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【基礎編】Yahoo!の検索機能-関連検索/入力補助編-

こんにちは。エルテスの検索エンジン分析担当堀口です。

5本目の記事公開になりました。
いままで公開したnoteをまだご覧になっていない方はぜひ、お読みいただけますと嬉しいです。

今回も基礎的な内容になっていますが、企業のマーケティング・広報担当者に正しく検索エンジンのことを理解してもらうために、Yahoo!の検索機能 -関連検索/入力補助編-をお届けしたいと思います。


Yahoo!JAPANの検索機能

日本で多くのユーザが利用しているYahoo!JAPAN(以下、ヤフー)はポータルサイトでありつつ、検索エンジンの機能を有しています。

10年以上前からなので、知らない人もいるかもしれませんが、ヤフーはGoogleの検索エンジンを使用しています。

ただ、関連検索キーワードはヤフーの人気のあるコンテンツの一つであるため、ヤフーが独自に提供している機能の一つになります。

関連検索キーワードはヤフーがコンテンツ連携して表示

ヤフーの人気のあるコンテンツはそのサービス上にそのまま残ります。本件により影響を受けるのは、ウェブ検索結果の表示に必要な検索エンジン部分と検索連動型広告の表示に必要な配信システムの部分のみです。

ヤフーの検索サービスにおけるグーグルの検索エンジンの採用

Yahoo!関連検索とは

ヤフーは"Yahoo!関連検索"のことを以下のように説明しています。

「関連検索ワード」とは、
Yahoo!検索に入力されるキーワードの組み合わせや、関連性の高いキーワードを機械的に収集し、検索回数の多いものや関連性の高いものを独自のアルゴリズムに基づいて自動的に表示する機能です。

Yahoo!検索の利用者の動向に応じて、関連検索ワードとして表示される検索キーワードの組み合わせなどは自動的に変化します。

「関連検索ワード」とは

エルテスではヤフーの関連検索キーワードのことを"Yahoo!関連検索"と呼んでいます。

Yahoo!関連検索の横に虫眼鏡があるからか虫眼鏡と呼ぶ方もいます。

Yahoo!入力補助とは

ヤフーは”Yahoo!入力補助”のことを以下のように説明しています。

「キーワード入力補助機能」とは、
検索語入力欄にキーワードの一部を入力すると、検索キーワードの候補として、「関連検索ワード」が自動的に表示される機能です。

キーワード入力補助機能とは

エルテスではヤフーのキーワード入力補助機能のことを”Yahoo!入力補助”と呼んでいます。

Yahoo!入力補助はサジェストと呼ぶ方もいます。

先日、Google入力補助のことを記事にしていますのでご覧ください。

Yahoo!関連検索とYahoo!入力補助の違いとは

もしかしたらYahoo!関連検索とYahoo!入力補助のヤフーの説明を見て混乱した人もいるかもしれませんので、可能な範囲で整理します。

エルテス独自作成

整理すると上記表のようになりますので、それぞれ詳しくみていきます。

表示箇所

Yahoo!関連検索は検索結果の2か所に表示されます。

①検索語入力欄の下

ヤフーにて"東京"と検索した際の検索語入力欄の下に表示されるYahoo!関連検索

②ページ下部

ヤフーにて"東京"と検索した際のページ下部に表示されるYahoo!関連検索

Yahoo!入力補助は検索語入力欄の候補表示です。

ヤフーにて"東京"と検索した際のYahoo!入力補助

それぞれ表示箇所が異なます。

機能説明&表示内容

Yahoo!関連検索とYahoo!入力補助の機能説明は上記の通りです。
Yahoo!入力補助はYahoo!関連検索が含まれるとも読み取れます。

試しにYahoo!関連検索とYahoo!入力補助の一致率を算出してみると74.0%になりました。7割以上の一致率は結構高い数値だと思います。

Yahoo!関連検索とYahoo!入力補助の一致率
20検索キーワードの結果を元にエルテス独自算出

各違いのまとめ

表示箇所、機能説明、表示内容の違いを見ると、Yahoo!入力補助はYahoo!関連検索が表示されているわけではなく、それぞれ独自のアルゴリズムによって表示されていることがわかります。

Yahoo!関連検索、Yahoo!入力補助の一致率が74.0%だったため、表示内容の大部分は一致しているが、少し異なるという結果になりました。

正確なことはわかりませんが、ヤフーは「関連検索ワード」を用意しており、Yahoo!関連検索、Yahoo!入力補助の表示箇所によって若干異なる結果を表示していると思います。

上記のような機能にて多様なキーワードが表示されますが、場合によっては不自然・不適切な表示が見られることがあります。

Yahoo!関連検索/入力補助に不適切な表示が見られた場合の対処方法

Yahoo!関連検索/入力補助に不適切なキーワードが表示されている場合、以下の対処方法があります。

  1. ヤフーへの報告

  2. 関連コンテンツの改善

  3. 法的措置

  4. その他

それぞれ具体的に説明します。

1. ヤフーへの報告
Yahoo!検索 - お問い合わせフォームから関連検索ワードの情報削除を依頼することも可能です。申請にはYahoo! IDが必要です。

Yahoo!検索 - お問い合わせフォームから関連検索ワードの情報削除に遷移

2. Webサイト運営者への連絡
不適切なキーワードが表示される原因として、そのキーワードを含むWebサイトがヤフーの検索結果の上位に表示されている可能性があります。
Webサイトの運営者に、内容の改善を依頼するのも一つの手段です。

3.弁護士に相談する
誹謗中傷や名誉毀損、プライバシー侵害など、法的根拠がある場合は、弁護士に相談することをおすすめします。

4.その他
・専門業者への依頼:専門業者への相談も可能です。
 エルテスでは企業様からの相談を受け付けています。

注意点
・不適切なキーワードが必ずしも非表示化されるとは限りません。
・非表示化されたキーワードが、再表示されることもあります。

まとめ

今回の記事では、Yahoo!の検索機能である「関連検索」と「入力補助」の違いについて解説しています。両者は表示される場所や表示内容が異なります。

また、不適切なキーワードが表示された場合の対処法として、Yahoo!への報告や弁護士への相談などを紹介しました。

Yahoo!の検索機能に不適切なキーワードが表示されている場合、専門家に頼ってみてはいかがでしょうか。

以上がYahoo!の検索機能-関連検索/入力補助の説明になります。

本記事を見てエルテス検索エンジン評判対策について興味を持っていただいた方はサービスページをぜひのぞいてみてください。

本分析記事は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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