Google関連検索と似た表示が出現?表示内容を分析してみる
こんにちは。エルテスの検索エンジン分析担当堀口です。
早くも3本目の記事公開になりました。
先週公開した1、2本目のnoteをまだご覧になっていない方はぜひ、お読みいただけますと嬉しいです。
今回の記事から「記事の見出し画像」を変更してみました。ご意見・ご感想をお待ちしています。
さて、今回はGoogleの関連検索と似た表示がいくつか見られるようになっていますので、表示個所の説明と表示傾向について、分析した記事になります。
Google関連検索とは
ご存じの方も多いと思いますが、改めてご説明いたします。
Googleの検索結果に表示される「関連性の高い検索」に表示されるキーワード群をエルテスでは”Google関連検索”と呼んでいます。
Googleが公開している公式情報であるGoogle検索セントラル内では、
「探索機能 → 関連検索(グループ)」と表記されています。
Google関連検索の表示の仕組み
先日、Google検索のランキングシステムのソースコード流出がSEO界隈では話題になりました。
Googleの自然検索結果はGoogle検索のランキングシステムによって表示されていますが、その多くが謎に包まれています。
それと同様にGoogle関連検索はGoogleの公開情報が少ないため、表示の仕組みについてはわからないことが多いです。
ただ、Google検索セントラルでは以下の記述がありますので、他の人の検索行動が重要であるということがわかります。
Google関連検索の表示の仕組みについては後日、別の分析記事で考察を述べたいと思いますので、記事公開までお待ちいただければと思います。
Google関連検索と似た表示について
少し前置きが長くなりましたが、本題に入りたいと思います。
Google関連検索と似た表示は以下2か所に見られています(7月19日時点)。
トピックフィルタ
Google入力補助欄の太字
Google関連検索と似た表示と記載した理由は各箇所に表示されているキーワードの一致率が高いためです。一致率に関しては後述します。
トピックフィルタについて
先日公開した記事の中で"トピックフィルタ"について、記載していますのでご確認ください。
トピックフィルタは検索クエリによって表示されないことがあります。検索クエリ"東京"ではトピックフィルタは表示されませんでした。
検索クエリによるトピックフィルタの表示有無については、Googleからの公式発表がないため、謎に包まれています。
トピックフィルタの表示傾向を確認する限り、トピックフィルタが表示される検索クエリの条件の一つとして、「検索クエリに対して複数の検索ニーズがある」というような条件があると考えています。
現在、トピックフィルタは最大9個表示されます(7月19日時点)。
Google入力補助の太字について
Google入力補助の太字は検索後に再度検索クエリを入力するために検索窓をクリックした際に表示される候補のキーワードを指しています。
エルテスでは上記画像のようにGoogleにて検索をしようとしたときに、検索窓の下に表示される検索候補のキーワード群を”Google入力補助”と呼んでいます。
Google入力補助は様々な呼称があり、人によっては”Googleサジェスト”と呼ぶこともあります。Googleはこの機能を”オートコンプリート”と呼んでいますが、日本ではほとんど普及していません。
Google入力補助の太字は最大10個表示されます。
長くなってしまうため、Google入力補助の説明は別の記事にて説明します。
Google関連検索と似た表示の一致率
"東京"の結果を見るとGoogle入力補助の太字とGoogle関連検索は似た表示だったと思います。
なので、ここではGoogle関連検索と似た表示(Google入力補助の太字とトピックフィルタ)の一致率を見てみたいと思います。
上記表の各文言の意味は以下の通りです。
太字:Google入力補助の太字
トピック:トピックフィルタ
関連:Google関連検索
それぞれの一致率は上記表の通りですが、一致率がとても高い結果でした。
なので、本記事のタイトルの通り、「Google関連検索と似た表示が出現している」といえる結果になったと思います。
まとめ
上記より、「Google入力補助の太字とトピックフィルタはGoogle関連検索と似た表示である」といえる結果であることが分かりました。
そのため、Google関連検索の表示キーワード群が変われば、同様にGoogle入力補助の太字とトピックフィルタも変わる可能性が高いです。
以上がGoogle関連検索と似た表示と表示傾向の分析になります。
Google入力補助の太字とトピックフィルタは昨年から表示され始めた結果であり、表示傾向が少しずつ変わりつつあるため、大幅な変更があった際には再度分析したいと思います。
本記事を見てエルテスや検索エンジン評判対策について興味を持っていただいた方はサービスページをぜひのぞいてみてください。
本分析記事は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。