福沢諭吉の『学問のすゝめ』- 橋本治
超有名なのに、みんな実は内容をよく知らない、『学問のすゝめ』の魅力を解説。
わかりやすい言葉で、わかりやすく教えてくれる本です。
『学問のすゝめ』初編より
世の中にむつかしき仕事もあり、やすき仕事もあり。そのむつかしき仕事をする者を身分重き人と名づけ、やすき仕事をする者を身分軽き人という。
人は生まれながらにして貴瓣貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり。
明治時代とは素晴らしい時代だったのだと改めて気づく1冊。
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