どこへだって行ける

この間、たまたま小学校の頃の同級生と
都内の電車の中でバッタリあった。
たまたま東京にいるタイミングで電車のホームで私を見かけ、声を掛けてくれたことが、2年前にもあった。

当時ばったり会った話から、現在の生活のこと、仕事のことを話していく会話の中で「地方には選択肢がないと思い込んでいる人が多い」という話になった。

SNSを知っていてもやったことがない人、東京に住んでいるユニークな人や同世代でいろんな生き方をしている人がいることを、知らないまま生きている人がいる。別に、知っていて、その生き方を自分はしないというのは、全然ありだと思う。知りたくないなら、それを強要する必要もない。ただ、知っていてやらないのと、全く知らないのは違う。だから発見するために、東京に来て、肌で感じに来ているという。
そして、そのちょうど2回とも私にバッタリ会っていると言うのだ。

そして、その2回とも私は、自分のルートを大幅に変更していつも乗らない駅にいたり、いつもと違う時間で違う車両にいたりする。

面白い偶然だ。

その子は、スケジュールは詰め込まず、聞きたいセミナーや講演がある時にひょこっと東京へ来て、日帰りで仙台へ帰るという。

わざわざ東京に来たからといって、
泊まることもなく、ひょいと来てひょいと帰っていく。
身軽で、自然で、とても自由だ。

その子は子供もいる。
例えば地方に住む人の中で、
「イベントに参加するためだけに東京へ行く」ってことを
「そんなことしちゃいけないよ」
って誰かに教わったわけでもないのに
自分で勝手に禁止している人を結構みる。

「私にはこのルールしかない」
と無自覚なまま、もしくは無意識のまま
自分の可能性を枠の中にとどめて
生きている人は、きっととても多いんだろうな、と思う。

せっかく海外に行くんだから、
もとをとらないとダメだ、とか
ある限りの時間に予定をめちゃくちゃに
詰め込んで、2泊くらいで旅程を組んで…って。
旅が大イベントになる。
大イベントになっておおごとになると、疲れる。
結構、疲れる。笑

そうすると、地方に住むことがハンデだと
感じてしまうようになってしまう。

でも、時間に余裕を作ると
okay!!行っちゃえってノリで移動することで
まるでその環境に住んでいるみたいに振る舞える。
こうなるともう自分がどこに住んでいるかとかは関係ない。

移動費という現実的な問題はあるけれど、
お金があってもやらない人は多い。
お金の問題にすることで、理想から目をそらすことのほうが簡単だし、多い気がする。

私も、もともと旅行会社にいたせいで
旅をおおごとにするパッケージを造成して、現地へ行ったりしてたんだけど、

それをやり続けたら疲れちゃって、
自然体で、まるでワープしたみたいに
やりたいことだけやって、帰ったらいいんだって
だんだん考え方が変わっていった。

私は、つい先日、8年ぶりに24時間以上、実家に滞在した。笑
それまでは、地元の海を見たいから、とか、
友人の出産祝いで子供の会いに行くとか、
日帰りだった。

１つやりたいことがあったら、そのためだけに動いたらいい。

自然とそう思えるようになって行動していた。

今はすごくフットワークが軽くなったと思う。

旅も、準備して行くと疲れるけど、
気軽に行くととても楽しい。

私は現地調達派なので、行きのキャリーケースは
いつもスカスカ。

地方に住んでいる人の例を挙げたけど、
勝手に自分の人生にルールを作って、
それを守らなくちゃと思って生活している人は地方に限らず東京にだって多いと思う。

だけど、自由に生きている人に触れた瞬間、
今までの思い込みが外れて、
一気に自由になって、人生が楽しくなったりする。

私も、いろんなルールに縛られていたけれど、
人との出会いによって、そのルールは都度削ぎ落とされて、身軽になっていく。

人との出会いは、人生を変えてくれる。
というか、人との出会い以外で、人生は変わらないと思う。

自分の中のルールに固められて動きにくくなるよりも、
色んなものを削ぎ落として得たものこそ、自由なんじゃないかな、って
最近思うようにもなった。

思い込みとも思っていなかった思い込みを外して、自由な生き方を手に入れて、好きなことを見つけられたり、自由にやり続ける人生をみんなが手にいれられたら…。

最近はそんなことばっかり考えている。

本当はみんな、
どこへだって行けるし、
なんだって出来るんだよね。

XXX

私の大好きな長倉さんの著書　＃移動力　にも、どれだけ移動の力が人生を変えるかっていうことが、書いてあって、読みやすくて、私みたいに３秒で寝ちゃうような人にもスラスラ読めて、オススメ。

Elliy