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「褒める習慣」は人も自分も幸せにする
私は「人を褒める」ことが得意だという自負がある。でもこれは、生まれ持っていた才能ではなく、後から身につけた力だ。
というのも、私はもともと自己肯定感が激低いし、人に対して厳しい人だった。(自己肯定感の話と、私の心が激せまだった話はこちらのnoteにて。)
でも最近気づいたのは、人に対しても、自分に対しても「褒める習慣」がついていること。褒めるクセがつけば、大抵のことはポジティブに変換できるし、人にも優しくなれる。
私のように自己肯定感が低い人に、そんな「褒める習慣」をおすすめしたいという話をしていく。
「褒める習慣」を身につけるためには
先も書いたように、私はここ数年で「褒め力」がついた。それは、編集を1000本するなかで、どんなライターさんでも「褒めポイントを探す・伝える」を意識してきたから。
実は私も、最初は人の褒めポイントを探すのに苦労した。たとえば、ライター講座の記事添削で「初心者さんの文章、基本もできていないし、技術的に褒めるところがねぇ…!!!!」となることも多々ある。
でも、記事で褒めるべきはライティング技術だけではない。その人の着眼点や切り口、考え方、世界観や、それを伝えようとする姿勢。そもそも、課題に真摯に取り組んでくれたことさえ、褒めるポイントなのだ。
何度も言うが、褒める力は才能じゃない。人のいいところを探して、言語化する習慣を続けることで、身につく力だと思っている。そんなことをしているうちに、日常生活でも人のいいところを見つけられるようになった。
気配りができてすごいね
話がめちゃくちゃおもしろいね
いつも人の話を聞いてくれてやさしいね
しっかり言葉を選んで発言してくれてるよね etc.
こうやって、周りの人のいいところがどんどん見えるようになるのだ。
人を褒める習慣があれば、自分も褒められる
そうやって、人のいいところに気づいて、言語化できるようになると「自分を褒める習慣」もついてくる。
これも何度も言うが、私はもともと自己肯定感が激低だ。今でも見た目や話し方、仕事や性格もコンプレックスまみれだ。
でも、日常的に「自分を褒める癖」をつけるようにしたら、自分を認めてあげられるようになった。自分のすべてを“良い”と思わなくていい。自分のほんの一部分、一瞬だけでもいいから「良いな」と思ったことを口に出してあげてみてほしい。
「私、いい文章書くな〜」「ライターさんにFBしててえらい!」「コミュニケーション丁寧!」
私は時々、そんな自分への褒め言葉を人に伝えることがあるし、SNSで発信することもある。それが他人からどう見えるかはわからないけど。
もちろん、心のなかで褒めてあげるだけでも良い。自分で“良い”と思えたことは大事にしてあげたいと思う。
パートナーを褒めまくったらイケメンになった話
こうやって「褒めるための方法」書いてきたが、そもそも、大人になってから人を褒めたり、人に褒められたりする経験が少ない人も多いと思った。
「人を褒めて、何かいいことあるの?」
そんな猜疑的なあなたに、ちょっとだけ、私と夫の話を聞いてほしい。
最近、夫がめちゃくちゃ筋トレにハマった。ほぼ毎日ジムに通って、たった3ヶ月の間で、THE理系なガリガリエンジニアだった夫が、なんだかゴリゴリのイケメンエンジニアになった。(メガネからコンタクトに変えて、胸筋が2倍になった)
もちろん大前提に、本人の努力が9割だ。でも、夫が変わった1割くらいは、私のおかげだと勝手に思っている(笑)。
たとえば、「夫くん、胸板厚いし、筋肉のポテンシャルあるよね」から始まり、「なんか腕太くなった?」「あれ、腹筋割れてるじゃん!」「今日も筋トレしたの?えらい!」と、とにかくポジティブな言葉をかけ続けた。
そうやって、毎日少しの変化や思っていることを伝えて、褒める習慣を続けたら、相手の行動やマインドも前向きになり、なにより自己肯定感が上がって毎日明るい顔をするようになった。(この話はまた詳しく書きます。笑)
***
何が言いたいかというと、「ほめる習慣」は人も自分も幸せにすること。マイナスなことはひとつもない。
言葉をかけた相手はうれしいし、より身近な人であれば自己肯定感も上がるかもしれない。でもなにより、「褒めることができている自分」を褒めてあげられる。
そうやって、「褒める習慣」で人も自分も幸せになれたら、めちゃくちゃハッピーな世界だよなぁと。もしいま自己肯定感が低い人がいたら「人や自分の褒めポイントを見つけて、伝えてあげる」ことから始めてほしい。