【徹底解説】Googleの検索機能-入力補助編-
こんにちは。エルテスの検索エンジン分析担当堀口です。
4本目の記事公開になりました。
いままで公開したnoteをまだご覧になっていない方はぜひ、お読みいただけますと嬉しいです。
今回は基礎的な内容になっていますが、企業のマーケティング・広報担当者に正しく検索エンジンのことを理解してもらうために、Googleの検索機能 -入力補助編-をお届けしたいと思います。
私も長らくこの業界にいますが、本記事を執筆するにあたり改めて調査して勉強になった点もありましたのでぜひご覧ください。
Google入力補助とは
Googleは数多くの検索機能を提供していますが、今回はその一つである、Google入力補助について解説します。
先日公開した記事でGoogle関連検索について触れましたが、Google関連検索も検索機能の一つになりますので、ご参考ください。
早速本題に入ります。
Google入力補助の正式名称は「オートコンプリート」といい、以下のように説明しています。
ただ、一般的に「オートコンプリート」という名称はほとんど浸透していませんので、本記事では通称の一つであるGoogle入力補助で統一します。
具体的には以下の表示がGoogle入力補助になります。
※先日の記事にて説明しましたが、Google入力補助の中に太字の表示がある場合はGoogle関連検索と似た表示になります。
Google入力補助の通称は「入力補助」or「サジェスト」
先ほど記載したように「オートコンプリート」という名称は一般的にほとんど使われていません。
「オートコンプリート」という名称が普及していない理由は定かではありませんが、Googleが公式の場で「オートコンプリート」の情報を発信していないことも一因だと考えています。
Googleセントラル内のGoogle 検索の視覚要素ギャラリーでは検索結果ページの表示内容を視覚的にわかりやすく解説してくれていますが、「オートコンプリート」の説明がありません。
エルテスではGoogle入力補助と呼んでいますが、その理由はYahoo!の検索エンジンが大きく影響を及ぼしています。
Yahoo!の検索エンジンはGoogleの「オートコンプリート」と似た機能を「キーワード入力補助機能」という名称で提供しています。
エルテスでは検索エンジン評判対策提供当初より、Yahoo!のキーワード入力補助機能をYahoo!入力補助と呼んでいました。
そのため、エルテスではYahoo!に合わせる形で、Googleの「オートコンプリート」のことをGoogle入力補助と呼んでいます。
また、Google入力補助は2008年ごろに本格導入された機能ですが、その時の機能名が「Googleサジェスト」でした。そのため、いまも「Googleサジェスト」という名称が使われることがあるようです。
上記のような理由から「オートコンプリート」という正式名称ではなく、Google入力補助もしくはGoogleサジェストと通称で呼ばれることが多いのだと思います。
Google入力補助の表示の仕組み
Google入力補助の仕組みは、Googleが蓄積した膨大な検索データと、高度なアルゴリズムによって実現されています。
具体的には、以下の要素を総合的に判断して、候補キーワードが選ばれているとエルテスでは考えています。
過去の検索履歴:過去に検索した/された言葉
人気の検索キーワード:多くのユーザーが検索している言葉
地域:現在地や設定された地域
デバイス:検索に使用しているデバイスの種類
言語:設定された言語
サイト内に含まれる言葉:Googleの検索結果の上位に含まれる言葉
Google検索ヘルプ内で、以下のような記載がありますので、実際に検索された言葉がGoogle入力補助に表示されているのだと思います。
また、毎日Google入力補助の表示内容を見てきたからこそわかりますが、表示されるキーワードは1日の中でも変化が見られました。
たとえば、ニュースなどで取り上げられた商品に関するGoogle入力補助の表示内容が即日変わっていることが確認できています。
上記のような機能にて多様なキーワードが表示されますが、場合によっては不自然・不適切な表示が見られることがあります。
Google入力補助に不適切な表示が見られた場合の対処方法
Google入力補助に不適切なキーワードが表示されている場合、以下の対処方法があります。
Googleへの報告
関連コンテンツの改善
法的措置
その他
それぞれ具体的に説明します。
1. Googleへの報告
・直接報告:Google入力補助の表示で、右下に表示されている「不適切な検索候補の報告」をクリックし、報告する。
・Google上のコンテンツを報告: GoogleのLegalヘルプページから、問題の詳細を報告することも可能です。
2. Webサイト運営者への連絡
不適切なキーワードが表示される原因として、そのキーワードを含むWebサイトがGoogleの検索結果の上位に表示されている可能性があります。
Webサイトの運営者に、内容の改善を依頼するのも一つの手段です。
3.弁護士に相談する
誹謗中傷や名誉毀損、プライバシー侵害など、法的根拠がある場合は、弁護士に相談することをおすすめします。
GoogleのLegalヘルプページから申請も可能です。
4.その他
・専門業者への依頼:専門業者への相談も可能です。
エルテスでは企業様からの相談を受け付けています。
・コミュニティの活用:Google内のコミュニティやフォーラムで、同様の経験をしたユーザーからアドバイスを得ることもできます。
注意点
・不適切なキーワードが必ずしも非表示化されるとは限りません。
・非表示化されたキーワードが、再表示されることもあります。
まとめ
今回の記事では、Google入力補助の通称や表示の仕組み、不適切なキーワードが表示された場合の対処方法について説明しました。
Googleオートコンプリートの通称は「Google入力補助」や「Googleサジェスト」です。正式名称はオートコンプリートですが、Googleがあまり情報を発信していないことで通称のほうが浸透していると思います。
Google入力補助に不適切なキーワードが表示されている場合、以下の対処方法がありますが、お困りの際は専門家に頼ってみてはいかがでしょうか。
Googleへの報告
関連コンテンツの改善
法的措置
以上がGoogle入力補助の説明になります。
直近、Google入力補助の仕様に変化があったと思われるので、分析完了次第、変化の内容をお届けしたいと思います。
本記事を見てエルテスや検索エンジン評判対策について興味を持っていただいた方はサービスページをぜひのぞいてみてください。
本分析記事は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。
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