

※本調査はブラウザのシークレットモードで検索し、パーソナライズを無効にした結果を元にしています。

Google関連検索 約1か月経過後の表示内容の変化
Google入力補助 約1か月経過後の表示内容の変化

検索キーワード「東京」の場合、約1か月経過後の結果だとGoogle関連検索よりもGoogle入力補助のほうが変化率が高い結果になりました。

今回の記事では、1週間後、1か月後、3か月後、半年後、1年後の結果の違いを見て変化率がどのように変わっていくのかを見ていきます。

Google関連検索/入力補助の1年後はどのような結果になるのか、考えながらご覧いただけますと幸いです。


調査概要

調査対象個所:Google関連検索/入力補助

検索キーワード:30個
企業名や地名、イベント名など30個のキーワードを調査対象としました。
企業名キーワードを多く選んでいます。

キーワード一部抜粋

調査期間:1年間(2023年8月1日-2024年7月31日)
今回は以下の日付の表示内容を元に変化率を算出しています。
基準日:2023年8月1日
1週間後:2023年8月8日
1か月後:2023年8月31日
3か月後:2023年10月31日
半年後:2024年1月31日
1年後:2024年7月31日

[定性調査]1-4番目の表示内容は似たようなキーワードが表示されやすい

各調査日の検索キーワード「東京」のGoogle関連検索/入力補助の表示結果は以下の通りです。(文字が小さく見づらいので、拡大してご覧ください。)

検索キーワード「東京」の各調査日のGoogle関連検索/入力補助の表示結果

関連検索/入力補助ともに1-4番目の表示内容は似たようなキーワードが表示されていますが、5番目以降の表示内容は変化が大きくなっています。

検索キーワード「東京」の各調査日の変化率は以下の通りです。
2023年8月1日を基準として以降の日付の結果との変化の割合を変化率として算出しています。

検索キーワード「東京」の各調査日の変化率

検索キーワード「東京」単体で見ても、Google関連検索のほうがGoogle入力補助よりも変化率が高くなっています。

検索キーワード「東京」では日付の経過とともに変化率が増減をしていますが、多くの検索キーワードでは変化率が徐々に上昇していきます。

Google関連検索は検索ニーズによって表示内容が変わる

Google関連検索の表示内容を見ると、ほとんどが「観光や旅行」に関するキーワードになっています。また、複合語も多く見られます。

もしかすると「東京」と検索する人の多くが「観光や旅行」を検索するので、「観光や旅行」が表示されているのかもしれません。

表示内容の変化については、2023年8月は「女子」「おじさん」「カップル」「一人」など誰がというキーワードが多く含まれています。

経過とともに「スポット」「浅草」「東京駅」のような場所のキーワードが多く含まれており、1年間の間で「東京」に求める検索のニーズの変化が見られます。

Google入力補助は時事情報が表示されやすい

Google入力補助の表示内容を見ると、「東京駅」「東京ドーム」「東京電力」「東京ガス」「東京都知事選」などの場所や企業、イベントなどの固有名詞が多くみられます。

表示内容の変化については、「花火大会」「東京新聞杯」「東京都知事選挙」などのイベントについてはすぐに表示から消えているので時事情報が表示されやすいように思います。

また、「東京 天気」はほぼ常に1番目にいるので天気を気にしている人が多いのかも知れません。

[定量調査]Google関連検索のほうがGoogle入力補助よりも変化率が高い

検索キーワード30個全体の変化率は以下の通りです。
1か月後以降はGoogle関連検索のほうがGoogle入力補助よりも変化率が高い結果となりました。

各箇所の経過ごとの変化率

つまり、Google入力補助よりもGoogle関連検索のほうが1年後に表示されるキーワードが変わっていることを表しています。

また、1年後に変わっている割合としてはGoogle関連検索/入力補助ともに45%前後となります。

1年後に変化する個数としてはGoogle関連検索は3.78個、Google入力補助は4.23個になります。
※Google関連検索は最大8個、Google入力補助は最大10個として計算

Google関連検索の変化率推移(参考)

各検索キーワードの変化率(一部抜粋)は以下の通りです。

Google関連検索 変化率一部抜粋

Google入力補助変化率推移(参考)

各検索キーワードの変化率(一部抜粋)は以下の通りです。

Google入力補助 変化率一部抜粋

まとめ

1か月後以降はGoogle関連検索のほうがGoogle入力補助よりも変化率が高く、1年後の表示結果は45%前後変化するという結果でした。

今回、数値化をしてみて驚いたことは、Google関連検索のほうが変化率が高くなっていることです。

私の記憶では以下のような感覚だったので、表示の仕組みに変化が見られていると思いました。
約10年前:Google関連検索/入力補助ともに変化率低い
約5年前:Google関連検索変化率低い、Google入力補助変化率40%強

調査概要の通り、今回は検索キーワード数がそれほど多くないため、検索キーワードの選び方次第で結果が変わる可能性がありますので、その点ご留意ください。

次回は調査対象の検索キーワード数を増やしたり、検索キーワードの種類/種別を加味した上で再調査してみたいと思います。

本分析記事は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。

本記事を見てエルテス検索エンジン評判対策について興味を持っていただいた方はサービスページをぜひのぞいてみてください。

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