【入院日記】 「七週目 10月4日」
極力安静を心がけなければいけないのに、今日は起きたときから腰がじわじわと痛む。座ってじっとしていても痛む。ひどくなる訳ではないが痛み始めると鎮まらない。
妻がラジオを持ってきてくれたのに病棟内でAMは聴けず、代わりにFMを聴く。数年前から民放AMはFMでも聴けるようになっていて、今回初めてこのワイドバンドFMを試している。しかしこれではR1は聴けないのが残念だ。ラジオ深夜便はFMでも聞けるが、日中はネットでR1を聴くか、民放を聴くしかない。しかしいざ民放を聴いてみるとなんとも懐かしい雰囲気の番組がまだ残っていることを知る。イルカがまだしゃべっている。民放もまだ聴けるものだとあらためて知った。寧ろR1の方が急速につまらなくなってしまったのかもしれない。しかし日曜の午前中のR1はまだまだ面白い。そして午後からつまらなくなるのは今に始まったわけでもない。
今日もデイルームで写経をするも、この先が不安でならないのか今日は間違いがあまりにも多かった。落ち着いて写経に取り組むこともできないし、腰の痛みもうっすらながら続いている。部屋に戻れば今日も狂った婆さんの叫びがうっとうしい。今日も何かを打ちつけて音を立てて騒いでいる。
そこに妻からメールが来てわんこを連れて病院の前を通るというのでしばらくの間待っていた。病院敷地の一部は公的スペースでそこはわんこの散歩もでき、五階のデイルームからはそのスペースがよく見える。
こうしてしっかりと見えるかどうかも定かではないのにわんこを連れてきてくれるのはありがたいことだ。そしてここで入院が長引くのもしょうがないと思うことにした。できたらこのまま何もなく退院ができれば一番いいのだが。
昼食後は部屋で安静にする。ラジオを聴きながらのんびりしているが、今朝久しぶりにイルカの声を聞いて久しぶりにイルカが聴きたくなりYouTubeでライブを探して聴いた。
夕食後になってだいぶ腰の痛みも引いてきたので再びデイルームに行って写経と日記書きをする。腰の調子は安静にしていればそれほど痛みが激しくなるでもない。楽になれる姿勢を見つけてあとはできるだけ姿勢を維持する必要があるのだ。Skypeでわんこと対面もできた。この時間が一日でも一番の楽しみである■
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